テリー・ギリアム監督の「Dr.パルナサスの鏡」を観てきた。
札幌駅のシネコンは超満員で、さぞかし話題なのだろうと思って、
ファクトリーへ流れたら、こっちの入りはそうでもなかった。
「アバター」と、なんか萌えアニメ?の客に圧倒されたが。
急死した、ヒース・レジャーの出演作でも話題で、
同じ役を四人の俳優が現実と非現実のシーンで分担している。
しかし個人的な趣味のせい?で、
イケメン外国人男優の見分けがつかず、
そういえばいつの間にかジョニー・デップになっている、
なんて・・・失礼。
(実際、混乱するような仕掛けになっている)
ただヒロイン、モデル出身の彼女の魅力がいまいちだったのは残念。
(しかし、超がつく売れっ子らしい・・・)
内容は、昔「未来世紀ブラジル」を観た時のギリアム作品の感触と同じで、
正直解りにくい。笑いのツボも。わかる人にはたまらないらしいが。
週末の午後のけだるい時間に見たので、
眠たくて自分の夢と映画の非現実シーンがごちゃ混ぜに。
さらになんだかわかんなくなった(´・ω・`)
それでも、なんとなくラストはうまくまとまったようで、
だまされた感もあるが・・・まあ、見て損はなかった。
独特の美的センスがあるCGはひとつの見どころ。
この映画で重要な悪魔の役にトム・ウェイツ。
先月、映画館の出入り口で彼の大きな顔写真を見つけたのが、
これを観に行ったきっかけ。
名演というほどではないけれど、顔で演技している感じ。
さすがに、トムはほかの男優たちと見分けがついた。
劇中でトムが歌うシーンはなかったような気がするが、
家に帰ってひさしぶりにこのアルバムを棚からひとつまみ。

Tom Waits The Heart of Saturday Night
週末の夜、ひとりで酒を飲みながら聴くのに、
これ以上のモノはあるだろうか。
まあ、ないわけじゃないけれど。
ジャズとブルースがこれだけで味わえて、
大人の酔い方がわかったような気分にさせてくれる。
これを買ったのは学校を卒業して、
札幌にやってきて間もない頃。
個人的に孤独な青春時代のBGMともいえる。
この次に手にした「RAIN DOG」で、
その声の変わりぶりに驚くのは、わりとお約束の音楽体験か。
このネタ、前にも書いたような気がするけど、デジャヴ?
まあ、いいさ。龍角散トローチ。
ひきつづき、酔わせてください(´・ω・`)

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