28年ぶりにエレキの神様のコンサートへ。
私の人生初めて観たライヴというのが、
高校にやってきた寺内タケシとブルージーンズだった。
場所はあの「最後の日」コンサートも記憶に新しい札幌市民会館。
いまは札幌市民ホールとして生まれ変わっている。
開演は13時!・・・よし、行こうと決めたのが12時だった(笑)。
当日券で一番安いB席のチケットを買って3階へ。
真ん中の席で、見晴らしも良くてばっちりだ。
開演とともに流れたのは寺内さんの略歴の説明!
そして「2001年宇宙の旅」のあのクラシック曲をバックにメンバー登場。
ステージは非常に簡素だが、
各メンバーの足元の青いマットとオレンジのコードがまぶしい。
寺内さんは真っ赤なスーツ(第2部では白いスーツ)、
メンバーはアロハと白いパンツのさわやか仕様。
基本的に寺内さんのトーク(ほとんど司会者)とバンド演奏が同時進行。
客を巻き込みながら徐々に盛り上げていくステージングは見事。
もちろんバンドも達者で、
寺内さんの「気分」で決まる選曲にすばやく対応する。
バンドは来年結成50年を迎える。
寺内さんも70代だがギターを持つ姿勢もきまっていて貫禄のプレイ。
映画音楽のカバーなど、
アンサンブルをじっくりと聴かせる曲も多かった。
専属の女性ボーカリストによるミュージカル・メドレーも。
やはり、ベンチャーズや加山雄三のテケテケなナンバーが出ると胸が躍る。
後半は「運命」、「津軽じょんがら節」で盛り上がる。
あの高速ピッキングやアームを駆使したプレイが光る。
ゲストにザ・サーフコースターズの中シゲヲさんも登場。
自分のオリジナルも含めて2曲演奏。
ブルージーンズをバックに奮闘する様は感動的。
ラストは寺内さんがマイクを持って歌う。
高校時代観たときもそうだった。
最後に「ギターは弾かないと音は出ない」というメッセージを残して、
ステージを去っていった。重いフレーズだ。
そのあとはロビーでサイン会。
ベスト・アルバムを一枚買って列に並んだ。
緊張して早口で「高校に来てていただいたとき以来です!30年ぶり・・・」。
丁寧に話を聞き返してくれて、
おおそーかといいながらCDにサインを書いて、握手。
ドキドキしながら立ち去るそのとき、
背中越しに「それは俺の兄貴じゃないか〜?」という、
非常にナイスなお言葉。
いやあ、感無量です。世界のテリー最高!
そして目の前には、ギターケースを手にした中シゲヲさんが!
ちょうどザ・サーフコースターズのベスト盤も買っていたので、
思わずサインをお願いする。
快く私の名前も入れて丁寧にサインをいただいた。
さらに感激です。
なんか、すっかり高校生のギター少年な気分だ。
これでいいのだな?

入り口で豪華なパンフレットが配られるのもすごい!

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