いよいよ、やってきた!
「山下達郎 シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984-2012」
封切直後で混雑すると思ったので、
午前中に札幌シネマ・フロンティアへ行って指定席予約。
案の定、17時の一回目は満席だったが、
つぎの19時で真ん中あたりの良い席がとれた。
映像集なので当たり前なのだが、
動く達郎さんの姿がアップで観られるという、
なんとなくストレンジかつ至福の一時間半。
すでに公式HPで曲目やダイジェスト映像がUPされていて、
テレビの『JAPAN COUNTDOWN』でも映像が流れていた。
実際に映画館で観てまず感動したのは、
あのブラウンのテレキャスターをかき鳴らしながら歌うナンバーが
立て続けに飛び出してきたこと。
80年代の若き達郎氏。油の乗りまくり時期か。
やっぱり一曲目は「FOR YOU」からの、
メジャー7thコードのカッティング一発なイントロのあの曲。
激しくギターを鳴らしながら入魂のシャウト。
アクションは控えめだけど絶えず全身が震えている。
その鬼気迫るパフォーマンスはガレージ・バンド的なワイルドさを感じた。
とてもシティ・ポップスの何とかじゃないような(笑)。
やっぱりイースタンユースやサンボマスターなど同属なのか・・・。
ニュー・アルバムからのバラード。
もともと映画の挿入歌として発表されたが、
昨年の震災を機に特別の意味を持ち始めた曲。
演奏の間に語られる達郎氏の言葉が、
このシアター・ライヴでいちばん感銘を受けたところ。
是非、劇場へ足を運んで聴いてほしいと思った。
選曲はいわゆるヒット・パレード的なものではないが、
わたしのようなほどほどのファンにも十分楽しめる内容。
どれも食い入るように観るしかない、素晴らしい演奏。
個人的な思い出も絡んで何度も目頭が熱くなったが、
極めつけはなんと北の空の下で歌われるあの曲。
ホールから一気にアウトドアへ。
それもあの日のあの場所!
思わずステージからのショットのなかのどこかに映っているであろう、
自分の姿を探してしまったが無駄だった(笑)。
土曜日の夜に観られたのもラッキー。
なんといっても「DOWNTOWNへくりだそう」だから。

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