8.16FRI
■エマーソン北村
正式なステージではないが。
会場の入場スタイルが変わって、
いつも利用しているFORESTテントサイトへすぐ行けるゲートが出来た。
ゲートを抜けるとやわかな鍵盤の調べ。
エマーソン北村氏がひとりで「よーこそ」演奏を繰り広げていた。
横にはタキシードの男性が看板を持って立っている。
どこかで見たことがあると思ったら、
清志郎の「マントショー」でいつもマントを持ってくるひとだった!
(山本さんというらしい)
■怒髪天RSR石狩鍋Special
道産子ロックバンドの希望の星。
来年の武道館公演も決まって、
オープニングは彼らしかいないといったところか。
サポートにソウルフラワーや勝手にしやがれ等のメンバーも加えた大所帯。
背後にはふんどし姿の男衆、祭太郎、謎?のゆるキャラも。
前半は代表ナンバー連発、
後半はレキシ、スクービードウーをゲストに関連曲を披露。
スクービーは二日目に感動の初サンステージを踏むのだが、
もうすでにこのステージに立っているという。
ラストは「め組のひと」で占めるという、
いかにも彼ららしい何でもありの寄せ鍋状態。
今年も石狩の空に増子さんの声が響いている。
生きててよかったな。

まぶしいぜ
■グループ魂
ロック・イン・ジャパンのレポート記事でなんとなくわかっていたが。
オープニングは「あまちゃんのテーマ」のオリジナル音源に乗って、
港カヲルが天野アキの海女姿に扮してステージを跳ねている。
ここだけでもう満足。笑いが止まらない。
EARTH TENTは音の反響がきつくてMCの内容が聞き取りにくいのが難点。
せっかくのネタも内容が良くわからず。
でも、身も蓋もない下ネタ連発なんで。まあいいか。
正直ついていけないノリも多し(笑)。
もちろん「南部ダイバー」もしっかり歌ってた。
阿部サダヲのヴォーカルはあいかわらず強烈だった。
■完熟トリオ (小坂忠/鈴木茂/中野督夫)
テントサイトがあるBOHEMIAN GARDENへ。
ここはのんびり地べたで足を伸ばして観られる。
定期的に座らないとつらい。
昨年のペニーレーンのライヴで「ライジングに出たい」と呟いていたが、
早速その夢が叶った。
山下達郎が出たときにカバーしていた「砂の女」、
今回はオリジナル!鈴木茂の歌とギターで。
小坂忠の歌う「機関車」、「ほうろう」には本当にしびれた。
パワフルでいてすっと胸に響いてくる。素直に感動した。
カバーの「青い影」はオリジナルのハモンド・オルガンのフレーズを、
鈴木茂のギターで。
楽器は今回パーカッションはおらずギター3本だけだが、
申し分ない豊かさがあった。
■ZEPPET STORE
1999年の出場組。
一度解散した2005年にも出演しているが、
またバンド再開、再び石狩へ!
スマートいうか楽曲のセンスの良さが際立ったバンドで、
知らない曲ばかりでもぐいぐい引き込まれていく。
でも三曲ほど聴いてSUNへ移動。すみません。
■仲井戸“CHABO”麗市 Friday Night Session
今年のCHABOはSUNSTAGEでのスペシャル・メニュー。
前半は昨年作成された「新人バンド」、
the dayでの演奏。
曲は去年と同じ書き下ろしナンバーに、
お馴染みのストーンズの新しめの曲のカバーがセッティング。
あいかわらずKenkenのスラッピング・ベースが強烈。
言いだしっぺの達也よりも生き生きしているように見えた。
後半は古い付き合いのメンバーで!
ドラムは新井田耕造!サックスは梅津和時!
あのユーメイなバンド時代の顔ぶれだぜ。
鍵盤にはDr.kyOn、ベースはやはり早川岳晴!
一発目のゲストはCharでCHABOとのブルージーな掛け合いが展開されていたが、
ここでまた移動の時間!
このあと、民生や増子さんを呼んで、
RCなステージで盛り上がったそうだが、すまないな。
でも、清志郎なら許してくれるだろう。
LOVE JETSのメンバーがいるステージへ!
ザ・コレクターズのステージが終わって外へ出ると、
サッチモのあの曲。
いつも最後のメンバーとの肩組でかかっている。
ステージは二時間たっぷりやってたのだ!
でも、このあともCHABOに会える機会はあったんだぜ。
ああ、ロックの神様!
■THE COLLECTORS
7年ぶり二度目のライジング出演。待ちに待っていた!
去年から小屋に変わって出来たのかな?
defgarageという小さめのテントステージ。
数列目のど真ん中でかぶりつきをきめる。
まず、楽器の三人が登場。
ツアーではリッケンで通していたコータローだったが、
またメインはギブソン335に戻っていた。
ブルージーなギターで少しづつ温まったところで、
ユニオンジャック姿のリーダー加藤ひさし登場。
歓声が熱い!
一発目は今年のツアー札幌公演と同じ、
いわゆるキラー・チューン!
(名前を連呼するあれだ)
リーダーのMCも快調で、
語る所じゃないとこでも炸裂してコータロー氏の指摘を受けていた。
ポットキャストのノリも全開(笑)。
とりあえず、MCは怒髪天以上との本人の弁。
初見のオーディエンスにも強烈にアピール。
いちいち大爆笑の渦が!
曲の方は必殺ナンバー立て続け。
一番新しい「プロポーズ・ソング」もよりソウルフルに響いた。
やっぱり「TOUGH」のハンドクラップは盛り上がるな。
「世界を止めて」も惜しみなく披露&大合唱!
エンディングも素晴らしい。
コンパクトなフェス仕様だけあって、
振り絞るような迫力でぐいぐい迫ってくる。
古市コータローのギターは激しいときもメロウなときも、
一貫したしなやかさがある。男の美学的な何か。
弾き姿がいちいちきまりまくっている憎いやつ!
ますます惚れた。
本当に最強の四人だ。
アンコールはとびきりの高速ナンバーできめてくれた。
大満足のフルコース・メニュー。
間違いなく今年のベスト・アクトだろう。

昼間のdef

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