ひさしぶりのザ・クロマニヨンズに行ってきた。
今年の春のツアーは札幌公演なしだったが、
後半はなんとホール中心になって札幌市民ホール!
ここは元札幌市民会館であり、
清志郎が北海道で最後にステージに立った場所。
わたしが最後に清志郎を観た場所。
ヒロトとマーシーを椅子付きの大きな会場で観るのも、
ブルーハーツがデビューした時の道新ホール以来だな。
いろいろと意味がありすぎて、
行く前から胸がいっぱいだった。
日曜日でも出張が入る可能性もあるので、
ギリギリガガンガンでとったチケットは二階席。
しかし、かえってステージの様子をじっくり味わえてよかった。
(後ろは空いていたので左右も余裕があって楽に踊れたし)
カツジのツーバスも大迫力だった!
ステージのバックにはニュー・アルバムのタイトル、
「イエティVSクロマニヨン」が大きく描かれていた。
客入れのBGMも凝っていて、
昔の特撮映画のサントラの挿入歌ばかり。
子門真人歌唱と思われるゴジラ映画の曲が耳に残った。
変な歌詞が多いが、演奏のクオリティはすごい!
いつもは洋物のロックンロールなんかがかかっているので、
ホールのドアを開けた途端に異様な感じが。
でもヒロトとマーシーの選曲なんだろうな。きっと。
前説のお兄さんの挨拶を観るのも久しぶりだ。
あいかわらず独特の熱さを持っているな(笑)。
そして、メンバー登場!
ヒロト!マーシー!の歓声で熱気が急上昇。
「突撃ロック」でスタート!
うわさ通りニューアルバム全曲演奏した。
曲順もアルバムと同じだったが、
その要所要所に旧作ナンバーを挿入。
アルバムの曲をレコードのA面B面に分けて語るヒロト。
アナログ愛に溢れていた。
レコードの回転数などの蘊蓄もちらほら。
ファーストの「タリホー」が復活していたのが嬉しかった。
「歩くチブ」はさらに超高速ナンバーになったような。
スラッシュ・メタル化?気のせい?
セカンドからの「夢の島バラード」も熱かったな。
毎回楽しみなのが「底なしブルー」。
イントロ中にマーシーがギターをストラトの水色くんから、
メインのレスポールJrに換えるところがかっこよかった。
(なんだか時間がかかっていてまたスリリングだった)
水色くんストラトは「グリセリンクイーン」で弾いていた。
道民向けネタとしては、
ヒロトのストーンズ札幌公演のミック・ジャガーの、
「なまら…べや」MC再現。笑った。
たしか北海道までもストーンズ追っかけてたんだよな、
ヒロトとマーシーは。
シンプルなセットで最後まで突っ走る!
と思いきや、「炎」のイントロと同時に、
バックにどでかい仕掛けが!
「炎」のイントロだけでも十分感動的なのに、
こんなことをやられては涙腺大決壊!
(しなかったけど)
「エイトビート」はやってくれなかったけど、
聴きたい定番ナンバーは勢ぞろい。期待は裏切らない。
マーシーのギターは冴えまくり。
チョーキングの質感が他のギタリストとはひと味ちがう!
ライヴが終わったあとは、
ザ・ピーナッツのモスラの歌が高らかに鳴っていた。

「イエーってイエティ!」って清志郎なら言うかな?

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