ついにやってきた!
2014年4月13日日曜日。
ボブ・ディラン札幌公演の初日に行ってきた。
約二時間ちょっと(休憩20分を含む)のステージ。
あっという間に風に吹かれて去って行った。
定刻通りのスタートでボブが登場すると、
とびきりの拍手と歓声が響いた。
選曲は東京公演とほとんど変わらず?
新しめのナンバー多め。
最近の彼はステージでギターを持たない。
手ぶらで中央のマイクに向かうか、
ステージ右手にセットされたキーボードを弾くか。
私にとっても弾き語り界の神様でもあるので、
それはかなりさびしいことなのだが。
適度に腰を下ろさないと大変なのかな。
私もも二時間の立ちっぱなしはつらい・・・。
しかし、ときおり隠し持っていた(?)
ハーモニカを取り出し吹くと、
また大きな歓声が沸きあがる。
とびきり無駄を省いたシンプルなプレイながら、
しっかり聴かせるところが凄いなあ。
声とハーモニカで十分イケる!
「Oh Mercy」からの「What Good Am I?」、
独特の間があるメロディが好きだ。
最新アルバム「Tenpest」から、
味のあるPVも記憶に新しい「Duquesne Whistle」。
このスウィング感で会場の熱気も急上昇。
個人的には好きなアルバム「血の轍」からの2曲がうれしかった。
(「こんがらがって」と「ひとひねり」)
シンプルなギターのカッティングのイントロに重なる、
ボブの声がクールな「Love Sick」はゾクゾクする。
このあと休憩時間で引っ込む際に、
ボブは「アリガトウ!」と言った。
ギターといえばステージ中央で弾いているのは、
チャーリー・セクストン!
リードを弾きまくってはいるのだけど、
全体的にギターの音量は控えめな感じ。
そのかわりドラムの音ははっきりしていて、
ロックはドラムだ!とばかりのビート感。
音のバランスは私の立ち位置なのか?
会場によるものなのか?謎。
でも、ステージ観ているあいだはずっと体が動いていたな。
(足腰がガタガタになっったけど)
本編ラストは最新アルバムからの「Long And Wasted Years」、
ドラマチックなメロディがボブのヴォーカルと交互に鳴り響く。
なんだか「蛍の光」みたいな切なさが襲ってくる。泣ける。
いったんボブとバンドが引っ込んで、、
次第に手拍子が大きくなってゆく。
アンコール1曲目はおなじみの「見張塔」!
武道館で観たときはドラマーがスティックが折れて飛び散るほど
力が入っていたが、今夜もドラムが一番ラウド!
ボブのキーボードもスリリングだった。
ラストは「風に吹かれて」。
アコギ弾き語りの定番とは似ても似つかない、
別物バージョンのバンド演奏。
最初は鍵盤を弾きながら、
最後はハーモニカのソロをきめてエンディング。
ステージから姿を消した。
また、会う日まで!
(ボブは明日もここでやるのだが)
札幌だから特別に「北国の少女」とかは…なしだった。
整理番号は10番だったが、Eブロックは立ち見ゾーンのうしろのほう。
それでも、御大の姿はばっちり。長身の特権でもあるが。

わりと速やかに中に入れたが、まだ寒いよ北国。
前回の札幌公演のグッズは地味なステッカー1種のみだったが、
今回はTシャツ各種、トートバッグ、
タオルなど充実すぎる品ぞろえ。デザインもそそる。
行く前からチェックして決めていた。
絞りに絞って、キーチェーン1個に。

実物もいい感じ。
彼の「終わりなき旅」の一瞬でも、
加わることができて、たいへん光栄です。

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