ハリーの新しいディスクはストリート・スライダーズのセルフ・カバー。バンドでデビューしてから25周年になるという。
ひとりスライダーズ。アコースティック・ギターの弾き語りが中心で、時々エレキの歪みが加わったり、エレキだけで歌ったり。演奏はすべてハリーの手によるものだ。無駄な音はここにはいっさい入っていない。
「のら犬にさえなれない」を冒頭に持ってきたのはちょっと意外だった。それも、ハリーにしてはといったら失礼かもしれないけど、流暢な弦さばきのイントロ。ラストのソロもバッキングなしで、かつて蘭丸が担当していたフレーズをアコギで弾き通している。
昔の突き刺さるよなシャウトも良いけど、歳を重ねたヴォーカルはますます味が増したという印象。
オープニングの一曲で、これはかなりの作品集になっていると確信した。
全12曲通して聴き終わった後もこの手応えは変わらず。ひとりでも、THE STREET SLIDERSなんだ。
(曲ごとの解説なんで野暮だよな・・・)
この曲が、このビートで来たか!というお楽しみもありで。これは聴かなきゃな。教えない。
ハリーの書く詞には、私の人生のいろいろな場面で何度も助けられたというか・・・。いや、「まあ、こんなもんだぜ」と肩を叩かれた事の方が多かったかな。どっちにしろ、いつでも一緒だったような気がする。うまく言えないけど。まあ、いいか。
日曜はタワー・レコードのインストア・ライヴのために札幌にやってくる。
もう来ているのかな?北海道。明日行くよ。

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