慌ただしい一年もあと一か月。
今年も「これだけは!」と思ったライヴへは、
なんとか時間を作って出かけてきた。
たぶん今年のラストと思われるステージは、
最高のロックンロール・ショウだった!
それは週末の2daysススキノで行われた。
「The Rock Meeting in Sapporo」というロックロール・セッション。
知る人ぞ知る日本のロックンロール・バンドメンが揃った。
私が行ったのは最終の日曜日。
藤井一彦さんが参加するというので、
マッハで2日目のチケット購入決めたのだけど、
(泣く泣く一日だけ)
今夜のメイン・ヴォーカルは彼だったのは嬉しい悲鳴。
アコギ・ソロは何度かあったが、
エレキ・スタイルで歌う一彦さんを拝めるのは、
なんと89年のTHE GROOVERSベッシーホール以来!
会場に入るなり角瓶ロックなど飲んで、
グルーヴァー&ライジング仲間と再会してすっかりいい気持ち。
オープニング・アクトで地元のロッケンロールバンド二組。
とくに二番手のベテランがいい音していた。
ザ・モッズのファンなので今夜はとても感激しているというMC興奮状態。
今夜のセッションのドラマーは元ザ・モッズの梶浦さんなのだ!
あのマクセルのカセットテープのCMで木に登ってた人だぜ!
ステージに白い幕が張られて機材チェンジ。
いよいよ本編スタート。One Nightsのメンバー四人が登場。
予告通り一彦さんがステージの真ん中に立って、
ボ・ディドリー・ビートをかき鳴らす。
一曲目はTHE GROOVERSのオリジナル「放浪の運命」。
いきなり来た!
我が人生のテーマ!
最新式?ジャズマスター型のエレキを抱えて歌う姿を目の前に、
「待ってたぜ!」と心の中で叫んだ(笑)。
セットリストは下の写真を参照してもらうとして、
もう一曲のTHE GROOVERSオリジナルは「乱気流ガール」。
初見のひとものりやすいミディアムテンポで、
サビの歌いやすさもポイント。
ほかにルー・リード、HEATWAVE、ルースターズのカバー。
どれも濃いめのファンにはおなじみの逸品揃い。
本編のラストで「Peace,Love and understanding」!
さりげなく、熱い想いを込めた選曲だと思う。
土曜日のメインだったTHE PRIVATES延原さんも数曲歌った。
今年のライジングのR&Rセッションでもご活躍。
あいかわらず愛嬌あるキャラで会場に笑いの花を咲かせた。
ザ・モッズはライジングサンと芸森のイベントで何度か観たが、
じつに気持ち良いエイト・ビートを刻む。
HEATWAVE渡辺さんとのコンビネーションもいい。
難しいことは考えず、ビートに身を任せばすべてはオーライ。
ただ、それだけ。
こういうライヴはまず出演者が楽しむことが一番だし、
ステージの上で楽しんでいるのを観るのが最高の喜び。
会場の広さも集まる人たちもちょうどいい感じ。
(やる側としては満員になることに越したことはないだろうけど)
アンコールは「Honky Tonk Women」「Root66」の大定番。
非常にわかりやすい。今夜は最高!(笑)
ストーンズとクラッシュのレコードが鳴り響くなか、
会場でもう一杯。談笑タイム。
梶原さんはアクセサリー小物のブランドを持っていて、
自ら会場で販売もやっていた(名刺をいただいた)。
ついビール片手にCD売っている一彦さんに駆け寄り、
酔いに任せてまた話しかけてしまった。
毎度、気さくに答えてくれる偉大なロックンローラー氏。
すみません。ありがとうございました。
ひさしぶりにこのままでは帰りたくないモード。
会場で知り合ったグルーヴァーな人たちと居酒屋で打ち上げ。
終電ギリギリまで濃い話で盛り上がって帰宅。
ロックンロールしかない完璧な日。
もう、言うことも書くこともありません。

お店の名に恥じず、酔っ払いサルに!

日本一ロックギタリストの足元!

エレクトリックな一彦さんはこの日以来か。
ロングタイムアゴー。

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