『世界の中心で、愛をさけぶ』
行定 勲 (監督)
長澤まさみ (主演男優)
森山未來 (主演男優)
大沢たかお (男優)
柴咲コウ (女優)
山崎努 (男優)
2004年制作
2004年公開
☆☆
もう最初から号泣する気で気合を入れて観たんだけどね、最後まで泣けなかった・・・。全然ダメ。だいたい、世界の中心で、愛を叫んでねーじゃねーかっっ!!
この映画はヒットしたのかな。変な言い方だけど、原作小説(『
世界の中心で、愛を叫ぶ』片山恭一 小学館 2001年)なりTVドラマ版を観て既にストーリーを知っている人向けの映画、という感じがした。何か物足りないんだよなぁ。同じストーリでもっと泣ける映画は作れると思う。じゃあお前作ってみろって言われたら困るけど。
大沢たかおも、柴咲コウも、長澤まさみも、森山未来も、顔は好きよ。でも、柴崎コウ演じる律子はもっと活かせると思うし、音楽は全部ピアノ曲にした方が良かったんじゃないかなぁ。
これじゃ泣けないっス。(ただし、ピアノを練習しようかという気持ちにはなりました。)
※アマゾンのレビューを読んでいたら、「若い時はつい自分達が世界の中心だなんて思ってしまいますよね」的なことが書かれていた。僕は自分が世界の中心にいると思ったことは一度もない。むしろ、自分は世界の片隅でひっそり生きていると思っている。1987年にブルーハーツがファーストアルバムを発表する。B面に『世界のまん中』という曲が収められている。当時ヒロトはインタビューに応えてこう言っていた。「皆、世界の片隅で誰にも知られず生きていると思っているんだろう。だけどそれは違う。皆、それぞれが世界のまん中じゃないか。皆、世界のまん中で精一杯生きているじゃないか。」僕は自分が世界のまん中で生きているとはどうしても思えないのだけど、ここが世界の片隅のつまらない場所ではないんだというヒロトの言葉は忘れない。

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