2018/2/18

卒業を控えた3年生の感想(15)   一般

 3年間部活もしてないし、特に何か柴島高校に貢献したなって思ったこともひとつもなかった。でも高3になって「託すHR」で読んでほしいと言われ、今まで前に立つことが苦手で絶対に嫌やったけど、たくさんプレゼンとかしてきたおかげで前に立つ勇気が生まれて、「託すHR」で託すことができた。そのおかげか、卒業研究の最終プレゼンも思っていたより緊張しなくて楽しかった。

 オープンスクールにも参加して、中学生に話をしたりするのもすごくいい思い出になったし、3年間通ってやっと柴島高校の役に立てたかなって思いました。

 この学校に来て、前に立って話をしたりできるようになったし、たくさんの授業のお陰で人見知りも減って話しかけられるようになりました。


 「託すHR」とは卒業を目前に控えた3年生が後輩である1・2年生にいろいろなことを「託す」HRで、4月の「学校開き」や1年生HR合宿での「クラス開き」と並んで、昔から続けている本校ならではの行事である。

 「託す」内容は、ある者は母校のこと、ある者はクラブや体育祭のこと、ある者は自分の進路の経験を踏まえて1・2年生のときに何をすべきかを語り、ある者は柴島で過ごした3年間を総括したことを後輩に伝えたりする。

 その方法は、例えば3年1組から「託すHR」で語りたい生徒を募る。だいたい5〜10人ぐらいか。人数が少ない場合は上記生徒のように担任からの打診があり、生徒を2チームに分けて、それぞれが交互に1年1組・2年1組(体育祭の団構成と同じ)の教室まで行って語るというのが一般的だ。だいたい1人5分以内ぐらいか。

 後輩は先輩の言葉を聞いて何かを感じてほしい、後輩に語ることで自分の高校生活を振り返って高校生活を総括してほしい、そういう願いを込めて3年生の担任は我がクラスの生徒を送り出す。

 本校では、受験科目(たいてい講義形式)ではない「総合学科特有の科目」では、教科書のない科目もあり、歴代担当者が独自の教材などを作り、実習やフィールドワーク、調査研究、班ごとの発表など、いわゆる「アクティブラーニング」的なものを取り入れて授業を展開している。

 当然、自分が調査した内容をパワーポイントや模造紙を使って発表する機会が増え、担当者はそれを評価の対象とする。生徒同士が相互評価をして、今後の参考にすべくその全員分の結果を発表した生徒に返すこともある。

 上記生徒のように、入学当初は「前に立つことが苦手で絶対に嫌やった」生徒も、場数を踏むごとに徐々に慣れてくる。そして3年最後の「卒業研究」発表のときに、「前で発表するなんて絶対にイヤ」と駄々をこねている生徒はあまり聞いたことはない。

 この柴島での経験は即受験に直結するものではないが、将来生徒たちの「生きる力」として何かの時に役に立つのではないかと思う。

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