2017/11/28

観光学フィールドワーク 晩秋の京都(1)  授業・HR

2017(平成29)年11月27日(月)

 13:00 体育館下集合 点呼 裏門から崇禅寺駅へ

 13:14 阪急崇禅寺駅から普通に乗車 淡路駅で特急に乗り換え

 13:43 四条河原町駅に到着

 「高瀬川」は1611(慶長16)年、京都中心部と伏見(淀川の港町)を結ぶために角倉了以によって作られた運河。「高瀬舟」がコメや物資を運んだ。安楽死をテーマにした森鴎外の『高瀬舟』でも有名。

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 目前で焼いている餅に生徒たちの視線が注がれる。「グルメ」は「観光」の重要なコンテンツであり、「フィールドワーク」という授業の最中とはいえ、彼女らの興味関心も前向きにとらえたい。

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 四条大橋の上から鴨川の川面(かわも)をのぞむ。「マガモ」か「カルガモ」かは知らないが、今日はやけに「カモ」が多かった。どんな酷暑の真夏でも、鴨川にかかる大橋の上では一陣の風が吹いて心地よい。

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 ここ「四条河原」は「歌舞伎」発祥の地。1603(慶長8)年にこの地で「かぶき踊り」を始めたとされる。当時の鴨川は今のようなコンクリートの護岸などない自然堤防で、川の端っこにできた石ころだらけの河原で、ゲリラ的に何かを踊り始めてこれが話題になったと思われる。

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 井筒屋八ッ橋 祇園本店

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 祇園を流れる白川

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 「祇園」は江戸時代以来の「茶屋」や「料亭」が立ち並ぶ「花街」。時折見かける「舞妓(まいこ)」はたいていレンタル衣装を着た観光客で、これを本物と勘違いして撮影したりしている観光客がいるが、歩き方を見ればその差は一目瞭然。

 この界隈は「祇園新橋」といい、文化財保護法により「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている。1階と2階の間にある「軒(のき)」や「すだれ」が作り出す「遠近法の直線」はこの地区の特徴であり、家を改築する際も細かなルールがあるという。

 「地味なコンビニ」に代表されるように、京都中心部には派手な看板やネオンがない。古都京都の雰囲気を味わう観光客にとってこれは嬉しいことだが、その地で商売したり暮らしたりしている人の間では賛否両論があるらしい。当然のことと思う。 

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 さすが広角16mm。祇園新橋と白川沿いの両筋が撮影できた。

 サクラが並ぶ白川沿いは春のライトアップが有名だったが、あまりに観光客が集まり過ぎて「危険」と判断した地元住民の苦渋の決断で近年中止となった。

 フィールドワーク当日も、中国や韓国、そして「ヒジャブ」を頭からかぶったイスラム教の国々(たいていインドネシアかマレーシア)からの観光客が多かったが、「集まりすぎ」によるマイナス面の克服が「観光立国」をめざす日本の課題でもある。

 背後に見えるのが「辰巳大明神」。祇園の舞妓や芸妓が芸事の上達を願って訪れる。ドラマのロケ地としても有名。

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 有名芸能人の名前もある「瑞垣(みずがき)」。

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 観光客でにぎわう「巽橋」。

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 左右の家屋の壁にある緩やかなカーブを描く垣根が「犬矢来(いぬやらい)」。語源は犬や猫などが小便をひっかけないようにという意味だが、小便だけでなく地面に近い壁面は水などがかかって腐食しやすいので、それを防ぐために設置されている。

 同じ観光客同士の交流もフィールドワークの楽しみのひとつ。

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 白川沿いを歩いて、いざ『京都地検の女』や『ぼく明日』のロケ地にもなった「一本橋(行者橋)」へ向かう。

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 以下次号



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