6月7日、無事に日本へ到着した。
心配された飛行機内での、
青少年張り切りハイパー症候群も起こる事なく、
難なく成田でランディング。
しかし、私は加齢による体力の衰えかなんなのか、
今回のフライトは、ほとんど寝られず、
本当に辛かった。
ウトウトしかけると、同じ並びに座っていた窓際の
中国人が必ず窓のブラインドを開けるので閉口した。
最後には、エコノミー症候群を避ける為の運動に、
窓を開けたままで出かける始末。
思わず、その時には立ち上がって閉めに行ったったわ。
飛行機から降りた途端に、ムシムシをものごっつう
体感。カリフォルニアでさえ、長年をユタで
過ごしたこの身にとっては時々耐え難い程に
ムシムシだわ、と感じていたのだが、
あんなのはムシムシとは言わなかったのだ、
と、出来れば手をついて膝をついて脱力したい位に
ムシムシを味わった。
だが、そのムシムシも、今大阪にいる身にとっては、
あってないようなものだったのだ、と思っている。
あ、汗が、汗が、止まりません。
飛行機はかなり遅れて、到着したのが
ほぼ5時だったので、それから横浜の知人宅に
よせてもらった時には、もう9時になりなんとしていた。
ああ、疲れた、疲れた。だけれど、きっと
よく眠れるに違いない・・・、
きっときっと時差ボケはないに違いない・・・と、
眠りにつくも、しっかり午前2時半に起床。
アホみたいに布団の上に起き直って、
荷物の整理をした。
それから、持参している本を10ページ読む。
そこの所で眠気が登場するも、時は5時半。
ああ、起きればお子達をディズニーランドへ連れて行くのに、
と内心ドキドキしながら眠ったが、
何の心配もいらん!見事な時差ボケで6時半には
きっかり起床。
ディズニーランドでは、晴れ間も時々覗く、
丁度良いお天気。それ程暑くもないし、
ムシムシ感もちょっとはマシ。
その上、週の真ん中水曜日という事もあって、
とてもとてもすいていた。
だから、乗りたい乗り物には着々と乗れて、
前日の疲れもあって、午後4時には退園。
6時過ぎには宿泊先に戻った。
翌日は娘の愛と昼頃から待ち合わせをして、
楽しく渋谷、原宿界隈を散策。
ユタから来た男の子達の為にキャーキャー言われるように
祈ってくださった皆様、どうもありがとう。
皆様の祈りは通じたようで、
キャーキャー言われる事はないものの、
高校生、中学生位の女の子が後ろをついて歩く現象が
見られた。とても嬉しそうな彼らである。
あ。ディズニーランドでは、キャーキャーも言われました。
ひとまず、目標達成。良かったっす。
心配のもう1つであった食べ物の事であるが、
ああ、彼らの真摯な姿勢には深く胸を打たれる。
彼らは、極力日本の食べ物を堪能しようとしている。
宿泊した先の知人が朝ご飯に出してくれる中に、
毎朝必ず野菜があったのだが、
あの、あの、あの野菜大嫌いのDがきちんと一口は
食べるのだ!その上、生まれて始めた食べたカリフラワー
が、「こんなに美味しかったって知らなかった」と
さえ言ったのだ。ううう・・・、おばはんは嬉しい。
愛とは晩御飯も一緒に食べたが、
行った先は居酒屋。一品料理をいくつも取って、
ちょこちょこ食べるようなお料理屋さんだった。
そこでも、「美味い!」「美味しい!」を連発。
Bは餃子、カニクリームコロッケが一押し。
Dはサーモンの刺身と鶏つくねに酔いしれていた。
とにかく、なんでも積極的に食べてくれるので、
食べる事を非常に大切に思うおばはんは、
嬉しいの一言である。
そうして、今日、大阪へやって来た。
JRパスを使ったが、以前よりもうんと使い勝手が
悪くなっていた。
値段だけ上げやがって、ヒカリの本数減らしやがって、
ほんでノゾミには乗られへんとか言いやがる。
なんでやねん!どないせぇっちゅうねん。
と、言う訳で、9時10分には新横浜に到着するも、
乗れる新幹線が皆目なく、仕方なしに東京まで行って、
そこでヒカリを探して乗った。
こんなん、おかしい!詐欺に等しいぞ、JR!
値段上げたんやったら、ノゾミしかないんやったら、
乗せてくれよ!
もう、ほんまに飛び蹴りを喰らわせたい位に
むかついてしまった。
それに、久方ぶりの日本は色々と感慨深い。
とにかく、接客業を営む人間に対して、
めちゃくちゃ客が厳しい。
原宿でマックへ行ったら、そこの店員がオーダーを
間違えた。多くお金を取られて、その上、オーダー品が
来ていないというミスだったので、
もちろん、レジ前へ行って苦情を言った。
娘の愛も一緒に居たのだが、
とてもとても愛、厳しいのよ、マックのおじさんに。
だが、アメリカでは考えられない事に、
そのおじさん、逆切れする事もなく、
「誠に申し訳ございません」とふかぶかと頭を下げた。
もう、感激してしまった私は、思わず、
「いえいえ、どうも」とお辞儀をし返してしまった。
それに、対応はキビキビ迅速。
最後には」「どうもありがとうございました」と
礼まで言ってしまったら、
「ああ、お母さん、アメリカから出て来たてって感じ。
そんな礼なんか言っちゃって」と言われる。
愛達はとてもとても厳しいのであった。
本当に怒ってるし。
こんな事くらいで怒っていたらアメリカでは
やってられないからねぇ・・・。
だが、東京駅のホームでお弁当を買おうとしていた時の
日本人達の秩序の無さにはドタマに来た。
もう、並んでいるのに、平気で順番抜かしは
するわ、横入りはするわ!もうぉぉぉ〜〜〜!
なんかおかしいで、日本人!
ここが変だよ、日本人!
めちゃくちゃ細かい事にうるさいのに、
なんで自分は順番抜かしとかいい加減な事ができるねん。
そこには、人間としての余裕がないっちゅうねん!
もう、怒涛のようにワラワラと
アメリカ式にのんびりやっている私達の間に
入り込んでは去って行く数々の日本人達を見ていると、
心がささくれ立ってしまうような感じよ。
ま、問題は世界のどこにでも転がっているって事よね。
うんうん。
だが、大抵楽しくやっている、そんなこんなな私らです。
案ずるより生むがやすしって事ですな。

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