ここの所、英語が出来ない病が、
また少し、吹っ切れたような気がする。
なんだか、あんまり深く考えてても仕方がないな、と
思うのと、これも波があるので、今はどうでもええ精神で、
「どうでもええ」と開き直りに達しているからかもしれない。
でも、実を言うと、日常生活に少しだけ変化を
取り入れているのもある。
それは、無理矢理、お子達に英会話に付き合って貰ってるのだ。
今まで、
「お願いです。ママと英語で話して下さい」とお願いしても、
「ええ!?」と引かれたり、
「・・・何言ってるかわかんねぇからなぁ」とか、
「日本語が出来るんだから、多くを望むな」などと言われて、
悉く断られて来ていたのだが、
そこを、
「このままでは、私、困ります」と事情を詳しく説明して、
嫌々ながらに英語で毎日話してもらっている。
まぁ、長年の習慣があるので、
全ての会話が英語になる事はないのだが、
しかし、慣れとは恐ろしいもので、今では会話の半分は
英語での会話となって来ている。
そうして、長男は一昨日、
「ママ、なかなか滑舌が良くなって来たね」と褒めてくれた!
そうなると、俄然、調子に乗るのが私である。
ええ、「調子が出て来る」気配は一向にないんですけどね。
我が家のネイティブなお子達の英語、
特に子供の英語、ティーンの英語は聞き取りが難しいのだが、
それにも慣れて来て、言ってる事もほとんど分かるように
なってきて、私の英語も一度でほとんどが通じるように
なってきた。
家族でこれをやるに良い事は、
長男やら次男が徹底的に、時制の間違えを直してくれる事だ。
「そこは過去形じゃダメだよ」
「あ、やっぱり過去完了だよね?」
「そうそう」・・・と、こんな感じ。
そうして、ふと気づくと、なんだか出来るような気に
なっているからびっくりするよねぇー。
これが、調子に乗っている所以である。
出来るような気になっているから、
今までドキドキして手が震えた病院の予約なども、
ハッと気づくと、さっさと電話して取ったりなんかして。
ティーンのボソボソ早口英語のお陰で、
大人の英語の聞き取りはかなりの早口も聞き取りやすくなっている。
日常的な事であれば、ほぼ8、90%で聞き取れているかな。
でも、まだまだ分かりにくい事もあったりするし、
不確かな余り、再確認を要する事もある。
まだまだです。
でも、学校へほとんど行かずして、ここまで来たら、
ま、年月も年月だし、こんなもんかなぁ、と思ったりする。
で、またまた調子こきに拍車をかける。
ここに来て、初めてアメリカ人の友達も出来た。
彼女は、でも、日本語も話せるのです。
高校生の時に、1年間交換留学生で日本に住んでいたので、
かなぁ〜り流暢に日本語を操る。
が、彼女が言うのです。
「あのね、完全なんて期待してたら、外国語なんて
上手に絶対ならないわよぉ〜〜〜」と。
「見てよ、私の日本語。不完全だけど、話してるわよ!」
「いや、かなり完全よ」
「言わなくて良いわよ、そんな事。
私とあなたの日本語が違うって事は、はっきりしてるんだから!」
ほうよねぇ〜、ほうよねぇ〜。
と、言う訳で、彼女にも英語で話してもらう事にした。
時々は日本語、彼女の日本語維持の為に。
でも、私の英語の方が急を要する(?)ので、
日常的には英語で臨む事にした。これも結構効いている。
そんなこんなで、涙ぐましい努力の結果、
「英語で話すの、怖くない!」という心境までやって来てます。
ああ・・・、しかし、本当に内弁慶の性格って、
面倒臭いよなぁ、と思う。
家や知人の前では、こっんなにしゃべりまくるのに、
下品極まりないのに、なんでこんなに自分が可愛いねん?
「あたしゃ、可愛くない、可愛くない、可愛くない」と、
自らの傲慢さを断ち切る為に念仏の如く呟きながら、
日々、英語と格闘する為、なんとか自分を追い込んでます。
ま、まだまだ追い込みが足らんのですけどな。

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