一昨日の事。
ケイたろが友人達と映画を観に行く、と言った。
「何の映画観るの?」
「Shutter」
「ふぅーん」
「それって、恐い映画だよ」
「え!?ほんと!?」
そんな訳で、私にアッシーのお鉢が回って来たので、
連れて行ったついでに、私も観て帰って来る事にした。
もちろん、子供達とは別行動、である。
Shutterは日本人監督によるハリウッド映画で、
いわゆるリングとか呪怨みたいなJホラー。
でも、リングや呪怨と違うのは、あの二つって、
その恐怖の原因がはっきりしない、もしくは、
「え?そんな事で?」と後でよくよく考えてみると、
それ位に曖昧だったりするのが、
今回は「それは、ねぇ、もう、ねぇ?」位に
原因がはっきりしている事だ。
日本の女優、奥菜恵も出ていて、
久しぶりに見る奥菜恵は「老けたなぁ」という感じ。
ま、それは良いとして。
とにかく、恐い恐い恐い。
のっけから、「ヒィーーーーーッ!」と雄叫びを上げるのだが、
それが一向に休まる気配なく、ずっと「ヒィーーーーーッ!」と
ほぼ映画が終わるまで続いて行く。
でも、劇場を出たら、「面白かったねぇ」「恐かったねぇ」と
後に残る恐怖は全くない。ホラーはホラーでも良いホラーだ。
息子とは帰りにロビーで会ったから、「じゃあね」と別れた。
「電話するから迎えに来てね」
「うん」
彼らはそこからスタバへ移動して、7時頃までだべった様だ。
ああ、青春だな。
帰りは子供達をケイたろの彼女の家まで送って行った。
彼女の顔をこの日、初めてはっきり観察したが、かわいかった。
その上、ウィットに飛んでいて、頭がすごく良いのがわかった。
・・・なんやぁ〜、私にそっくりやぁ〜ん>死ねっ!!!
子供達はそこからおのおの徒歩や自転車で家まで帰るらしい。
子供達をドロップした後、ケイたろが言った。
「みんな、うちのママはいいなぁ、って言ったんだよ」
「なんで?」
「だってね、みんな映画が終わった頃から一斉に親が
電話してきて、『早く帰って来なさい!』って怒るんだよ」
「ええ?どのお母さんも?」
「うん」
「ええー、楽しくないじゃん」
「そうでしょう?」
「うん、今遊ばへんかったら、いつ遊ぶねん?」
「そうでしょう?」
「でも」・・・、と私は心の中で思う。
決して声に出して言わないが、
「でも、あんたが一番勉強出来へんけどな」と思う。
ウッフッフッフ。
いいのよねぇーーー。
勉強は大学で死ぬ程したらぁーーー。
遊ぶ時は真剣に遊ばなぁ〜〜〜!!!
で、映画は★★★★☆にしとこかなぁ。
富士山がきれいで、東京が懐かしかったから。
身贔屓やな。

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