明日の午後の便で、長男がおフランスへ旅立つ。
フランスにて滞在するのは、2週間の内の十日がマルセーユ。
Peter Mayesのエッセイのどれかにマルセーユの事が書かれて
あったけれど、海がそこにあるので海鮮が日常的に
食される場所であるらしい。
そして、マルセーユの人に
「何が美味しいの?」と聞くと、みんながみんな2秒程考えてから
「ブイヤベースかな」と答えるらしい。
他にはチーズとバゲット。
昨年、一昨年とこの学校からの旅に参加している友人が
長男に教えてくれたらしいが、
「言っとくけど、バゲットの美味さは普通じゃないよ。
Whole Foodsのバゲットなんかバゲットじゃねぇっ!と思う位に
マルセーユのバゲットは美味いよ」。
ええーーーっっっ!そうなのぉーーーっっっ!?
そんなバゲット、食べてみたい・・・。
と、食べる話しばっかりであれだが、
そのフランス旅行の準備が全く出来ていない。
連れて行ってくれる先生は
「一週間前には荷造りを終えてね」と言っていたが、
土産物をその一週間前に買っただけで、何も未だしていない。
取り合えずはパンツと数枚の服とそのお土産とパスポートとGCさえ
持って行けば、なんとかなるだろうて、と思っている。
が、ユーロにお金を替えて来ないと、それは必須だよなぁ。
お土産がもう困りもので、悩みに悩んだ。
「カリフォルニア・ワインでええんじゃない?」と言うと、
それはタブーなんだって。
あ。そうか。
思えば、カリフォルニアのワインは世界的に評価は高いけれど、
その歴史の浅さから言うと、フランスなんかにしてみれば、
offendの対象にしかならんよなぁ。
で、本当にその通りらしく、過去にワインをお土産に
持って行った生徒がいたのだが、
滞在の間、そのワインが原因で気まずい空気がひとしきり流れ、
そして、帰国後に先生の元に苦情が届いたそうな。
そんな、笑って済ませろよ、たかだかワインだろ?と、
私なんかは思うけれど、文化の違いってそんなもんだし、
ま、日本酒をアメリカの酒蔵の物です、と持って来られる灘の
人を想像するに、「や、ちょっとムカつくよね」と思うわな、そりゃ。
そうなると、アメリカにお持たせしたくなる様な物は一切ありません。
で、ファイナル前で細胞ばかりが泡食っているスッカスカの脳みそを
総動員して、「何にする?」と考えに考え、、、
アメリカはカリフォルニアから行くんだけど、
日本は東京から来た、みたいな物を持たせる事にした。
マルセーユの皆さんは英語が堪能だとお聞きしたので、
栗原はるみの世界大賞を取った料理本。
(本当はフランス語のが欲しかったけど、もちろん、なかった)
魚料理も沢山載っていたし、フランスの方々はお家でちゃんと
お料理する、と聞いたので、これは面白いかな、と
超biasedな個人的発想で。
それから、東京の下町の会社なんだけど、
昔ながらの染め付けで手ぬぐいを売っている所があって、
そこの桃の絵柄の手ぬぐい。
ディッシュタオル、風呂タオル、、、の代わりになんだって使えます。
その上、さらしが切りっぱになっているので、
自分で更に切って、縁の始末をしてからハンカチみたいにも使えます。
・・・と、本当にそれが何かになるのか?と
自分自身、疑問を抱きつつ、それを一枚。
ほんでもって、日本の文房具とかストラップとか。
そして、日本の凮月堂のお菓子、詰め合わせ。
と、おかきを数種。
それから、これじゃあ、あんまりにも私達がどこから来たのかが
理解し難いので、サンフランシスコの写真集を一冊。
しかし、もしそのお宅が数年前から受け入れ家族をやっていた、
としたら、サンフランシスコ写真集は超怪しい。
きっとその年数分、写真集があるんだろうな。
そうだと、困るな。でも、知らないからいいかな。(爆)
ああ、本当に今日中に片付けないといけない用事がてんこ盛りだ。
もう一回くらい、買い物にも行かないといけないし。
テニスのレッスンも、今日、あるし。
洗濯もしなきゃいけないし。
ああ、子供の大学も申し込まなきゃいけないし。
大忙しだわ。
でも、あの男を明日の飛行機に乗せれば、
後は優雅な夏休み。
大丈夫。
頑張ろう。

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