夫がテニスを始めた。
その理由と言うのが、書道の上達が頭打ちになり、ほとほと困った
お師匠さんから「テニスをやれ」と言われたからだ。
「テニスをやれば私が今何をあなたの書道について言っているのか、
すぐにわかりますよ」と言われたからだ。
そんな訳で、私のコーチについて隔週土曜日にレッスンを受けている。
私は、と言うと、土曜日は毎週テニスに午前中明け暮れる。
昨日なんか、家に帰ったら1時半だった。
昨日は夫もレッスンの日で、私が家に帰り着くと丁度シャワーを浴びていた。
夫が上がった後に今度は自分がシャワーを浴び、
出て来てから会話。
とにかく、私も体力ないが、夫は更に無いので、たった1時間ちょいのレッスンで、
もちろん、初心者なのでやっている内容も大した事ないが、
大いに疲弊してしまうのだ。
昨日の私は勝ったり負けたり。
女子と組む方が私は動きやすいな、と感じた。
そして、ダブルスというのは大変に難しい物で、どんなにテニスのテクニックが
上手でも、ダブルスの動き、フォーメイション、自分のパートナーとの
連動みたいな物をしっかり勉強しないと、絶対に勝てないんだな、とつくづく思った。
その証拠に、最後の試合は全く同じレベルの人達と対戦。
しかし、こちらは女子ペア、向こうは男子ペアだ。
この場合、同じ3.5、3.0のペアだとしたら、男子の方が完全に有利になる。
あのレベルは男子の方が比較的厳しくつく、と聞いている。
が、結果は私達の勝ちだった。
うちのコーチのお陰。ひつこくフォーメーションを叩き込まれ、
ほぼ、だいたい、無意識にいなければいけない場所に立て、
パートナーの距離感も保てて、ポーチにも出られる。
誰と組んでも、「あなたとは組みやすい」と言ってもらえるダブルス専門要員に
パートナーも私もこの1年半で育て上げられた。コーチ、お見事。
しかしながら、昨日出会った人に、
「もっと体を鍛えろ。それじゃあ、不埒なテニスだ!」と喝を入れられる。
とにかく、体力がないからなのだ。
「ついでに筋力もない。だから怪我するんだ!」とも。
で、よろよろ帰り、シャワーを浴び、同じくよれよれの夫と話す。
「これは頑張らねばね」と、二人で立ち上がり、
それから近所のテニスショップ巡りをやった。
私は助手席でグーグー寝た。
夫は夫で眠気は無いけれど、疲れているので反応が遅い。
その上、テニスショップはどこもかしこも、どういう訳か暑かった。
よって、二人でもっとダラダラ。
そうして、どうしてテニスショップ巡りをやったのか?
何が欲しかったのか?全ては謎となったので、Whole Foodsで夕食の準備に
足りない物だけを買って帰って来た。>なんじゃ、そりゃ。
それから、私はまた寝た。
杖があったら、それに頼りたい位に疲れた昨日だった。
『不埒なテニス』にならない様に、今後は自身をメインテインしていかないと。
と、薄れ行く意識の中で思ったのであった。
グググー。

1