今年も残り僅かとなりました。
日本は30日の午後5時過ぎかしら?
こちらも30日にやっとこ、なりました。
今年はテニスに明けて、テニスに暮れる・・・な、一年であった。
31日は早朝テニス。
明けて一日元旦にもテニス。
そして、テニスのし過ぎから体調を崩し、気管支炎を患ったのが2月頃だったか。
過ぎてしまえば、記憶とはいい加減なものだ。
随分と長く完治するのにかかったが、
すっきりと咳が治まった時には4月になっていた。
そして、気管支炎が治った、と思ったら、そのひと月後には
思いも寄らぬ右足は右側腓腹筋断裂。
夏の一番良い時期のテニスを逃し、涙を呑む。
いわゆる、ストーカーみたいなもので、
「好きだ、好きだ、好きだ」と言えば、向こうは
「嫌いだ、嫌いだ、嫌いだ」となる様なもので、完全にテニスにふられる私。
もちろん、技術向上には到らぬ一年だった。ああ、失恋。テニスに失恋。
しかし、学校生活はそれなりに充実していた。
去年の夏に身体を壊してからの完全復帰の前哨戦に今年はしよう、と
決めていたので、それぞれ一クラスずつ春と秋のセメスターに取った。
数学はあんなに子供の頃は嫌いだったのに、
解けた時の爽快感がたまらず、まるでパズルの様だ、と思うに到る。
何事も嫌いなままで通り過ぎず、良い部分も認める事が出来て、
幸せな人生だな、とその時に思う。
そして、哲学。
これは難しいクラスだったけれど、これ程までに自分の感性に合う
学問に私は出会った事がない、と認識。
普通、そういう頭を死ぬ程使うクラスの場合、終わればそれで
「さようなら」と思う私だが、哲学だけは、未だラブラブ。
教授に至っては、夢にも見る。めっちゃかっこええ〜〜〜。
家庭人としては、、、今年はダメダメだった。
時々十数年前の自分を思い出すが、本当にマメだったな、と思う。
季節ごとに飾り物を出したり、仕舞ったりするし、
お菓子だって面倒臭がらずにしょっちゅう作った。
あんなに小さい子供たちがわんさかいたにも関わらず・・・。
だが、小さかった子供達が大きくなってしまい、
なんでも自由に出来る様になった私は、本当に自由三昧テニスをし、
学校へ行き、まるで末っ子のぶしゅぶしゅの如く、いよいよ将来の夢も
確定し、元気はつらつ生きているが、季節ごとの飾り物なんか
何の話しだかわからないし、お菓子はTJ'sで買って来るのが安くて美味い、
と、信じて今日日、生きている。
人間、こんなに変わるんだ。
また、ファイナルになると、ファイナルの事しか頭になく、
一日中、自分のエッセイの事ばかり考えて暮らす。
それと言うのは、他の事は何一つ、考えられなくなる、という事だ。
家族のご飯,掃除、洗濯、一切合切は違う世界の事。
私が抱えているのは、ファイナルの小論文のみ。
また、夫以外、全員がファイナルだったので、家の中は殺伐とした雰囲気で充満。
本当なら、お母様が
「あなた達、よくお勉強しているわね、お夜食よ」とそんな雰囲気を
解きほぐすだろうに、この家のおかんたるや、
「デカルトが・・、プラトンが・・、しかしながらヒュームが・・・」と
誰よりも目の下に隈を作って気色悪い。
そんな訳で、家庭人としては、マイナス100点満点に違いない。
もう、どうしようもない、単なる学生になりさがっていた。
しかし、帰宅した長男が、
「どうしてママがファイナル前にあんな風になるのかがわかった。
本当に良い成績を取りたい、と思うなら、寝食なんて忘れるよね」と、
わらわの味方に・・・!(後光を感じたわ)
長男は家を出てから、本当に精神面で成熟したに違いない。
素晴らしい。
が、そんな私の精神面はなかなか成長しない。
今年は色々な事で人をまとめる仕事をさせて貰ったが、
まぁまぁまぁまぁ、あっきれる位に私には他人に対する忍耐力がない。
驚く程だ。
そして、愚痴をこぼす。
愚痴なんかこぼさない人間になりたいもんだ。
愚痴なんか新種の食べ物やで、位に思って食べたるねん、な人間に。
つまりは『私』に始まり、『私』に終わろうとしているからなんよね。
その様な事を、後半はよく考えました。
でも、その反面、そういう弱さを抱えつつも、よく他人とも交わりました。
結構、交わって、悩みつつも、頑張って共存していけるんだ、自分。と、知り、
それが今年の一番大きな収穫だったかもしれません。
また、健康にも恵まれ。
自分では「疲れやすい」と思ったりしていたが、他所様から見ると、
私はとっても元気に映るらしい。
毎日、元気。元気はつらつ。まるでオロナミンCみたいな女。
それも、ありがたい事っす。
そんなこんなな2010年。
ああ、面白かった。
来年も、面白くしたいっす。
皆様、毎年毎年加速度的に『活字のみ』へと傾倒していき、
今では「写真なんてあったっけ?」状態にまでなったものぐさブログを、
楽しみに読みに来て下さり、ありがとうございました。
数ヶ月前に「ブログの封鎖もありかいなぁ」とこぼした時、
本当に多くの皆さんの温かい言葉に救われる想いが致しました。
それは、ブログだけでなく、私の学校生活を含む私生活全般に影響を与え、
辛い時、苦しい時、だめかもしれないと思う時、
私を支える言葉となりました。
本当にありがとうございます。
また来年も、細々、感じた事を・・・つまり、あんまり変わり映えのしない事柄に
なる事必至ですが・・・綴っていきたいと思います。
お顔も見えませんし、また直接に言葉を交わした事のない方が
ほとんどですが、しかし、
皆さんの新しい年が本当に素晴らしい事柄で沢山になりますよう、
祈ってやみません。
そして、またこれからも、親しく読みに来て頂けると、
これ程、幸いな事もまた、ないのだと思います。
愛をこめて・・・
リジィ子

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