矯正治療をユタの病院からこちらへ移し、
治療が再開して今月でほぼ1年半が経過した。
移動したばかりの頃は、ユタのお医者とこちらとので
治療方針が著しく違い、涙した事もあったが、
思いの外お行儀良く私の歯列は並び直しに従って、
最悪の顎手術も回避出来、本当にこちらのお医者様々と
感謝の年が耐えないこの頃である。
しかも、最近、自分の顔写真を見ていて、嬉しい事がある。
それは、醜く歪んでいた顔の形が、
嘘の様に矯正された事である。
もちろん、見た目が変わったのなら、
その口の中も変わっているのは当然で、
長く上下の歯の噛み合わせが合っていなかったのが、
数年ぶりにまたガブリと物を噛み切れるようになった。
その上、気づいた時には、右側の歯で物を咀嚼できなく
なっていたのが、この頃では左右大差なく粗食も
できるようになっている。
これは、本当に凄い事だ!とびっくりしている。
とにかく、写真を見るのが苦ではなくなった。
顔の中身のぼろくそさは生まれつきだから仕方がないが、
その上に歪んでいた顔面が、
元通り以上に改善されたのが何とも嬉しい。
きちんと顎があって、顎からシマトリーに額へと上がって行く
線がなんとも嬉しいではないか。
これ程までに口の中の噛み合わせが、顔の外側にまで
物を言うとは思いもしなかった事だ。
この私の矯正歯科の先生、もの凄くこだわりが強い。
定期的にレントゲン写真を撮り、歯の中身を確認しつつ、
ギリギリの完全へまで持って行こうとする。
妥協が限りなく少ない。
よって、前の医者には去年の3月に終ると言われていた
長男の矯正も、未だ終っていないのではあるが、
遅くたって良い、完全にきれいに治して欲しい。
ブラケット(歯の表面につく銀色もしくは透明のブツブツ)も、
前の矯正歯科は一度つけたら最後まで同じ物で終了したが、
この先生は、度々付け替える。
「同じブラケットで微妙な変化は期待できない」からだそうだ。
私の上下前歯、格段に美しいアーチ型になったのは、
その為だと思っている。
同じ位に沢山お金を払って、一見同じ様な矯正治療。
だけど、医師によってここまで違うのか、と思う。
ただ歯列を真っ直ぐにして、噛み合わせを治すだけでは
不十分なのだとこの先生は言う。
「歯の根っこが真っ直ぐに立ち上がらないと・・・」
だから、時間がかかる。でも、治療が終った歯列は、
見事に存在感があって、とてもきれいだ。
本当にこの先生に出会えて良かったな、と思う。
あのままユタで治療を続けていたと思ったら、
体中の毛が総毛立つな。
私も後少し。きっと1年は切っている。
頑張ろう。
※注:
お医者様、また患者さんによって治療方針は全く異なります。
この限りでないからと言って、その治療方針又は医師を
揶揄するものではありません。

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