佐藤初女さんの会に出席する為に、夜行に乗ったのは7月9日でした。
アッと言う間に1ヶ月以上経ったのには、ビックリです。
10日朝5時半に青森駅に到着して、バスで酸ヶ湯へ

初女先生や九州から来たSさん達に再会して、まるで修学旅行の様でした♪
仕事を休んで、青森に行く事を迷っていた万両でしたが、
そんな事はスッカリ飛んで、「やっぱり来て良かった!」と
心から思いました

今回の演題は『出あいは未来をひらく』です。
人生50年も生きていると、色々な問題に直面します。
自暴自棄に成りかかった事もあります。
でも、その時に沢山の出会いが私を救ってくれたと思えるのです。
もうこれ以上前に進めないと思う時も
人生の先輩達の生き方を重ね合わせたり・・・
私は『ひものや万両』を創めて
多くの人や多くの事に出会い、今があると思います。
理屈が苦手で感覚で生きてきたタイプの私は
難しい言葉は苦手です。
私が佐藤初女先生を尊敬する訳は
此処では語り尽くせませんが
先生が変わらず、ズ〜ットやってこられた
行ないです。
一時の感情で人を助ける事は、もしかしたら割と多くの人が
出来る事かも知れません。
おにぎりを作るのが上手・手づくりの梅干・お味噌
日本古来の食文化を守る・伝承するというのなら
もしかしたら明治から昭和 いや 今の若い方も
出来る方はいらっしゃると思います。
簡単には出来ない事
それは、ズ〜ッと変わらずに多くの人々を受け入れて
お仕着せがましいボランティア精神を振りかざす事無く
謙虚に、全てを受け入れる先生の生き方です
夜中に突然人が訪ねて来ても、そのドアを開き招き入れる。
どんなに疲れて眠たい時でも・・・
以前、先生に「誰が入って来るかも知れないのに、先生怖くないですか?」と伺った事があります。
そうしたら「そりゃチョットおっかないよ〜(笑)
でもね、何かあったら其れは其れ」と津軽弁の優しい口調で答えて下さいました。
簡単におっしゃるけど、なかなか出来る事ではありません。
先生は悩みを抱えている人に、質問や意見は仰らないそうです。
ただ悩みを持った人は大抵、何も食べられずにやって来るので
『おにぎり』を作ってテーブルの上に置き、その人の横に座っているそうです。
日本人にとって『おにぎり』には、何か力があるのかも知れません。
また先生の作られる『おにぎり』は海苔がキッチリ巻かれていて
おふくろさんが作るような、素朴で美味しそうな『おにぎり』です。
その人が、テーブルの上のおにぎりを手に取り
おにぎりを一口頬張ると、心が解けるのか
ホロリと涙が溢れ、胸の中に溜まった事をポツリポツリ話しだすそうです。
先生は黙って、その話を聴くだけで
あぁしなさい!こうしなさい!とは、決して言わないそうです。
話している内に、その人が自分自身で答えをみつけるらしいのです。
先生はいつも「人の為に何かしなさい。そうすると喜びが返ってくるから」と仰います。
観音様のよう・・・それが、初めてお会いした時の印象です☆彡
私が先生の会に出席しているのは
お元気な先生のお顔を拝見して、故郷に帰った様な安堵感と
自然体で九州や富山からの友人達と同じ時間を共有できる喜びは
何物にも代えられないからなのかも知れません

そして私なりに何かを感じ、気付かされて帰ってきます。
学習能力が無いので、なかなか向上する事が難しいのですが
毎日の生活の中で、この会での事が活かされていると思います。
89歳のご高齢でも、年を言い訳にせず
前向きで謙虚で・・・自分には絶対出来ないなぁ〜と
思いながら先生の所作を拝見ています

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