8月21日の北海道新聞に『ホッケ初の漁獲制限』という記事が載りました。
新聞によると
漁獲量が低迷するホッケの資源を回復させるため、北海道と水産庁は9月
主産地の北海道北部海域で、年間の水上げを最近4年間の平均より3割減らす漁獲制限に乗り出す。
出荷日を減らし、網の目を大きくするなどの手段を想定している。
2015年夏まで続け、漁獲10万トンの回復を目指す。
この決断は、とても良い事と思います。
経済の事を考えると、痛手かもしれませんが
限りある資源の事を考えると、漁獲制限をするべきとも思います。
特にホッケは漁獲高の多い魚で、殆どがロウソクボッケと呼ばれる小さなホッケです。
そのホッケは市場に出回ると言うより、動物の餌などになると
以前専門誌で読んだ事があります。
万両の看板商品は『ほっけの開き』です

以前の
ブログにUPした事がありますが、生ホッケの漁獲状況を図にするとピラミッド型です。
万両が使うホッケはその頂点のホッケで、とても少ないホッケを使っています。
ホッケがまだ小さな時に乱獲するので、型の良いホッケの水揚げが少なくなっているとも思われます。
今回の3.11や海水温の高さなどにも因るとも考えられますが
北海道近海の魚資源を大切にして、養殖による育てる漁業もさる事ながら
天然魚を自然の中で大切に育てていく事、それが急務と思われます。
『海は森で出来ている』と聞きます。
豊かな森に隣接する海は、豊かです

我々の生活の有り方や原発の問題など
経済優先の世の中から、大きな視野で『何が大切か?』をシッカリ見極めなければいけない!
いつも耳にするフレーズですが、覚悟しなければいけないなぁ〜と思いました


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