この時季、羅臼産の生ほっけは『産卵期』
卵を持ったホッケは脂が無く、羅臼と言っても価値がありません。
その点、いつも買っている『カネオの生ほっけ』は選別が良く
卵の入らないホッケを箱詰めしているので、安心です

値段はとても高価なので、もう少し安かったら有難いのですが・・・
セリ場には並んでいない『カネオの高級ホッケ』
今迄は、高級ひもので有名だったⅯ商店(仲買)に頼んで
羅臼から一緒に引いて貰っていましたが、その会社が倒産してから
コンスタントに入手できない時もあり、それが悩みの種です

それで昨日は、仕事を創めた頃を思い出して
セリ場をくまなく歩き、カネオ以外のホッケを自分の目で見て
買ってみようと思いました。
万両看板商品のほっけの開き・・・12年間『生ほっけ』を追い続けてきたので
ほっけを見る目は、誰にも負けない

という自負があります
昨日は『松前沖の生ほっけ』をセリ場で買って、作ってみました

ブランドのタグが付いていましたが、選別も良い
1尾も変なホッケが無かったので、この荷主さんは良いなぁと
思いました。
まな板に乗せて開くと、素晴らしかった

作った感じも、脂があって良い

羅臼産のホッケと比べるとチョット味が薄く感じるかも知れない
けれど逆にホッケ臭さが少なく、食べ易いのではないかな

と思います。
今まで羅臼産に拘って作って来たのですが『拘り』が『独りよがり』になってはいないか


自問自答
『万両のほっけの開き』を買って下さるのは、リピーターの方が多いので失望させたくない

という思いがあります。
なので産地を変える(今の産卵期だけ)のは大きな冒険です。
今日は何時も買って下さるお客様への『おまかせセット』に

沖縄への発送にも、1枚入れて送る積りです。
明日も松前沖のホッケがあれば、作って円山で販売してみたいと
思っています

唯、海の事なので明日あるかどうか?が問題ですが・・・
今朝も、昨日あった『生にしん』で開きを作りたいと勇んで行ったけど無かったし

魚も出会いです
それで
今朝は『生の真鱈(まだら)』と『生さば』を仕入れて来ました

生のタラは、妹が『真鱈の一夜干し』美味しいよね」と

メールをくれたので、早速作ってみる事にしました。
『生さば』は、お寿司屋さんetc.が『〆さば』に作るサバです

チョット高かったけど『旬の干魚』を作りたくって買ってみました

ちょっと頭を切り替えて、冒険しま〜す



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