毎週FAXでご注文下さるお得意様から『何か美味しいモノを・・・』という、ご注文が着ました。
毎週、買って頂いて何時も同じようなモノなら飽きると思うし
私自身「何か目新しいモノで安く美味しいモノは無いかな?」と
頭を痛めている。
定期便しかりで。。。
でも、なかなか無いのよねぇ〜

仕事をしながら「ん〜〜〜何か美味しいモノねぇ〜」と考えた
そうだ
私が思い浮かんだのは大きくて新鮮な真鱈(マダラ)のタラチリ鍋
煮つけ・ホイル焼き・中華の餡かけも美味しそう

父が現役の頃は、6s以上もある大きな真ダラを
我々も美味しく食べたものでした。


小さなタラではなく、大きなそれも新鮮で昆布締めをして
刺身に出来るタラです
しかし今は、全国いや世界中から需要が増えて
ビックリする程の高値で売買されています。
今の子供達に、こんな美味しいタラを食べさせたら
『魚嫌いは無くなる』と思うくらいフライにしてもフリッターにしても美味しい
でもマーケットに行くと、アメリカ産の薄塩にした小さな切身
昔の魚屋は旨いモンを知っていたし、それを安価でお客様に
提供できた
そんな時代は、終わったのだろうか?
美味しい魚は日本中で引く手あまたで、最近は海外からも
高値で取引されて、札幌の卸売市場をスキップして海外に流れていると聞く
日本では、高級料亭でタイマイをはたかなければ食べられない・・・そんな感じ
地元の人間が、地元の美味しいモノを食べられない時代に
なってきていると思う
以前テレビで、大間の漁師がマグロを釣って
今夜は祝いだと言い、マーケットのプラスティック容器に入った
生寿司を食べていた。
何故か淋しい気持ちになった。
河岸に行くと、美味しいモノはあるさぁ〜

しかし庶民が食べられる値段じゃない
ひものや万両の『羅臼産生ほっけの開き』だって
今や貴重品になっている (´ヘ`;)ハァ
じゃ〜私が儲けているか?と言えば原料が高いから
儲かっています


とは言えない
やっぱり美味しい生ほっけで、看板商品のほっけの開きは作りたいし
お客様は、それを期待している。
自分でも矛盾してると思うけど、この路線は変える積りはない
最近は、羅臼以外の産地の生ほっけも作っているが・・・
いくら不漁と言っても、今の値段は高すぎる
野付では、中国が直接ホタテの買い付けをしていて
魚組から真っ直ぐ輸出されているらしい(地元の人の話)
ホタテ漁師じゃなくとも組合員なら配当が高く
潤っていると聞いた。
ホタテが無いから高いと思っていたけど、それだけでは無さそう


物流のミステリー
美味しいモノ・・・お客様に喜んで貰えるもの・・・探さなきゃ

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