3月20日
母の希望でニトリ文化ホールーで行われた
『歌丸・米助・ざこば 極上寄席』に、妹と3人で行ってきました。
前日、妹から「チケット・母の紙おむつ・ひざ掛け・ホッカイロを
忘れないように

」と

メールが着ました。
流石

妹よ
忘れっぽい姉の為にチケットの心配をし
母の身の回りの事まで気が付くとは

立派

褒めてしんぜようぞ


とは言ったものの
私は昔から忘れっぽく、周囲に助けられて
此処まで生きてこれたのよね

その所為か?妹の方がシッカリ者です
母が上演中にトイレに行きたくなっても、会場を出る事が出来ず
阻喪をした時の事などなど・・・
私は気がつかなかったわ

妹が車椅子も予約してくれて
会場までは夫が送ってくれました♿

私がした事と言えば、母のモチベーションを上げる事でした

笑点が好きで『歌丸師匠ファン』の母が
珍しく「歌丸さんの寄席に行ってみたいな〜」と言ったので
父が亡くなって寂しがっている母を、元気づける為に
妹が3人分のチケットを買ってプレゼントしてくれたのです

それなのに・・・

数日前、妹が実家に行ったら「トイレが心配だから行かないかな

」と母が言ったそうで、妹からガッカリしてメールが着ました
最近の母は、突然行きたくなくなる『ドタキャン現象』が
時々現れる事があります

頭はシッカリしていて、手紙も達筆な字で書くし
日記も毎日付けているのに・・・
昔の母では考えられない事ですぅ

12時30分開場で、開演は1時半でしたが
11時には実家に行き、母が着て行く洋服の提案
アクセサリーも最近気に入っている象牙の花形のイヤリングを出して
先ず、母のウキウキ気分を盛り上げる事が大事な私の役目(笑)
無事、母を連出す事に成功 ( ̄。 ̄)ホッ
会場では車椅子♿も用意されていて
ニトリ文化ホールの係り員の方も、とても親切に
誘導してくれました。
車椅子用のトイレも近くにあって便利でした。
唯、会場が寒かった

母に膝掛を持って行って正解でした

他に♿車椅子で来ている方が数名いましたが
皆さん膝掛を持参していました。
流石!慣れていらっしゃる。
それにしても
コートを着ている私でも寒かったし
会場でも殆どの方は冬用のコートを着ていました。
ウォームビズの為かも知れませんが
高齢者も多かったので、もう少し温かでも良かったかな?と
思います。
ところで、寄席ですが
歌丸師匠は昨年、腸閉塞を起こして入院されて
御加減は如何かしら?と思ったのですが
高座に上がられる時は一度緞帳が下りて
緞帳が上がった時は、師匠は高座に
座られていました。
多分、高座へ上がられる時は車椅子♿でいらっしゃって
高座へもお手伝いの方々に上げて貰ったのかな?と思いました。
が、流石

歌丸師匠

滑舌はシッカリと、声も通る声で・・・古典落語を堪能しました。
扇子を使ってされる芸も素晴らしかったです

少し耳が遠く成った母も「師匠の話は聴きやすかった」と
言っていました。
いつまでもお元気で、良い御噺を聴かせて欲しいと思いました

補足になりますが『ざこば師匠』の落語も素晴らしかったです
少しずつ自由に歩けなくなって、自宅に引篭もりがちの母です。
今までは父が何かと母の面倒を看てくれたのですが・・・
母は長椅子に座ったままで「カーテン閉めて!電気消して!
寒いからドア閉めて!」等ですが
座ってばかりいると足が弱って、歩けなくなるので心配です

母に『やる気』を起こさせる事が大切だ!と家族で話し合い
母が自宅で一人で暮らせるように、過度なサポートはしないで
距離感を保って見守る
それが結構難しく・・・後悔するんじゃないかな?と不安になるけど
そこを我慢して
母のリクエストには一応「分かったよ

」と答えるが
母が出来そうな事は、忘れた振りをしてやらずに
母が否応無しでもやるかどうか?見守る
そうやって最近の母は、出来ないながらも少しずつ前向きになり
お米を研いで電気釜にセットしたりしています。
昔は料理上手で、大家族の食事の支度もしていたのに・・・
週3回のヘルパーさん・週1回の訪問看護師さん・訪問リハビリの方達に助けられて、父が居ない寂しさを軽減しています。
まだ介護と言うほどの事はしていないのですが
これから先、母が自分の事も出来なくなる事が多くなると思います。
その時々に応じて、前向きにやって行けたら良いなぁ〜と思います


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