釣行日 :2005/06/25
天候 :晴れ・ソヨソヨ
場所 :
太東 重宝丸
ポイント:真沖
同行者 :
とくさん、シドちゃん、
【今日の獲物】
イサキ(1)32cm
マアジ(31)18〜26cm
ゴマサバ(5)34〜40cm
アカイカ(6)22〜59cm
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「昨日までは良かったんだけど。」とか
「今日は潮が動かなくてねぇ。」という台詞は釣り人ならばしょっちゅう聞いている船宿の言い訳の常套句である。
大原エリアではイサキのベストシーズンで絶好調、アカイカも乗り出しトップは80〜90杯なんて情報に踊らされて、とくさんの愛車『ランクル』に迎えにきてもらい、20年来通う
太東港の重宝丸を久しぶりに訪れた。
しかし、終わってからこんなセリフが待ち受けていようとは...。
ある日の晩(12時ちょっと前だったか?)、机の上の携帯が着信を知らせる点滅を繰り返していた。見ると、とくさんからで「何事か?」とかけてみると聞き覚えのある声で「シドです!夜分遅くにすみません。」とかなりデキあがっているご様子。
周りもかなり騒がしく、
ちはるさんらしき大声も響き渡っている。しかしどう聞いてもとくさんの声なので、
「とくさん、なあに?」と聞き返すと、
「あれぇ?分かっちゃったぁ?」
「その声、間違えようがないし、だいいち携帯の画面に『とくさん』と表示されてるよ。」
「そうかー、まるかつさん25日アナゴ行きたいんだけど、どう?行こおよー!」
「多分大丈夫だと思うけど...。」
「シドちゃんがさぁ、アナゴ最高アナゴ最高って騒ぎまくるから、すっかりその気になっちゃったんですよ。」
と言う事で今シーズン4回目のアナゴチャレンジが決定したのでありました。
そこでアナゴなら午後出のリレーにでもと、前日金曜の晩は飲み会出席をOKしてしまったのですが、直前になってとくさんから「外房のアカイカが釣れているらしいですね。」と携帯に打診メールが届き、
「ムラがある釣り物ですが、行くなら今でしょう。」と返信するとすぐに食いついてきた。
シドちゃんが大阪出張中なのだが、イサキも釣りたいとすっかり心は『イサキ+アカイカリレー』に変化してしまったようだ。
その心の変化の詳細は
→ こちらへ
金曜の飲み会は品川のインド料理屋、インドビール、ワイン、ウイスキー、ラッシーの飲み放題にさまざまなエスニック料理がコースで出て4200円。安くて美味しくてインド人もビックリだ!!(店員は全員インド人)
お腹一杯に食べて飲み家に帰って風呂に入り、横になったのが11時過ぎ。とくさんが迎えにきたのが1時40分、もう眠くて眠くて立っているのがやっとという状態でした。
シドちゃんをピックアップし、男3人むさくるしくも楽しく釣り談義をすればあっという間に太東港に到着しました。
まだ薄暗い中、左舷トモ寄りに席を確保し準備を開始、最初はイサキ狙いで後半アカイカにチャレンジします。総勢7人のお客さんを乗せて4時半に港を出ましたが、ナギ模様かと思いきや、南からのウネリが結構入っていてそれなりに船が揺さぶられる状態でした。航程40分程で真沖のポイントに到着、思い思いのタックル、仕掛で第一投となりました。
タナ20mの指示で、23mまで下しコマセを振りながらしゃくりあげてくるとすぐにアタリ。最初の獲物は中型サイズのアジでした。それからはアジアジアジの連続で、イサキが食いつく閑が無いくらいの猛攻撃です。あまりにアジが多いので、それならば楽しもうと60号のビシのタックルから、30号のビシと
PARABO★LITE180の組み合わせのライトタックルに変更しました。
これならばアジのアタリ、引きも何倍にも増幅され新鮮この上なく、楽しむ事ができます。
隣りのとくさんに一際強い引きが到来し、幅広の良型イサキの本命が顔を出しました。後が続くかと期待しましたが、またまたアジアジアジ!。

そこで、あまりのアジ攻撃に辟易しタナを15mに上げ、コマセを軽く一振りするだけで待つ戦法に切り替えました。すると、ぎゅーんと竿先を持っていかれ、引きを楽しみながら上げてくると30cmオーバーの本命イサキが顔を出してくれました。
これを見たとくさんが、「タナは?」と聞いてきたので、「秘密作戦!もう1匹釣ったら正解だから教えるね。もしも次がアジだったら偶然だから。」と答え、同じ戦法で攻めると、またぎゅーんと竿先が突っ込みました。
ヤッター!と巻き上げに入るとイサキと感触が違います。この時期、ショゴ(カンパチの仔)も交じるので丁寧に上げてくると、丸々としたゴマサバで40cm級でしたので丁寧に血抜きしクーラーに納めました。
とくさんにも秘密作戦を公開しましたが、その後イサキからのラブコールはなく我々3人は仲良く本命イサキは1匹づつ、大半の人はオデコ、しかしアジは釣堀状態でした。
ちなみに、昨日は皆40〜50匹でアジはあまり交じらなかったそうです...。
後半は15分ほど移動した30mダチで、大原、片貝方面からもかなりの船が集まってきています。入念に潮周りをした後投入の合図が出て、オモリを投げ込み、底ダチを取りシャクリ上げるといきなり竿先に重量感を感じました。しかし、イカ独特の引きは無く、巻き上げるとミヨシのおじいさんのオモリとオマツリでした。
気を取り直して再投入、今度も底を取ってすぐに竿先が押さえ込まれました。今度はグイグイと引きがあり、それも
相模湾のマルイカの比ではない強烈なジェット噴射を感じさせます。
「これはきっと大型のアカイカに違いない!」と確信した瞬間、アドレナリンが体中を駆け巡ります。「丁寧にゆっくり!」と言い聞かせながら巻き上げると水面に現れたのは抜き上げを躊躇させるような良型。
掛かりどころが良い事を確かめてそっと抜き上げに成功しました。
デカイ!!最近ちょっとお目にかかっていないようなGood Sizeでした。でも数年前にはこんなクラスが毎年この辺りで釣れていたんだけどと思うと懐かしいようなちょっと残念なような不思議な感覚になってしまいました。
しかし、相模湾では絶対にお目にかかれないこのサイズをゲットした喜びはじわじわと体中に染み渡るのでした。
その後もポツポツとは乗っていたのですが、次第にサワリもなくなり盛り上がりの無いまま納竿の時間となってしまいました。
とくさんは今までの自己記録をちょっぴり更新して3杯、「今日、やっとイカのアタリが分かった!でもイカもイサキも鬼門だ。」と嘆き、シドちゃんは「この間の沖漬け旨かったのにー。」と今晩沖漬けが食べられない結果に愕然としていました。
ちなみに、1週間前は爆乗りでスソでも40〜50だったそうです。トホホ...。
上がってからは船宿のお母さん特製のタコ飯とまるかつ特製沖漬けを港で食べてお昼御飯。
本命は少なかったけど、オカズはたくさん、「また美味しい魚料理を作って家族に喜んでもらおう。」とポジティブに考えるまるかつでした。
【丸々としたゴマサバで作った土佐造りは絶品でした。(ゴマサバの旬は夏)】
作り方は
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ハンディバーナーの紹介は
→ こちらへ
家に帰ったら娘から「遅ればせながらの『父の日』だけどー、作るのに時間かかちゃってー。釣り道具でも入れてみて!」とお手製の袋をもらいました。
かなり嬉しかったかも!
【今回のお料理】
イサキ:中華サラダ風刺身、頭と中落ちで潮汁
マアジ:刺身(ミョウガ+ゴマ和え)、アジフライ、ご近所へお裾分け
ゴマサバ:土佐造り、煮付け、ご近所へお裾分け
アカイカ:沖漬け、刺身、ゴマ油風味の煮物(皮、ゲソ、刺身の残り)、ご近所へお裾分け

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