先日誕生日だったので、自分でも何かプレゼントを買おうと思って何がいいか考えていました。
で、最近は買うと増えるし金額も張るので我慢していた本を買いました。今のところ2冊。一万円くらいまで買っても良しとしました。
一冊は「天然日和」(石田ゆり子)、もう一冊は「五嶋龍フォト&エッセイ」です。
最近自分の進むべき方向に悩んでいて(というか、何に向かって進んでいけばいいのかさっぱりわからなくなって途方にくれてます。)どこかに答えがないだろうかと思っているので、そんな雰囲気の本を選びました。
「天然日和」は同じような年齢の彼女がどんなことを考えて暮らしているのかな?と思ったから。「五嶋龍」は小さなころからバイオリンを練習していて、なのに空手は黒帯、勉強もトップクラスって、どうしてそんなに一生懸命生きられるのか?と思ったので買いました。
私はひとつのことに熱中している人にものすごく憧れてます。
対象がたとえミジンコの研究でもいいのです。人がどう言おうとひるむことなく(というか耳も貸さず)夢中になれるってすごいなーと思います。
どうしてそんなにひとつのことにずっと熱中していられるのかと不思議なのです。そしてなぜそのことに夢中になったのかというのも気になります。だって世の中にはありとあらゆることが存在しているのに、なぜあえてそれなのかが。そしてなぜ他のものに目移りしないのかが。
そう思うのは私がフラフラしている人間だからだろうなー。
広く浅くというか、熱しやすく冷めやすいというか。
そんななので自分がこれまでできなかった、「ひとつのことに夢中になってずっとがんばっている」という皆さんは憧れの的なのです。ああなれたらいいなーと思っちゃうのです。
この歳になってできていないのだからこれはもう私の持つ性格で、ひとつに熱中できる素質がないのかもしれませんが。でもそう納得したり諦めたりできない自分がいます。「もしかしてまだ熱中したいものに出会っていないのかも!」なんて思ったり。(多分違うんじゃないかと心のどこかで気づいてもいるんだけど。)
そんなこんなでまだ自分探しの途中のような状態なのです。本で答えが見つかるかどうかはわかりませんが、様々な方の自伝や伝記って人生が詰まっているので参考にはなるかなと思います。
今読んでいるのは「天然日和」なんですが、途中まで読んだ感想は「なーんだ、おんなじ様なことで悩んでるんだ。」です。
「なるほどそんな考え方もあるか。」という部分もありますが、同じだーって笑う部分が多いです。
一人旅に出ると日常生活では出会えないような様々な人に出会って、「なーんだ、私よりすごいこと(親戚からは眉根を寄せられるような生活ということ)してる人いっぱいいるじゃん。私も今のままでいいんだー。」ってホッとする感覚に似ています。
それじゃあ私の悩みは解消されないんですが、「そんなに気張らなくても。」ってホッとできたのはとてもよかった。買って正解でした。で、次の五嶋龍君の本であまりの違いにがっくりきそうな気もしますが。(笑)
というわけで、多分今日の日記は「天然日和」の文調にかなり影響されているでしょう。(私はすぐ影響を受けるので。)
今日のポッ!な万歩計:大中山、桔梗(ききょう)、五稜郭(ごりょうかく)を通過。次は函館(はこだて)
おお、函館本線の終点ですっ!

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