HPで昔の写真をしばらくアップしてきましたが、結局これを載せたかったのです。
去年の夏、実に30年以上ぶりにあの頃住んでいた場所を訪れました。実家から近いので行こうと思えばいつでも行けたのですが、特別用事もないのでこれまで行ったことがありませんでした。
載せていた写真は、ふとこの場所を訪れた帰りに実家で見たので、住んでいた場所の写真もちょっとあやふやな状態で写しています。この頃私は保育園に行っていたので、多分4歳か5歳くらいでしょう。当然当時の記憶もかなり曖昧です。ここは団地なので、同じ作りの家がいくつか並んでいます。うーん、どこに住んでいたんだろう?と思いながら撮影したのでした。
実家で写真を見たところ、道から一番奥まった棟の一番手前に住んでいたようです。次回は写真持参でちゃんとチェックしてみます。
真ん中が私。右隣は近所の子かなぁ。記憶がありません。一緒に写っているので仲良くしていた家の子でしょうが。
上の写真でぽやぽやのヘアスタイルの妹が成長しているので、ここには数年住んでいたようです。
30年以上経つとやはり家も古くなりますね。私が住んでいた頃はまだ新しそうなのに。よく見ると屋根も変わってますね。
ふとここを訪れようと思ったとき、場所も曖昧だったし、これだけ月日が経っていて団地自体がもうないのではないかと思いました。だいたいの場所はわかっていたので車でウロウロしていて、とある上り坂が記憶にあり「ここを上っていくと団地があったような・・・。」と団地の看板を見つけたのでした。もうないかもと思ったので、すっごく感激しました。
団地の記憶は両親から聞かされた話とごちゃ混ぜになっています。近くに小さい神社があったこと、出かけるには坂道を下ったこと、一段下の広場で夜火事があったこと、近所に住んでいたちょっと年上のお兄ちゃんを慕っていたこと(もう名前も忘れたけど)、両親がケンカして父が食事の乗ったテーブルをひっくり返したことなどなど。ここ以前に住んでいた場所の記憶はさらに薄いので、ここが私の原点って気持ちがあります。
団地の周りの記憶はほとんどなくて、「えっ!こここんなだったんだ!」ということばかりでした。なかなかエキサイティングな夏の午後でした。この後名古屋にも半年ほど住みました。たった半年でしたが、同じアパートの子にいじめられたり、都会だったので駄菓子屋があったり、忘れっぽい私にしては印象に残っていることが多い土地なので、また訪れてみたいと前から思っています。そろそろ建物も老朽化でなくなる可能性があるので早く行ってこなくては。

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