NIGHT * SPIDER - X by 江原堅志

真実と答えの全てはフィールドにある。

磯ヒラスズキ、ウェーディングシーバス、青物、そしてフィッシングトリップ。メディアに惑わされず本物を追い続ける実戦主義ソルトルアーフィッシングチーム=NIGHT*SPIDER。

江原堅志、あきんど、小澤剛 がお届けする純度100%実釣リアルレポート。どうぞお楽しみ下さい!

 
舞台は関東近海。 そしてショアラインからの限界。 そんなドラマを求め••• 目まぐるしく変わり行くフォーシーズンの海洋状況に気象状況。 X-STYLEでモンスターフィッシュに立ち向かう。  ターゲットはいつでも本能のままに。 いざ勝負だ !

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江原山行記・積雪期硫黄岳単独2(アタック編)

29日





朝5時に起床。スッキリと起きた。





震災以来、寝ているみたいで深く寝られない夜ばかりだったが、昨夜はかなりグッスリと寝られたらしい。





パッキングを開始する。





サーモス(魔法瓶)に熱湯を注ぎ、ストックを仕舞いピッケルをスタンバイ。





本日目指す硫黄岳は風が強い為、ウールベストやゴーグル、バラクラバ(目出帽)は取り出しやすいよう、ザックの一番上に仕込む。





高気圧がかすめ通っている南よりの風。今日は午後からガスるかもしれない。





早出の速攻が鉄則だ。





急いで朝食をすませ、アウターシェルを着込みポケットには行動食のクッキーとキャラメルを忍ばせる。





そして儀式のように気持ちを込めて靴ひもを結ぶ。





「スパッツよし。アイゼンよし。」





いつもながら、小さな声をだし出発前の確認。





そして小屋の外にでる。





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まっ白な息。





ここ赤岳鉱泉の標高は2200メートル。温度計を確認すると-12℃

意外に思うかもしれないが、これは暖かいほうだ。





しかし2800メートル近い山頂付近は恐らく-15℃以下。

強い風が吹いたら体感温度は-30℃くらいになるのも普通なのだ。





ルートのスタート地点は埋もれかけたあの道標のある小屋の真正面。





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さあ、出発だ!





とりあえず風と天候を伺いながら最初の目標地点は稜線の赤岩ノ頭。そこまで行けたらガスってなければ未熟な自分の実力でも登頂は出来る。





震災以来、平日は入山者がかなり少ないらしいが、どうやら先行者が入っている様子。

新しいトレースを追ってしばらくは樹林帯を進む。





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程無くしてジョーゴ沢の分岐を通過。ルートはあっているぞ。





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そして幾筋にも分かれ出すトレース。雪に埋もれた冬山に正確な登山道はない。





自分で決めたここぞというルートを進むのだ。





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敷かれたレールもあればレールがない場所もある。人生と山登りにかけて色々考えて歩いた。






ハアハアと息が少し上がる。横からは赤岳と阿弥陀のツーショット





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偽物トレースの罠にあやうく進みそうになったが、既に騙された先行者がタイミングよく戻って来て「そこ行けませんよ〜」と先から教えてくれた。





ありがとう。





そしてグングンと更に高度を稼いでゆく。





だいぶ木が少なくなってきたぞ。森林限界は近い。





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程無くして森林限界に到達。そして雪壁を登る準備中の先行者にも追い付いた。





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ここが赤岩ノ頭直下。






先行者が上を指差し「ちょっとあそこがイヤラシイですね〜」と





斜め上を見上げると雪屁が張り出している。





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「あの切れ目ですかね〜」と自分。





先行者が雪屁の切れ目を目掛け真下から直登で雪の壁に取付く。





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冒頭にも書いたが、赤岩ノ頭直下は過去に雪崩の死亡事故がおきている注意ゾーン。

そのため雪壁を斜めに横切ったりして雪に亀裂が入るとヤバいのだ。





自分もピッケルをダガーポジション(歯が前)に持ち代え、ピック(ピッケルの歯)と左手の拳を雪面に打ち込みながら一気に直登してゆく。





爪先のアイゼンを力強く蹴り込んではいるが、雪はけっこう厚みのあるパウダー。





崩れそうでちょっと気持ちが悪い。





ボサボサと雪まみれになりながら、スピーディーに通過を目指す。しかも雪屁に近付いて見上げて見ると思ったより張り出しているぞ!





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俺は単独初心者。落ち着いて。そして迅速に。





よしっ!無事通過した!





真横から雪屁の写真を頂きだ。





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ここが稜線。赤岩の頭だ。そして奥の二つ目のピークの裏が硫黄岳山頂。





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軽く休憩をとり先行者と談笑。ガスもなく、風も思ったより強くはない。最高のアタックチャンスに恵まれた。





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あまり食べたくはないが、カロリー補給のクッキーを一枚頬張り、シャーベットのようなポカリスエットをグビッと飲む。





山頂は目の前だ!いよいよ硫黄岳へのアタックを開始。





まだ踏まれていない今日一番の道。風でトレースの消えた稜線。スタートはズボズボと膝下ラッセルで前進。





先行者と別れる。ルートは全て各々が決めるのだ。





自分は直感で安定感のある一つ目のピークにある岩場の左脇を巻くルートを選択。

ちなみにあの岩、写真で見るよりぜんぜんデカイのだが、皆さんに迫力が伝わらず残念(笑)




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先行者は右横斜面をトラバース(横に迂回)するルート。





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後ろを振り返る。





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最高の気分だ。





そして岩場をクリア中。





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次はいよいよ山頂手前の二つ目の岩が見えてきた山頂はあの裏だ。





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岩に取り付いて今度は右側へトラバースする。





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脇を見るとこんな感じ。なだらかな硫黄岳とは言え、つまづいたら勿論(笑)





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岩を通過し終えると、ゴールへの道しるべ=ケルン(石積み)が見えた!





あと10メートル





5メートル





1メートル





よし!登頂だ。





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自力で登れたぞ!まずは至福の一服。





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山頂の道標にはエビの尻尾(氷のヒダ)。少し短いけど(笑)





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迫力満点の爆裂火口を望む。





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あらためて嬉しさが込み上げる。





しかしまだミッションは終わっていない。下山もある。

それと妻から「一人で行くなら私の替わりにこの子を山に連れてってあげて」と頼まれていた。





知る人ぞ知る(笑)「ねむ太郎」だ。





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風に飛ばされるなよ(笑)





妻の事、仲間の事や家族の事を思い出す。

40歳の一人誕生会「ハッピーバースデー俺」





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ねむ太郎もお疲れさん(笑)





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15分ほど山頂に滞在し、下山を開始。





もときたルートを所々一番早い降り方のシリセード(尻滑り)しながら下る。





そして無事下山した。






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今回のミッションもクリアだ。





まだまだ日本中に震災の影響は続くし、まだまだ本当に心から楽しめるのは先になるかもしれない。

それでもモンモンとした気分が少し解消出来た気がする。





人間は自然の一部でもある。

これからも釣りや山を通し、人間の力やちっぽけさ、自然の偉大さや怖さを忘れないで生きて行きたい。





今回も沢山の感動をくれた山々





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人との出会い





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自然や生命の力





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そして美しさ





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地球よ、仲間よ本当にありがとう





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ありがとう





FIN



THANKS:山でお会いした皆様、事前サポート頂いたS氏(JR山岳会)





おまけ

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投稿者:江原
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