NIGHT * SPIDER - X by 江原堅志

真実と答えの全てはフィールドにある。

磯ヒラスズキ、ウェーディングシーバス、青物、そしてフィッシングトリップ。メディアに惑わされず本物を追い続ける実戦主義ソルトルアーフィッシングチーム=NIGHT*SPIDER。

江原堅志、あきんど、小澤剛 がお届けする純度100%実釣リアルレポート。どうぞお楽しみ下さい!

 
舞台は関東近海。 そしてショアラインからの限界。 そんなドラマを求め••• 目まぐるしく変わり行くフォーシーズンの海洋状況に気象状況。 X-STYLEでモンスターフィッシュに立ち向かう。  ターゲットはいつでも本能のままに。 いざ勝負だ !

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江原山行記・厳寒期の赤岳へ2(アタック編)

16日朝。





昨夜はあの後も飲み続け、22時に就寝。ずいぶんと早寝に聞こえるかもしれないが、山小屋の消灯は21時がふつう。約6時間、ずっと飲んでいたのだ(笑)






05:30。ひんやりとした空気に爆睡から目をさます。





まだ真っ暗な小屋の中。ヘッドランプをつけ、ごそごそとパッキングを開始。





朝食を素早くとり、サーモス(魔法瓶)に熱いお湯を注ぐ。





出発準備だ。





フリースの上からアウターシェルを着こみ、氷のように冷えきった登山靴に足を突っ込む。





そして靴紐をしっかりと確認しながら編み上げて行く。





冬山では行動途中でセッティングをしなおすのは一苦労となる。





慎重かつ確実なスタンバイが鉄則だ。





「スパッツよし。アイゼンよし。ピッケルよし。」小さな声を出し、自分に確認。





07:00。山に囲まれまだ薄暗い時間帯だが、麓の気温は氷点下12℃と厳寒期にしては比較的温かい。





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それでは本日のルートを紹介。





現在地・図中央左手の赤岳鉱泉より行者小屋を経て地蔵尾根。 地蔵尾根より地蔵の頭を目指し稜線へ。 稜線へ出たら赤岳展望荘から赤岳へアタック。 登頂後は文三郎尾根より下山だ。

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ちなみに一昨日までの連休中に地蔵尾根中腹にあるルンゼ(釣りで言うと斜面にある大きな縦スリット)で雪崩が起こっており、2人が巻き込まれている。(無事だったようですm(__)m)





よって要注意エリアの地蔵尾根中腹は早朝のまだ気温が低いうちに一気に通過するのが得策。





さあ、いよいよ出発だ。





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足先はビリビリとかなり冷たく感覚はなし。





雪はかなり深い(笑)朝一番の道をラッセル(掻き分け蹴散らし)しながら進む。





まだスタートしたばかりだが、しびれる足とは裏腹に体が熱くなる。





中山乗越(なかやまのっこし)を通過し、最初の目標地点・行者小屋に到着。今現在は閉鎖中の小屋。雪に半分埋もれている。





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ここでハーネスを装着。ほかのグループもセッティング中だ。





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後ろにはスノーハイカー。




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見ての通りここまでは比較的お手軽な雰囲気だが、このすぐ上からが地蔵尾根。

まもなくこのルートの核心部は始まる。





つまりここから先、積雪期には登山者のみのエリアとなるのだ。





ザイル(メインのロープ)をエイトノットでしっかりとカラビナにセット。




S氏とアンザイレン(ザイルで繋ぎあう)する。これは勿論自分の練習目的もあるのだが、今日の積雪量では安全第一。





自分よりはるかに経験値の高いS氏がトップ(先行)自分がセカンド(後行)で地蔵尾根に取り付く。





赤岳いくぞ〜〜!!まってろよ〜〜!





取り付き地点より次回アタック予定の阿弥陀岳北稜が静かにこちらを覗いている。





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ここでなんとカメラバッテリーがフリーズ(笑)





-10℃まで対応のカメラだが、山の寒さはやはり甘くない。しばらくカメラを暖める為、ここから少し写真はなし。





ピッケルをダガーポジション(クチバシが前)に構え、雪面の斜度によりシャフト(棒)とピック(クチバシ)をその都度突き刺しながらバランスを取って登る。





足運びは、緩斜面なら基本のフラットフッティング(雪面にアイゼン全体を密着させる)。

急な斜面はキックステップ(アイゼンの前爪で突き刺す)、ナインオクロック(片足キック、片足フラット)を使い分けて行く。





登っている斜面はスキーゲレンデなどとは比べ物にならない斜度だ。バランスを一度でも崩したら当然ただでは済まない。





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あっ、カメラが復活(笑)





後ろは昨日仲良くなった気さくな中国人2人組。





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お互い頑張りましょう!





雪崩警戒エリアに突入。





緊張感が高まる。





昨日まで降り積もった新雪。吹きだまりのあるルンゼ下側を通過時などは特に要注意。





このあたりはミックスルート(雪、氷、岩が混ざる)。時折、ゴチゴチとアイゼンが岩肌を掴む。傾斜はこんな感じ。





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今にも崩れそうな雪面も。





トップを行くS氏は一般ルートのトレースを追わず最速最短の直登を選択。





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かなりな急傾斜(笑)





S氏から激が飛ぶ





「スピード上げろ〜!自分に甘えるな〜」





怪しい箇所は慎重かつスピーディーに通過が鉄則。





にしてもこのオッサンの速さは半端じゃない(笑)





自分も体力には自信があるが、S氏は現役チャリンコレーサー。そして身長は190センチ近い大男でストロークがやたらデカイ。





息も上がり苦しいなか、急斜面を右手ではピックを、左手には拳を雪面に付きながら三点確保で必死に登攀する。





次々と表れる岩。氷。そしてパウダースノー。





ふ〜っ。呼吸を整える。「素早く通過せねば。」





そして慎重に!





そんな緊張の中、ふっと上を見上げると、そこにはトレースのまったくない本日未踏の新雪斜面。


けして写真では伝えきれないこの美しい銀世界は、登った者にしか生では見ることが許されない景色だ。





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あと少しで比較的安全なリッジだ。





ようやく雪崩危険箇所をクリア。





ほっとする間もなくナイフリッジに出る。眩しく差し込む日差し。そして小さいながら張り出す雪屁。





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穴開けて遊んでいる場合ではないが(笑)あまり寄るとあちらの下にざっと400メートル。





集中力の継続。一つの油断、一度の転倒も許されないのだ。





1時間半くらい登っただろうか。





いよいよ赤岳の全貌が表れる。山頂手前の小屋は赤岳展望荘





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そして地蔵尾根の終点・地蔵の頭に到着。つまり昨日の夕方に見ていた稜線の上だ。





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お地蔵様ここまで無事にこさせてくれてアリガトウゴザイマス。アタマ失礼しますm(__)m




そのまますぐに赤岳肩部にある赤岳展望荘へ向かう。





風の強い八ヶ岳。しかし今日の稜線は弱風のコンディションで本当に穏やか。




赤岳展望荘に到着。そして風裏で一服





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いや〜。まじ最高。体をリラックスさせ、至福の一時。





飴とポカリでアタックに備え血糖値を上げ、水分補給。





山頂まで、あと少し!アタック開始だ!!





直登で正面の壁をつめる。





30分ほど上がったところでS氏のはからいでトップに交代。





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左右に数百メートル落ち込んだリッジを一気に越える。





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パウダーでピッケルが効かない(笑)慎重に一本橋をわたる。





もう山頂は目前だ!





5メートル







2メートル





1メートル





積雪の厳寒期赤岳2899メートルへ登頂成功!





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うぉ〜〜〜〜!!







S氏とかたい握手。「本当にありがとう。」





一等三角点のパノラマに息を飲む





南アルプス




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中央アルプス





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北アルプス槍穂高連峰





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白馬立山エリア





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そして霊峰富士





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なぜ山に登るかって?




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それは非日常的刺激が欲しいからだ!

そして山登りは本当に人生観が変わるから。






赤岳山頂に15分ほど滞在し、文三郎尾根を下る。





山の事故は大半が下り。ピッケルを付く。





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文三郎尾根もミックスルートだ。頂上直下のいきなりが核心部





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まだまだ油断大敵





30分ほど下ると次第に綺麗な雪面となる。





ウィンドクラスト(冷風で表面だけ氷化)した雪面はサクサクとアイゼンの歯音が気持ちよい。





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赤岳主稜脇を通過





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あらためて赤岳を仰ぎ見る。





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もうすぐ行者小屋だ。





その後は滑落停止やシリセード(尻で滑る降り方)の練習をしながら下り、行者小屋に登着。





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厳寒期赤岳登頂のミッションはクリアだ!







30分ほど送れて後続の中国人たちがきた。一緒に記念撮影。





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みなで握手をして、自分らは南沢を降り、下山した。





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今回も沢山のドラマがあり、そして最高の天気に恵まれ、本当に感動的な山行となった。





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人との出会い





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ハードな登山と美しい景色





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そして厳しい自然環境





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冬の八ヶ岳は最高だぜ!





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この大自然の神に感謝!





本当に





本当にありがとう!!









FIN



THANKS:S氏(JR山岳会)

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投稿者:江原
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