先週、若手経営塾なるものを受講してきました。
講師の方が面白いお話をたくさんしてくれます。
講師:いろいろな方とお会いしていて,「この人勢いあるなぁ」と感じることがあります。
この勢いが,建設的で前向きで肯定的ならばよいのですが,後ろ向きで否定的な場合もよくあることです。
具体的には,「先代の経営はダメだ!」「兄弟で手伝っているが,兄はダメだ!」「古株の社員は,考えが固まっていてダメだ!」周囲のすべてはダメ!すべて総取替えしなければダメなのだ!と思い込んでいる経営者も多いものです。
こんなふうに,少し偏った考えの経営者は,私も含めて若い方に多いものです。
僕自身,20代のころは,もっと「とんがっていた」と思います。あれもダメ。これもダメ。だから極端なことをしなければ,状況はよくならないのだ!
なぜそうなってしまったのでしょう。
今40歳半ばを超えた僕が考えるには,「若さゆえ」だと思います。若くてとんがっていて,清濁併せ呑むことを知らなかった。
その一言につきます。
そういえば,20代の頃,いろいろな先輩社長さんに「お前なぁ,人生には清濁併せ呑むことも大切なんだぞ」と教えていただきました。
しかし,当時はわからず,25年経った今,やっと「なるほど!こういうことだったんだ!」とわかる始末です。
若い後継者の皆さんは,とかく白黒つけたがったり,物事の結論を早く求めたり,はっきりした答えを求めがちです。
しかし,その中間のグレーゾーンを歩くことも,経営には求められるのです。
あの頃は若気の至りで・・・という反省をしないようにしてまいりましょう!と講和してくれました。
わかっていても・・・ なんて感じてしまう私はまさしく若気の至り?

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