11日は、心の師匠の丸本さんのライブを観にマンダラ2へ。
いやぁ、マジで良かった。
今回はいつもと違いバンドスタイルだったんだけど、いつもより「景色」が明確に見えるというか、
よく、音数増えると余計歌詞とか聞こえなくなって、景色が見えなくなるケースとかあるけど、今回の丸本さんみたいな場合みたいに、質の良いバンドサウンドが作れると1+1が∞になるというか、良い具合に「加速」していくというか。
よく、「唄以外のパート」を軽視する人がいるが実は逆。完璧にそれは間違っている
何故なら、ステージに立つ以上、一緒にプレイする以上、ギターもピアノもドラムもベースもテルミンも、ハープも縦笛でもなんでも
「唄」
だからである。
他人も
「自分」
だからである。
よく、全然知らないバンドとか観てると、本人は全く気付いてないけど、明らかにコイツが
「戦犯」
って思うときがある。
ゴレンジャーの中に釣りキチ三平が混ざってる感じのブチ壊し感全開の人。
多分、2つの大事な部分があって
ひとつはトータル的な視覚、音の組み合わせの妙。
すなわちコーディネートのセンス。
これは、もう一目瞭然というか、正直俺は、「ここ」で見るか観ないか決める。
Tシャツでも着物姿でもフルチンでも構わんが、なんかこう、
あっ!そう!服の着こなしに例えるとわかりやすい!
アイテムを各メンバーに当てはめて
別に、オール黒だから良い!
みたいな統一感があればいい。
ってわけじゃなくて、
なんかコイツがボケかな?
この人かっこいいな〜。
みたいな、人から発するオーラが「いい感じ」なのが条件。
ちなみに「上手い」っていうのはキャラには入らない。
「上手い」は後かついてくる付録なので、割とどうでもいい。
特に「上手いのみ」の人が大抵ぶち壊してる事がほとんど。
上手い場合は
「面白くて、上手い」
「へたくそに見えても潔くて、実は上手いんじゃないの?」みたいなのがいい。
わかりやすくいうなら
「お笑いグループ」で例える。
一人がスーツ着てて他がタンクトップでも、なんかわからんがなんか
「伝えたい世界観」がやる前から、唄なら演奏するまえから、
「こういうことやります!」
っていうのが分かる感じ。
もしくは、
「どんなことやってくれるのかな?」
って期待感がある感じ。
別に全員ユニクロで出て来ようと構わん。
なんか「惹かれる」感じがあればよい。欲しい。
あっ!そうそう!
男と女なら
いやぁ「ナイスカップル」だね!
とか
「お前らケンカばっかしてっけど本当は仲良いんじゃないの?」
「ち、ちげーよ!(汗)そ、そんなんじゃ…」
「またまたぁ〜。あはは。赤くなってる〜っ!」
みたいな感じか?
会社だったら
「おい!のり係長!お疲れ様。もう上がっていいぞ!」
「いや!課長っ!どうしても、コイツだけは片付けておきたいので…」
「…そうか…じゃあ、そっちは俺がやってやるから、こっちに回せ。」
「いや、そ、そんな!課長だって、昨日から寝てないじゃないですか?これは俺の仕事ですから…俺がやります!」
「…お前…今日まりもちゃん(娘)の誕生日だろ?待ってんだろ!?家で。」
「えっ!?なんでそれをっ!」
「
…ってかなり続くからこの辺で止めておくけどそういう「感じ」。
その、この場合でいうコーディネートに関して最低条件として思うのは
「自分のこと以外無関心」
な人がステージ上にいないこと。
まぁ、結局は演奏者全員が「いい感じの空気を醸し出してるか?」
って事。
えっ!それだけで観るか観ないか決めちゃうの!
それはちょっと乱暴なものの見方じゃない?
しかも音を出す前からなんて!
分かんないじゃん!やってみないと!
人を外見で判断する気!
っていう人がいるかも知れんが多分そういう人たちも、物事を判断するときに、そう言った
「視(み)た眼」
は大事にしてるはず。
ちょっと待てよ!
音楽なら耳でいいだろ!
第一、眼が見えん人とかどうなっちゃうわけ?
って言う人ほど、「戦犯」の可能性がかなり高い。
何故なら
「目で見るとは限らない」からだ。
「耳で聞くとは限らない」からだ。
?…?…?…。
の人はきっと、学芸会のようなライブをする。
間違えなかったから今日は良い出来でした。
みたいな。
自分は客を「騙せてる」と思い込んでてウソがバレバレな人だろうな。
視覚も聴覚も、観てるとこ聴いてるとこは同じ。
で、2つ目はメンバー全員が「空気」を理解してるのが大前提の上「唄」を理解してて、それを
「届ける」
ことが出来る能力を持ってるかどうかということ。
もしくは「届けようとしている」かどうかということ。
あまり「音楽」という縛りに惑わされないほうがよい。
だからと言ってMCをしろとか、そういう事じゃない。
むしろ喋らんでもいい。
ただ
「音楽」って事はそんなに重要じゃない。
音楽の授業とか、よく居眠りしてるコとか居たでしょ?
音楽なんてホントは誰も知らないんです。もちろん俺も含めてね。で、多分世界の偉大な作曲家さえも。
って、あ〜〜!
つ〜かよ〜っ!のりっ!
何が言いたいの!!
…っていうそういう想いを持つ人にも
「あっ。なんか…心に…良い感じの…悪くないね……これ…」
って言葉なんて超えて伝わって来て、
ようやく、じゃあ、歌詞を聞こうかな?
その楽曲とか雰囲気に酔いしれようかな?
って思う。
うまくやれば「通称:音楽」にはそういう能力が秘められてる気がする。
し、俺は信じてる。
って感じで前置き長くなったが、今回の丸本さんたち(あえて「たち」をつけてます)は凄く心地よいライブをしてくれた。さすがだと思った。
負けてられん。
8月21日はその丸本さん久しぶりの直接対決!
がんばるぞぉ〜っ!
って11日の分でこんなに右端のスクロールバーが小さくなっちゃった!
12、13日は仕事休みでした。
曲作り、散歩、キュウリの浅漬け制作、マンガ喫茶。

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