昨日ぐらいに思いついてもしかしたらこれはいけるか!?と思ったネタがあるんだが、よく考えたら似たようなのが
もう始められてたという。まあいちおう書く。
ネット企業が既存のテレビ局を買収するメリットはあるか? ない。通信と放送の融合を、データ通信でネットショッピングなんてしょぼいレベルで考えてたんじゃダメだ。
放送局の買収は、電波の帯域が限られていて免許制になっているから意味があるんであって、コンテンツ送信の方法が他にあるなら、そんなコストの高いレガシーにこだわる理由はまったく無い。
自分でテレビ局を開局してしまえばいいのだ。電波媒体でなく、通信媒体を使って。
ポータルサイトにリンクを用意して、ストリーミングで垂れ流しの番組をいくつも作っておく。コンテンツそのものに金をかける必要はない。いちいち制作しなくても、たとえばスポーツの中継をだらだら流し続ける。
具体的には、J2やナビスコカップを含むJリーグ全試合の「ネット上の」中継権を確保しておいて、15チャンネル使って一斉に生放送、終わったら1チャンネルシフトして別の試合をリピート。バスケ、バレー、ホッケー、アメフト、準プロリーグが始まってるスポーツはいくらでもある。パシフィックリーグやアイランドリーグの試合を見たがる人もいるだろう。
ニュースチャンネルも必須だ。画面は字幕を流し続け、音声はそれを自動読み上げ。テレビニュースでもなんでもないが、そういうニュースを必要としている人も結構いるはずだ。これは64Kbpsぐらいで提供してもいい。
古いアニメをひたすら流すのでもいい。アニラジと組み合わせるのもありだろう。DVDのクリッカブル広告を同時に流せば効果的だ。
もちろん、古い映画や古いAVの垂れ流しという手もあるだろう。
ポータルだからってすべてのジャンルをそろえる必要はない。コストの安いものから順に流していけばいいのだ。
当然ながら無料放送でなくてはならない。広告収入が頼りになるが、その広告は時間で割り込むのではなく、画面の中に入れてしまう。4:3の枠にビスタサイズのコンテンツを入れて、黒枠の代わりにバナーをつけるのだ。「そういうもの」になってしまえば、実はそれほど抵抗ないのではないか。
スクリーンの中にバナーを入れてもクリックできないから、アフィリエイトは期待できない。ではどうするかというと、専用のクライアントを作ってしまう。放映自体は普通にWMVかなにかで提供するとして、クライアントソフトは内部の枠1に放映データを、枠2にクリッカブル広告を表示する。そしてチャンネルボタンをいくつか、ニュース・スポーツ・アニメなどのカテゴリに分けて用意し、一度それを押したらつけっぱなしでいいように考えるわけだ。最終的にはDVDレコーダー等のネット家電でこのクライアントと同じものを使えるようにできればいい。
テレビに求められているのは、そういうレベルのだらしなさじゃないだろうか。
ただ、そういうだらしない視聴スタイルの中でいちばん求められるのはワイドショーとバラエティーで、これはどうやってもそれなりにコストがかかるうえに自分が嫌いなので、どうしたらいいかちょっと悩むところなのだが。
以上思いつきだが、興味がある方は声かけてみてください。

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