ジョン・カーター
『ターザン』で有名な
エドガー・ライス・バロウズ
の書いたSF『火星シリーズ』の映画化です。
ちなみにジョン・カーターとは主人公の名前
です。
エドガーと聞いて「ピン☆」とくる人がいる
かもしれませんが、そうです。
映画でジョン・カーターの甥として登場し叔父の手記を
読みながら想像していた少年の名前です。
エドガー=原作者の目線
これは手塚治虫のまんがに手塚という人が
出てくるのと同じことです。
彼が手記を読む形で物語が始まります。
原作が3部作で、この1作目はいかにも「次回へ続く」
な終わり方をしているので、どう終わらせるのか?
と思っていました。
そこは最初と最後で「あっ」と驚く仕掛けがあり
見事につなげていました。
余談ですがアニメ『Z.O.E ドロレス』では
火星生まれの主人公がジョン・カーターと
呼ばれていました。
ジョン・カーター
昔々、まだアメリカとインディアンが戦っていたような
時代、強いけど戦うのがイヤで反抗的で軍隊から脱走を
繰り返していた主人公のジョン・カーター。
妻子を戦争で失い厭戦的(戦争なんかイヤだ)
になっています。
「もう妻子のように大事な人達を失いたくない」
これが彼の行動理由で、父親の気持ちがわかる、
というのもポイントになってます。

あと火星は重力が地球よりも軽いので
「ぴょ〜ん☆」と高く遠くまで飛べます☆
このジャンプがすごいのです☆
舟から舟へとジャンプします。
ドラえもんのスペシャルで似たような話が
ありましたがおそらくジョン・カーター(火星シリーズ)
を参考にして作ったと思います。
タルス・タルカス
サーク族の皇帝、野蛮なサーク族の中では温厚な方です、
実は(ジョン・カーターの世話係の)ソラの父親。
ソラがサーク族の中では優しさを備えた女性
なのは彼が父親なのも大きいでしょう☆
サーク族は肌が緑色で4本腕です、牙と肌が緑色なのから
もしかして『アラレちゃん』のニコちゃん大王の
モデルかもしれません?
それとタルス・タルカスという名前は富野アニメ
っぽいですね。
そしてジョン・カーターとタルス・タルカスは
友情を育みます。
ジョン・カーターは父親の気持ちがわかるので
タルス・タルカスの気持ちがわかるのがポイントです。

強さと優しさを兼ね備えた勇敢な皇帝ですが
たまに地が出たり、お茶目な時があります(笑)
ウーラ
ブサカワイイ犬のウーラ(笑)
ソラにジョン・カーターのお目付け役に
されます☆
足の速い忠犬で、ジョンカーターに
どこまでも付いていきます。
こういうデザインにするのがアニメの監督
ですよね〜(笑)

「おすわり」
デジャー・ソリス
ヒロイン。

原作では本当にお姫さまな人でしたが
映画では戦うヒロインになっていて、強いです☆
強いけど、剣を磨いて鏡にして身だしなみを整える
女性らしさもあります☆

サブ・サンとの婚約を断る気丈さや科学の智識も
あるという万能ぶり☆
かとおもえば一応王族としての自覚もあります☆
サブ・サンとマタイ・シャン
サブ・サン、ゾダンガの皇帝で本作の悪役ですが
悪い人にも少し良い人にも見えます。
演じてるのが悪人や良い人もやるドミニク・ウエスト
なので良い人そうに見えて、どこかうさんくさい人にも
見えます(笑)
マタイ・シャンに利用された人なんでしょうね。
マタイ・シャン
全ての元凶、ホーリー・サーンの教皇で
女神イサスに仕えています。
マタイ・シャンも原作と比べてパワーアップし
野望も能力も大きくなり、ゲートを使って
地球にも来てますし変身もできます。
演じているのが『キックアス』や『シャーロックホームズ』
で悪役を演じたマーク・ストロング。
スキンヘッド(つるつる頭)なので気味が悪いです、
仲間も全員つるつるの坊主頭で変身能力を持っています。
不死ですが撃たれると一応死にます。
どこにでもいそう。
火星の土方歳三
『火星シリーズ』は人気があるので様々な亜流やパロディ
が生まれましたが、中にはこういうのもあります(笑)
『無責任艦長タイラー』の吉岡平が書いた
もう1つの火星シリーズ。
土方歳三が火星にトリップし姫を助けたり
緑色の巨人と仲間になり、また新選組を結成したり
とジョン・カーターの様に活躍します(笑)
4本腕の巨人が新選組の羽織を着ているシーンは
ものすごくシュールです(笑)

「?」とわからないのもありましたが
それは伏線というやつです☆
ところで当初はロバート・ロドリゲスが
『ジョン・カーター』を撮る予定でしたが
流れました。
もし撮っていたら『プレデターズ』みたいに
なったんでしょうね。

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