プリンスリーグも終盤戦。
この静学戦に敗れれば優勝は愚か、高円宮杯出場権すら難しくなってしまうような厳しい状態。
この大一番を前に個人的にどうしても準備したいことがあった。
4・22のあの悔しい敗戦をこの試合へのエネルギーとしてもらうために、メッセージ幕を作ることにした。
エコパ補助の向かう前にサテライトのTMが日本平で組まれていたため、日本平につくとTM前半を見ずに、ダンマクを作成。

Remenber 4・22 あの悔しさを忘れるな!!
そしていざエコパ補助へ。

PRIDE OF KINGDOMやSUPER ORANGE BOYSらの幕の真ん中に設置。
この想い届け。
-----マッチ---駿------
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卓哉--------------慶治
------陽平---彬-------
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小出--圭吾---大---卓馬
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---------晃太---------
出場停止の佐野の位置には圭吾が出場。
CHを陽平と彬で組む。
試合は前半はどちらのペースとも言いがたい試合展開。
そんな苦しい展開の中でも、晃太のロングフィードに反応した慶治が独走し、角度のないところからゴールに突き刺し先制点をゲット。
このリードを守りきり前半は1点リードで折り返す。
そして後半。
攻め込みながらもセカンドをいいように相手に拾われてしまい、攻撃がどうしても単発単発になってしまう。
そんな苦しいながらもリードを保ってはいたが、ついに同点弾を許す。
暑さの影響もあってか、足を攣る選手も多く、頻繁に交代をするようになる。
しかし逆に逆転ゴールを許してしまう。
ところがここで黙らないのがエスパルス。
ペナ内で駿が倒されてしまい、これを卓哉がきっちりと決めて2−2の同点に。
なおも攻め続けるが、しかし最後の部分で決めきれずにいると、2−3、2−4と続々に失点を許してしまう。
そして試合修了の笛。
悔しい結果。
またしても学園に勝つことができなかった。
たらればにはなってしまうが、こっちにも決定機は十分あっただけに決められたら結果はかなり変わってきたと思う。
何よりも痛いのが、この試合で慶治が退場し、次節、大・駿が累積で出られないと思われる。さらには佐野もどうなるのかわからない。
この試合、試合中にPKを2度もらったとはいえ、学園に有利に笛が吹かれていた。
当然俺らはイライラ。
井田の糞は調子こいてきやがってイライラ。
一人で調子にのってゴールコールとかしだしちゃう学園の親もいたし、なんだかよくわかんねーけど、こっちにガン切れの親もいた。

選手の挨拶のときには悔しくて、もう選手の顔をみることができなかった。立つことすらできなかった。溢れる涙をとめることができなくなった。
俺にはエスパルスコールすることはできなかった。
残り3試合。
2位以内を確定するには勝ち点差6の2位名古屋に対して、名古屋が2度負けることが条件。
そして残り3つ勝つ。
現実的に非常に厳しい。
あとは一試合一試合、しっかりと勝利を積み重ねるだけ。