札幌に引き分け、グループリーグ敗退。
これで、U−15は最後の公式戦を終え、解散となった。
結果として、最後の試合となった札幌戦。
仕事やもろもろで熊本に行くことが出来なかったのが一番の悔い。
本当は決勝トーナメント進出のお祝いで計画していた羽田空港へのお迎えも、結果として最後の挨拶になってしまった。
瀧川 翔
俺たちの守護神。
U−13当初から梅ちゃんは完成したGKと言っていたよ。
DFが崩されてもタッキーがいてくれるという安心感を与えてくれた守護神。
タッキーは優しいからなかなか難しいのかもしれないけど、怒れるGKになって欲しい。
DFやチーム全体を鼓舞できるプレーヤーになって欲しい。
荒井 拓海
拓海と全国に行けたことが本当に嬉しかった。
1年の時は兄ちゃんの応援で、2年の時はカゲや舞人の応援に来てくれた拓海。
3年生になって自分の力で切り開いた全国への道。
そこで自分の中では納得の行くプレーが出来なかったかもしれないけれど、気持ちの伝わるプレーを見せてくれた。
真面目は拓海。今日の退場は悔しかっただろうけど、この悔しさを糧にこれからのサッカーに活かしてください。
犬飼 智也
犬飼がここまで成長したから今のチームがあると思うよ。
クラセンでの活躍は本当に頼もしかった。
空港で会った時、目を真っ赤に腫らしていた犬飼を見て、まだまだお前はやれると思った。
ここから這い上がれ!
入山 健人
健人のプレーはバネがある。
ストライドの大きなプレーには迫力がある。
その明るい性格とバネを活かして、もっともっと大きなサッカーをして欲しい。
まだまだ健人は大きくなるよ。頑張れ!
遠藤 裕介
エスパルスのエンブレムを掴み俺らの声に応えてくれた裕介。
クラセン県大会決勝での裕介のゴールは本当にすごかった。
いつも大事なところで決めたのは裕介。
全国の舞台でゴールという結果が出せなくて悔しかっただろう。切なかっただろう。
だけど、お前は本当に大きくなった。
これから傍で応援してあげることができなくなるのはさびしいけれど、
「共にゆこう いつまでも 俺達がついている」
この言葉にウソはない。いつまでも応援しているよ。
インターハイ優勝して高円宮杯に出てこい!次にプレーしている裕介を見るときには今よりも一回りも二回りも大きくなった裕介を期待しているよ。
影山 貴紀
俺達のエース。1年の時からバカスカとシュートを打っていたカゲ。
DFを引きずりながらも突破するカゲ。
全国の舞台でなかなか決めれなくて悩んだだろう。
でもみんなずっとカゲを信じてた。
まだまだこれからも力強く、たくましくなって欲しい。
片山 紳
柏戦の前日、紳がクラブハウスでリハビリをしていて、ずっと心配だった。
今週試合に出ていて本当に安心した。
紳はずっと悩んでいたと思う。
だけど、紳は紳のプレーをすれば良いと思う。
それが一番紳が輝いている姿だから。
前を向いたら勝負。中が見えたらクロス。ドリブルで相手を切り裂け。それが片山紳だぞ!
酒井 加里武
こぼれ球を面白いくらい拾い、スルスルっとゴール前に顔を出す。
運動量豊富で中盤のスペースをうまく使うことができる加里武。
これからの活躍が十分期待できる選手。
もっと貪欲に、自分を出して積極的になった時加里武はテルを超えるよ。
頑張れ!
進藤 優東
そのミドルレンジから狙えるパンチ力。鋭い弾道を描くFK。
武器を持っている選手は強い。
何よりもその負けん気の強さ。
チーム内でポジション争いをしっかりとして勝ち得たCHのポジション。
仲が良いウチのチーム内でこれほどまでにポジション争いを意識させた選手は優東が初めて。
もっと貪欲に、強く。頑張れ。
高橋 祐樹
ボールタッチが柔らかい高橋。
10番を背負ったのは偶然なのかもしれないけど、エスパルスの10番らしいプレーだと思う。
高橋のパスセンスは頼もしい。
もっと強引にシュートまで持っていける力が高橋にはあるはずだよ。
高橋は自分のやりたいようにサッカーをすれば良い。必ずそのサッカーが実りあるものになりから。
出口 雄大
ゴールが奪えるサイドアタッカー。
絶対にそれは武器であって、サイドのプレーヤーはクロスで終わっているだけじゃ物足りない。
だけど、出口にはそれが出来る。
せっかく「持ってる」ものがあるのだから、切り替えを早く、オフザボールの動きもしっかりやって、もっともっと怖い選手になれるはず。
前を向き戦え!出口。
原 優真
まだまだやれる。
もっともっとやれる。
優真ならもっと輝ける。
自分の力を全力で相手にぶつければ怖いものなどない。
優真はやれる男。男になれ。お前ならできるはずだ!頑張れ優真!
どこにいても俺達は仲間だ。
溝口 翔也
大人しいミゾ。
優しいミゾ。
そんな男が東海大会でMVPにまでなった。
時々ボーっとしているようなときもあるけど、集中している時のミゾは完璧なDF。
犬飼とともに輝く存在へと成長してほしい。
ミゾならやれるはず。もっと大きくなれ。
村上 舞人
キャプテン舞人。
苦しい時も楽しい時も、舞人がいたから今のチームになったんだよ。
ピッチの中央で、大きなサッカーができるように展開できるのは舞人の武器だ。
舞人は優しい子だから、励ますことがちゃんとできる子だから。次は怒れる子になって欲しい。
怒ることは本当に勇気の必要なこと。
だけど、舞人は勇気がある子だから出来るはずだよ。
今までチームを率いてくれてありがとう。
必ず帰ってこい!お前の力を必要とさせろ!
まだ舞人は始まったばかり。
村松 大輔
カズオ。
悔しい立場だっただろうけど、大きなプレーをするカズオがとても頼もしかった。
カズオのアーリークロスは一つの武器だ。
カズオにはサイズがある。そのサイズを活かすプレーヤーになれるはず。
頑張れ!まだまだ伸びるはずだ!
市川 直人
GKというポジションは1つしかない。
だから、誰よりも悔しい思いをしたのは直人。
だけど3年間しっかりと積み上げたものが直人の体には、腕には備わっているはず。
まだまだこの先GKとしてやらなければならないことは多いかもしれない。
だけど、頑張った証が直人にある。これからもその努力する心を忘れずに頑張れ!
望月 隼人
怪我に泣かされ、満足のいくプレーを出来たのは少ししかないかもしれない。
ただ、怪我から戻ってきた隼人は今までの隼人よりも必ずレベルアップして帰ってきた隼人。
苦しさを乗り越え確実に成長する隼人はまだまだこんなもんじゃない。
センスあるプレーが隼人にはできる。頑張れ隼人!
山田 祥平
3年間本当に頑張りました。
CBもやった時もあった。
だけどしっかりと攻める気持ちだけは折れなかった。
その芯の強さ、大切にして欲しい。
祥平のそのひたむきさが何度外してもしっかりと決めるというFWとしての一番大事なことだよ。
遠くから通って、帰りも大変だっただろうけど、祥平の努力はこれからきっと花開く。
これからもその努力を惜しむことなく頑張れ祥平!
矢守 哲也
どんなに相手と身長差があっても、抜群の読みと的確なポジショニングで相手を封じ込めた矢守。
前にでた時にはゴールに近づく最良なプレーを判断する力が十分ある。
センスの塊だ、矢守。
もっともっと自信を持って矢守だからできるというサッカーをこれからもしていってください。頑張れ矢守!応援しているぞ!
脇野 隼人
ワッキー。
瞬間的なスピードで裏をとるワッキーのプレーには何度も釘付けになりました。
ひたむきなプレーでジョーカーとしてちゃんと機能していたワッキー。
ワッキーは表に立つべき選手だ。
何度失敗しても決して下を向くことなくチャレンジする気持ちを絶対に忘れないで、自分を信じてこれからも頑張れ!ワッキーが走る姿は決して色褪せない。
1993年。Jリーグが生まれた年に生まれてきた選手たち。
彼らの成長とともに、エスパルスは成長してきた。
2006年10月1日。
さなるカップクラブの部予選リーグ、ASKA戦。
彼らの初の公式戦。
俺が初めて太鼓を叩いた日。
ダンマクを物珍しそうに読んでいたあの日。
コールにどう対応すれば良いのかわからなかったあの日。
県大会で敗退。
今年のクラセン県大会まで何のタイトルもとれなかった彼らが今では全国という舞台に当り前のように立っていた。
今では、夢は全国制覇と言えるようになった。
その夢は叶えることができなかったけど、大きくなった。
みんな大きくなった。
これでみんなで一緒にエスパルスのユニホームを着て戦うことはできなくなってしまったけれど、君たちはまだ15歳。
まだ何も掴んじゃいない。
これから先の大きな目標に向かって、それぞれ進む道は違えども、目指すはひとつ。
憧れの聖地日本平でエスパルスの選手として戦う道はまだ始まったばかり。
それぞれの道で、それぞれのサッカーを。
だけど、そこにあるのはみんなとしたサッカーから学んだこと。
決して忘れずに、決して色褪せることなく、必ずこの悔しさバネにて、糧にして、これから先ある苦難の数々を乗り越えていって欲しい。
君たちは本当に良く頑張った。
お疲れ様。ありがとう。
最後の試合、応援に行けなくてごめんね。
Dear SUPER ORANGE BOYS.