昨日ASKAとの試合を快勝したエスパルス。
豪雨にも関わらず、人もボールもうまく連動した素晴らしいサッカーを展開し、2年生が多く出場しチーム全体が活性化したチームとなった。
2戦目の相手は宿敵ジュビロ磐田。
ジュニアユース一期生であるこのU−15の年代との対戦対戦成績は2勝1敗ではあるが、試合を重ねるごとにその差が縮まっている。
1次リーグから戦っているジュビロの方がコンディションは優れているのかもしれないが、昨日の試合をジュビロは豪雨順延ということで2次リーグでは初戦ということになる。
≪先発≫
------ 力 --海野------
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飛天--------------大和
-----悠太朗-石毛------
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雄太--大我--江井--拓弥
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---------八谷---------
初戦と全く同じのスターティングメンバーで挑む。
昨日から続く強風。会場は駿河湾が目と鼻の先の中島人工芝グラウンド。
前半は追い風のエンドを取ったエスパルス。
風上を活かした攻撃で前半で試合をリードしたいところ。
序盤試合は一進一退の攻防。
しかし風上の利を活かせないでいると徐々にジュビロにセカンドボールを拾われるようになり、押し込まれ始める。
中から外に展開してくる磐田に徐々にCBが引っ張り出されるようになり、ゴール前の守備が手薄になり始める。
綻びが出始めてきた24分。
11番が左サイドでボールを持ち、中に切れ込む。
折り返しのボールに走りこんだ15番がきっちりと合わせてゴール左隅に決めて、欲しかった先制点を奪われてしまう。
その後も一対一の決定的なピンチとなるも八谷がビッグセーブで切りぬけ前半あ0−1で折り返す。
この世代で抜群の手腕を誇る岩下監督ならば、うまく立て直すだろうと思っていた後半。
昨日と同じ交代カードで後半キックオフ。
◆選手交代
後半00分 OUT 力 ⇒ IN 和磨 (RSH) ※石毛CF、大和CHへ
2分。
中央からのパスにオーバーラップし抜け出した拓弥が絶妙な右クロスを入れると、このボールにファーサイドで競り勝った海野が豪快に頭で合わせて同点ゴール。
勢いづいた8分。
右サイドでこぼれ球をコントロールした石毛がゴール前にフィードを入れると、
向かい風にボールの勢いを殺されDFが判断を躊躇する。
このボールをDFと競っていた海野が体を入れ替えてマイボールの体制にする。
このボールを豪快に蹴り込みついに逆転する。
ゴール後真っ先にベンチメンバーのもとに駆け寄り喜びを爆発させる。
完全に流れをつかみ押せ押せとなるエスパルス。
海野が飛び出し一対一の場面は惜しくも枠を捉えることができず。
大和がボールを運びゴール前を横断するスルーパスを出すと右サイドでフリーで待ち受けた和磨がシュートを放つもこれも枠を捉えられなかった。
決めるべきところを決めておかなければ・・・とは良く言ったもので。
24分。
追い風を利用しロングフィードを入れてきたボール。
本来であれば簡単に弾き返せる単純なボールが風に乗りグングン伸びてDFと八谷の間絶妙な位置に落ち4番が追いつき一対一を冷静に流し込み、ラスト10分というところで同点に追いつく。
同点とされ焦りが見えたエスパルスに対し、追い風を味方につけたジュビロは淡々と試合を進める。
しかしながら両者決めてを欠き主審が笛を咥えドロー決着かと思われた後半35ロスタイム。
左サイドから単純に入れたクロスを17番が頭で合わせ磐田がゲームをひっくり返す。
まるでドーハの悲劇のようなロスタイムの失点。
キックオフで再開となった直後、試合終了の笛は吹かれた。
試合終了直後、うなだれるエスパルスの選手たちと好対照の歓喜のジュビロのメンバー。
一時は相手を翻弄するサッカーができていたが故に非常に悔しい敗戦でした。
ただ、いつまでも下を向いていてはいけない。
水曜日には2次リーグ最終戦のヴァロル戦が待っている。
次節の勝利で2位以内が確定し3次決勝トーナメントに進出決定である。
試合後わざわざ挨拶にきてくれた選手たちは一様にうなだれた感じだった。
この試合を糧に試合を決めるということをきっちりとできるように頑張ってほしい。