U‐13 TM
清水エスパルス vs フェルボール愛知 at 鈴与G
<<試合結果>> ※25分×4本
清水エスパルス 12‐4 フェルボール愛知
(1本目:1-0,2本目:3-1,3本目:5-3,4本目:3-0)
<<得点者>>
●杉本頼(1本目20分、カウンターから西田がハーフラインまで運び、頼が追い越してスルーパスを受けて最後は角度のないところから30mドリブルシュート。)
●北川航也(2本目15秒、ペナ左で受けてDFを交わしながら中に持ち込み決める。)
●フェル2番(2本目01分、センターラインでハイボールのこぼれを持ち込み決める。)
●宮本航汰(2本目04分、西田のスルーパスに抜け出した北川が縦に抜けて右クロス、ファーサイドフリーで飛び込んだ宮本がダイビングヘッド。)
●西澤健太(2本目18分、宮本のスルーパス、西澤がDF2人の間から半歩抜け出し流し込む。)
●フェル37番(3本目02分、18番左クロス、2番が中央潰れてフリーの37番が決める。)
●フェル18番(3本目05分、抜け出した18番、セルフジャッジでオフサイドアピール、18番山川を交わし決める。)
●森田一世?(3本目07分、鈴木の左クロスをGKこぼし、森田?がDFと競りながら押し込む。)
●大塚聖磨(3本目15分、右からの杉山のフィードに抜け出した大塚が飛び出したGKを抜いて無人のゴールに流し込む。)
●フェル18番(3本目17分、右サイドからドリブル突破、一対一をニアに沈める。)
●望月大(3本目18分、右サイド抜け出し前に出たGKで大きく開いたゴールに流し込む。)
●望月大(3本目19分、フィードに抜け出し左サイドから持ち込み決める。)
●杉山和希(3本目26分、中央から右に流れながら受けた杉山がゴール左に決める。)
●望月大(4本目10分、ゴール前森田のスルーパスに抜け出したヒロがニアに沈める。)
●大塚聖磨(4本目19分、ロングフィードに抜け出した大塚がGKを交わして決める。)
●望月大(4本目23分、ゴール前でルーズになったボールをかっさらいヒロがゴール左に突き刺す。)
<<1本目>>
------大塚--北川------
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水谷--------------西田
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------西澤--宮本------
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斉藤--深澤--片瀬--杉本
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---------幸輝---------
<<2本目>>
------ヒロ--北川------
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森主--------------西田
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------西澤--宮本------
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斉藤--片瀬--深澤--杉本
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---------幸輝---------
◆選手交代
15分 OUT 北川 ⇒ IN 鈴木 (LSB) ※宮本CF、森主CH、斉藤LSHへ
<<3本目>>
------大塚--ヒロ------
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鈴木--------------森田
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------杉山--森主------
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深澤--斉藤--酒井--井上
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---------山川---------
<<4本目>>
------大塚--ヒロ------
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森田--------------鈴木
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------杉山--西澤------
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水谷--北川--酒井--井上
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---------山川---------
<<後記>>
東海大会の常連街クラブ、フェルボール愛知とのトレーニングマッチ。
今後幾度となく戦っていくことになる相手。
先日の清水FCとの試合では17-0と格の違いを見せ付けただけに愛知の強豪にもしっかりとエスパルスは強いと植え付けさせたいところ。
チーム本格的指導から約2ヶ月。
そろそろそれぞれの選手の特徴を掴んだチームの連携にも期待したい。
試合は12‐4でエスパルスが圧勝。
終わってみれば12−4と大差のついた試合ではあった。
しかし、実際に見た感じとしてはそこまで点差があったことに試合後気付かされるような展開の試合。
25分×4本で行われたこのTM。
実際は25分×2を2本という意味合いのTMとなった。
<<1本目:1-0>>
試合開始予定時刻の10時の5分前になんとか鈴与Gにたどり着くと試合はすでに始まっていた。しかしまだ始まったばかりでスコアも0−0ということでここから終了まで時間を逆算して観戦。
1本目の印象としてはやはりが目立つ。
北川にボールを集め、サイドから仕掛けるという攻撃を中心としたスタイル。
一方守備では斉藤がよく中に絞って相手攻撃の芽を潰していた。
DFラインの裏に蹴って大型FWの2番を走らせてカウンターで仕掛けてくるフェルボールに対し、なかなかうまくラインコントロールできず、裏を突かれる場面が何度かあったが、一対一の場面は幸輝が体を張ってストップして無失点。
頼の得点のシーンはそんな相手攻撃を抑えてからのカウンター。
西田が受けて頼が西田を追い越す際に西田を呼び、スルーパスに抜け出し独走して決めた。2人で完全に攻勢に回った相手をあざ笑うスーパーカウンターだった。
<<2本目:3-1>>
キックオフから人数をかけて攻め込むとわずか15秒で航也が決める。
しかし先手を奪ったのも束の間、ハイボールのこぼれを2番が拾って独独走し決められる。
しかし今度は航也がドンピシャのクロスをCHの航汰がゴール前フリーで飛び込み体を投げ出しながら頭で合わせる。
ここからは完全にエスパルスが主導権を握って押し込む時間が続く。
徐々に足の止まり始めたフェルボールに対しハーフコートゲームで攻撃を続ける。
2本目目についたのが3点目を決めた健太。
健太はパス&ゴーの意識が非常に強く、出してはは動き直してリターンをもらう動きを繰り返す。
その成果が3点目のゴールとなり実を結んだ。
<<3本目:5-3>>
大きくスコアの動いた3本目。
2点を簡単に与えるとそこから息を吹き返し逆転。
特に2失点目は自らのセルフジャッジにプレーを止めてしまい(フェル18番も止めてしまったが)そこからの失点という公式戦であれば本当にもったいない失点。
これが練習試合であったことに肝を冷やすシーンであった。
このあと2点を奪い同点とするも、ここで横山監督から「まだ同点やぞ!これで満足か!」という檄が飛び、すかさずボールを奪いに行き、キックオフを急がせる。
このあとすぐに勝ち越しゴールを奪われてしまうものの、すぐさま同点、勝ち越しとして最後に突き放すという力強さをみせたゲーム。
不用意な失点は避けたいものだが、それでもそれを跳ね返す自力は伝わったし結果となって良かった。
<<4本目:3-0>>
完全にハーフコートゲームとなった4本目。
CBに航也、LSBに拓磨など布陣をいじった4本目。
しかし不慣れなポジションの選手がいる中でも、しっかり与えられたポジションでのプレーをこなし、圧倒的な試合をすることができた。
4本目は拓磨と健太が目に入った。
健太は2本目のようなプレーを続け相手を翻弄。
拓磨はSBながら前線によく顔を出し、鋭い切り返しから幾度もチャンスを作った。
点の多く入る大味な試合ではあったが、1本ごと見てみると非常に味のある良い試合でした。
さらにフェルボールがなかなかこの時期にしてこのチームということに驚き、今後が注目な気がしました。