東海大会を1位で突破し、全国大会。
GWのプレミアカップ以来のJ村は相変わらず全国大会の良い雰囲気に包まれていた。
少ないスペースでできる限り幕を出す。
エスパルスの初戦は関東第6代表の柏レイソルU-18。
昨年の準優勝チーム。昨年は完敗だった。今年は勝ってリベンジだ。
山田が長期離脱中、柏U-15出身の稲毛は先日のサテvs東京国体で負傷中。
柏瀬が復帰しての24人での全国大会となった。
≪先発≫
-----亜人夢--畑-------
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成田--------------崇兆
-------誠---田代------
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伸尚--犬飼--教史--諄也
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---------長島---------
開始わずか2分。
中央からのFKを茨田に裏に放りこまれると、山嵜に抜け出され、潤が飛び出し防ごうとするも、山嵜の足が一瞬早くボールに届き、ループで潤の肩を抜く。
ボールはゴールに吸い込まれ柏が先制点を奪う。
柏は7番トップでの出場経験もある茨田にボールを集め、ガンガン裏を突くボールを供給。
そのボールを確実に山嵜が足元に収め決定機へと結び付けていく。
序盤、バタついたものの、徐々に試合が落ち着きを取り戻す。
後ろで繋いで茨田を経由してサイドに振るという攻撃に対し、中央で誠が積極的にボールに絡み、前を向いて2トップにボールを供給するエスパルス。
ここに今一番乗っている男、成田が絡み攻撃が覚醒する。
25分。
柏のビルドアップのボールがズレたところを成田が狙いインターセプト。
縦に抜け出そうとした瞬間右に流れた亜人夢にスルーパス。
亜人夢が受けて左足に持ち替えて、左サイドネットを正確に射抜き同点ゴール。
これで息を吹き返して反撃に出たエスパルス。
しかしゴールは奪えず、前半は1−1で終了。
しかし後半立ち上がり6分。
熊谷がFKを右に展開。右SB斉藤が高い位置で受けて低くて速いクロスを入れると、ニアに山嵜が走り込んでワンタッチで決める。教史が体を入れるも防ぎきれず。
1−2といきなりビハインド。
さらに11分。
上之薗からのローグフィードに抜け出した相馬が持ち込み決めて1−3と差を広げられる。
成田が縦に何度も突破を試みる。
この攻撃はかなり効いていたのだが、柏も試合中に修正し、徐々に鋭さを失ってしまう。
左CKをファーサイドで教史が折り返し、左ポスト前に畑がバイシクル。
これがポストに嫌われてしまいゴールならず。
後半23分 OUT 伸尚 ⇒ IN 渉 (CH)
後半23分 OUT 諄也 ⇒ IN 影山 (CF) ※3-4-3へ
両SBを下げて田代をCBに下げてCHに渉。
亜人夢、畑、カゲで攻撃を仕掛ける。
しかし26分。
右サイドからのスローインを受けた斉藤のフィードに抜け出した山嵜が右足でシュート。潤が防ぐもこぼれ球を頭で押し込まれ失点。1−4。
カゲもスルーパスに抜け出してGKも交わして角度のないところから流し込もうとするもポストに弾かれる。
後半34分 OUT 成田 ⇒ IN 柏瀬 (CF) ※3-5-2へ
最後は3−5−2にして前掛かりになるも得点を奪うことができず。
消化不良な感じがしてならない。
得点こそ重ねられたがやられた感じがそれほどない。
学園とのプリンスの方がよっぽどやられた感じはしたのだが。
立ち上がりの失点に関しては集中力の欠如が大きな原因ではあるが、浮玉に抜け出し見事に足もとに収めるトラップ技術に柏は長けていた。
ボディコンタクトでも柏に競り負ける部分があったわけだが、攻撃の厚みの部分ではエスパルスが長けていたと感じた。
決めるところをしっかりと決めてきた柏に対し、決め切れなかったエスパルス。
スコアほどの力の差は感じなかったが、それでも負けたことは確かだ。
しっかりと切り換えて川崎戦に臨めれば良いのだが・・・