高円宮杯
第21回全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会
決勝トーナメント一回戦
ROUND16
清水エスパルス vs 立正大淞南高校 at 藤枝総合運動公園サッカー場
≪試合結果≫ ※45分ハーフ
清水エスパルス 4−1 立正大淞南高校
(前半:2−0、後半:2−1)
≪得点者≫
●犬飼智也(前半06分、崇兆左CKをファーで叩き込む。)
●成田恭輔(前半20分、中央でミドルをゴール右隅に決める。)
●加藤大樹(後半03分、左折り返しを決める。)
●柴原 誠(後半13分、成田左クロス頭で決める。)
●柴原 誠(後半42分、ゴール右から切り返しファーに決める。)
≪先発≫
---------柏瀬---------
----------------------
----------誠----------
成田--------------祐也
-----崇兆----石毛-----
----------------------
飛天--田代--犬飼--諄也
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--------久保田--------
◆選手交代
後半14分 OUT 犬飼 ⇒ IN 藤嵜 (CB)
後半26分 OUT 柏瀬 ⇒ IN 影山 (CF)
後半30分 OUT 祐也 ⇒ IN 渉 (CH) ※崇兆RSHへ
≪後半30分以降≫
---------影山---------
----------------------
----------誠----------
成田--------------崇兆
------石毛---渉-------
----------------------
飛天--田代--藤嵜--諄也
----------------------
--------久保田--------
≪後記≫
決勝トーナメント一回戦の相手はグループDを3位通過の立正大しょう南高校。
ジェフに1‐5と大敗後青森山田に2‐2、静岡学園に2‐0と着実にチームを立て直して決勝トーナメントに駒を進めた。
地元静岡、藤枝での試合。負けるわけにはいかない。
試合は4‐1でエスパルスが勝利。ベスト8に進出した。
序盤はお互いにボールが足につかず、行ったり来たり。
それでも徐々にボールを自分たちのものにして勢いを掴んだのはエスパルス。
6分左CKのチャンスを得ると、ボールはファーに送られる。
暁の後ろで相手DFの前に入ってヘディングを叩きつけたのは犬飼。
立ち上がりに先制点を奪ってリードを奪う。
このゴールで勢いに乗ったエスパルスは相手の攻撃を完全にシャットアウト。
ハイボールは田代、犬飼がきっちりと弾き返し、相手のドリブルにはしっかりと対峙して前にボールを運ばせない。
久保田のボールタッチはバックパスの処理とゴールキックのみ。
良い守備ができている時には攻撃も良くなる。
この日左サイドでスタートした成田だが、祐也と流動的にポジションを入れ替わり、前半は右サイドで多くをプレーした。
そして20分。
中央でボールを受けた成田は迷うことなく豪快に左足を振りぬく。
ボールはゴール右隅に突き刺さり2−0とリードを広げる。
このゴールで完全に試合を支配したエスパルス。
もうここからは押せ押せ。しかし若干勢いがつきすぎて雑な面も出始める。
守備は引き続き安定。
前半は相手のシュートを田代がブロックに入ったので結果的に相手のシュートは0に抑える。
誠が左に持ち出してループを放つも惜しくも枠を捉えることができない。
AT。暁が左からスルーパスに抜け出してGKと一対一を迎える。
ところがこれをゴール左に外してしまって決めきれない。
前半は2−0で折り返す。
後半開始。選手交代なし。
前半途中に犬飼が負傷し、一度ピッチアウトするも戻ったがかなり痛そうだったので不安だったが。
開始3分。立ち上がりから猛烈に攻め込んできた立正大淞南。
左サイドからの折り返しを中央で加藤に決められて失点。2−1と追い上げてきた。
これで立正大淞南ペースになるかと思われたが、DFは浦和戦のようなバタバタ感はなく、きっちりと切り替えて次に備える。
そして13分。
この位置で成田がルックアップ。
柔らかいアーリークロスをファーに送る。
このボールに誠がヘディングでコントロールしてファーサイドにシュート。
GKの手をかすめボールはネットに包まれた。
3−1。再び突き放す。
3点目を奪い、犬飼を下げてゴッツをCBで投入。
久しぶりのゴッツのCBではあるが、前日練習に江井が不在だったことも関係あるのだろう。
暁がランニングのあとに太もも抑えていた影響かカゲと交代し、祐也も負傷交代で渉を送り込み、崇兆をRSHに。
終盤は暑さの影響、中1日の影響もあったのだろう。
完全に足が止まり、時間をやり過ごすだけになってしまった。
そんな中42分。
誠のパスをカゲが受けるも相手に突っかけられて失うも誠がカバーしマイボールに。
ペナ右で切り返しコースを作ると左足でファーサイドにシュートを突き刺し4−1と試合を完全に決める。
エースの活躍で苦しい終盤に貴重な追加点。
誠はこれで今大会4得点で得点ランキング2位につけた。
後半立ち上がりの苦しい時間帯を1点だけで耐えて逆にゴールを奪い、相手の勢いをへし折ったのが大きかった。
勝ちロコも盛大にやって勝利を喜ぶ。
さあこれでベスト8。
頂点まであと3つだ!
次戦は10月3日(日)、相手は三菱養和SCユースだ。
この山を越えることが、ベスト4という目標を叶える最低条件だ。
ここまできたらチーム力に大きな差はない。
決して驕ることなく、確かな自信を胸に、上に進もう!