高円宮杯U-18
サッカーリーグ2011
プレミアリーグ イースト
第1節
清水エスパルス vs 浦和レッズ at 埼玉スタジアム2002第2グラウンド
≪試合結果≫ ※45分ハーフ
清水エスパルス 0−4 浦和レッズ
(前半:0−0、後半:0−4)
≪得点者≫
●矢島慎也(後半05分、左グランダークロスを矢島がトラップから左隅へ。)
●高田拓弥(後半09分、右クロスを高田トラップし体を投げ出しボレー。)
●野崎雅也(後半31分、シュート右ポスト跳ね返りを野崎が決める。)
●高田拓弥(後半39分、右クロスにニアで走り込んだ高田が押し込む。)
≪先発≫
-----加賀美-柏瀬------
----------------------
石毛--------------祐也
------進藤---渉-------
----------------------
菊池--江井--犬飼--藤嵜
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---------瀧川---------
サブ:八谷、和磨、拓磨、飛天、航也
◆選手交代
後半00分 OUT 石毛 ⇒ IN 飛天 (LSH)
後半11分 OUT 進藤 ⇒ IN 拓磨 (LSH)※飛天CHへ
後半32分 OUT 菊池 ⇒ IN 和磨 (RSB)
後半32分 OUT 祐也 ⇒ IN 航也 (RWG)※4-3-3へ
≪後半32分以降≫
---------柏瀬---------
--加賀美-------航也---
----------------------
---飛天---渉---拓磨---
----------------------
藤嵜--江井--犬飼--和磨
----------------------
---------瀧川---------
≪警告≫
●江井亮太 (前半33分、ラフプレー)
●水谷拓磨 (後半20分、ラフプレー)
今年からリニューアルされた高円宮杯。
昨年までのプリンスリーグ各地区代表による高円宮杯から、通年リーグ化され、東日本のイースト、西日本のウエストの2地区で10チームごとのリーグ戦化された。
東日本大震災の影響で青森山田高校、尚志高校の2チームはこの開幕戦は延期扱いされ、その他のチームによって、いよいよ開幕戦となった。
開幕戦を前にカゲが疲労骨折を患い、登録から漏れた。
FW陣は暁と加賀美。聖矢と海野が負傷もあり登録を漏れているため、JY枠から航也がベンチ入り。FWの駒不足は否めない。
石毛が代表から戻り、どのような布陣で来るかと思ったら石毛をLSHでの起用。
CHは進藤と渉の3年生コンビになった。
試合開始から試合のリズムは浦和。
パスを小刻みに回し、攻撃を展開。
エスパルスも焦らず、耐える時間を耐え、反撃の隙を狙う。
前半最大のピンチは右クロスにダイビングヘッド。ニアに突き刺さるかと思われたシュートをタッキーがビッグセーブでゴールを死守。
徐々にエスパルスの攻撃の形も見え始める。
最初のチャンスは石毛のミドル。
斜めに落ちていくドライブ回転のシュートはバーに嫌われてゴールならず。
進藤が倒され得たFKのチャンスで石毛がクイックリスタート。
暁が中央でヘディングで合わせるも、これもバーに嫌われる。
進藤も得意のミドルでゴールを狙うもこれはミートしきれず。
前半は0−0で終了。勝負は後半へ。
後半開始。石毛が頭部を打ったということで大事を取って交代。
肉離れから復帰したばかりの飛天がLSHに入る。
入りこそレッズが前に出るも、後半はエスパルスが前に出る。
サイドから攻撃を仕掛けチャンスを作るもゴールに結びつかず。
先制点は浦和。
5分。左からの折り返しを矢島がトラップでコントロールするとタッキーとの一対一を余裕を持って決める。
さらに9分。今度は右からの折り返しを高田がトラップ。これは若干浮いてしまいコントロール失敗かと思われたが、ここで体を投げ出しながらダイビングボレーで右足で沈めた。
2点を失い、後が無くなり攻撃へ。
飛天のFKは今日3度目のバーに嫌われてゴールならず。
11分には拓磨がユースデビュー。
LSHに入り、その推進力でユースレベルでも通用する部分は通用するというところを見せつけた。
祐也も拓磨とポジションを入れ替えて左サイドでボールを持つと一対一で仕掛け突破する。
シュートは惜しくも枠を外れる。
31分。エスパルス右サイドからのドリブル突破を止めることができず、エリアに侵入されてシュートを許すもこれは右ポストに弾かれてゴールは許さないが、この場面でエスパルスの選手たちの足が完全に止まる。
するとこぼれを拾った野崎が綺麗にダイレクトで決めて0−3。
和磨、航也を投入し4−3−3にシステムを変更し、攻撃の駒を増やす。
これで中学3年生がピッチに2人。
39分。右クロスに高田が走り込んで決めて0−4。勝負あり。
終了間際、加賀美が持ち込んで強引にシュートに持っていくが、枠を捉えられず。
シュートが外れそのゴールキックが蹴られた瞬間、試合終了の笛。
結果論になってはしまうが、拓磨と祐也のサイドからの縦への突破を嫌がっていた節があっただけに4−3−3にしてからのサイドでの縦の突破、特に拓磨がボールに絡めなくなって消えてしまったのが残念。航也もフワフワとして自分のプレーを出すことが出来なかった。
加賀美も頑張っていたが、交代枠を使い切った直後に足を攣りかけ、ずっと脹脛を気にしながらのプレーになってしまったのは不運。最後は気力だけでのプレーとなった。
まだまだ始まったばかり。
幸い次節は延期の節なので、この試合での課題をじっくりと克服する時間はある。
この試合で、昨年よりもよっぽど浦和に対してはやれる部分が多かった。
できなかったことも多々あった。
次のFC東京も強敵だ。石毛も代表でチームを離れる。
チーム一丸となってホーム開幕戦を勝利で飾れるように本気で練習に取り組んでほしい。