高円宮杯U-18
サッカーリーグ2011
プレミアリーグ イースト
第8節
清水エスパルス vs 青森山田高校 at 青森山田高校G
≪試合結果≫ ※45分ハーフ
清水エスパルス 2−2 青森山田高校
(前半:1−1、後半:1−1)
≪得点者≫
●石井大樹(前半06分、右折り返しから崩しループ。)
●伊東直樹(前半41分、渉ダイレクトパスに抜け出し決める。)
●柏瀬 暁(後半28分、石毛ロブパスに抜け出し左隅にダイレクトボレー。)
●差波優人(後半45分、PK。)
≪先発≫
---------柏瀬---------
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直樹--藤嵜--祐也加賀美
----------------------
----------渉----------
----------------------
菊池--西村--犬飼--拓弥
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---------八谷---------
サブ:瀧川、江井、加里武、石毛、影山
◆選手交代
後半00分 OUT 渉 ⇒ IN 加里武(CH)
後半00分 OUT 祐 也 ⇒ IN 石 毛(OH)
後半37分 OUT 直 樹 ⇒ IN 影 山(LSH)
後半41分 OUT 加賀美 ⇒ IN 江 井(CH)※4-4-2BOXへ
後半44分 OUT 藤 嵜 ⇒ IN 瀧 川(GK)
≪後半44分以降≫
---------柏瀬---------
----------------------
影山--------------石毛
----------------------
-----加里武-江井------
----------------------
菊池--西村--犬飼--拓弥
----------------------
---------瀧川---------
≪警告≫
●犬飼智也(前半26分、反紳士的行為)
●八谷惇希(後半43分、ラフプレー)※退場
青森山田高校とのアウェーゲーム。
前節流経柏に敗れ、アウェーとはいえ連敗は避けたいエスパルス。
対する青森山田高校は震災による延期分によって試合数は少ないものの上位に位置するチーム。
前節はコンサドーレにアウェーで敗れており、青森山田高校としてもホームで敗れ連敗はできない。
エスパルスは代表から石毛が木曜日に練習復帰。まだコンディション面で完全という状況ではないため先発は回避。
加里武も靭帯の怪我から復帰。
カゲも骨折から今季初ベンチ入り。
いよいよメンバーが揃いだした。
前日練習で顎に裂傷を負った渉は縫ったものの先発。金曜日に負傷した西村も元気に先発だ。
立ち上がりから青森山田のペースで試合が進み、シュートにすら持ち込めず。
どうもDFラインもビルドアップというより、前にパスコースを見つけられず、後ろでダラダラと回しているような状態。
6分に崩されて失点し、その後も苦しい時間が続く。
30分すぎから相手のCBをサイドに引っ張り出せるように裏を突く攻撃が機能し始めると、祐也が一対一、加賀美が一対一のチャンスを作りゴールに迫る。
そして終了間際41分。
渉がダイレクトで裏に送るとゴッツが飛び出しスクリーンでDFをブロック。
その隙を突いた直樹が抜け出しプッシュ。
ラスト15分間、良い時間を作れていて尚且つ同点に追いつくという良い流れのまま前半を終え1−1で折り返す。
後半開始と同時に動くエスパルス。
怪我から復帰した加里武と注目の代表帰りの石毛が渉、祐也に代わり出場。
システムはそのまま4−1−4−1で加里武がアンカーに入る。
加里武はきっちりと相手の攻撃の芽を摘み、石毛は積極的にボールを散らし、自らも持ち込み積極的にシュートを狙う。
やはり石毛にはこの99.9%アウェーの状態でも注目が集まり、そのプレーには敵味方関係なく賛辞の声が送られた。
そして28分。
石毛が中央ボールを持つと、右足でインにかけたロブパスを送ると、暁が反応。
DFよりも体一つ抜け出し、飛び出すGKが反応できないタイミングでダイレクトボレーでネットを揺らして逆転。
後半開始から試合を支配してゴールを狙い続けてやっと奪ったゴール。このゴールでその勢いはさらに加速。
34分には石毛がゴール前でボールを持つと相手が寄せる前にラボーナでスルーパス。
直樹が追い越した瞬間にでたボールは足元に収まるも、シュートは惜しくもGK正面。
このラボーナに会場が沸く。
37分にはカゲが直樹に代わって入り、LSHの位置に入る。
カゲ投入直後には西村がセンターライン付近でボールを奪ってからドリブルで突進オーバーラップ。
右サイドから折り返し、中央に入ったカゲが受けてターンから強引に打つも、これはGK正面でゴールならず。
41分、加賀美に代えて江井を投入。
4−4−2BOXにして守備の安定を図る。
ところが、43分。
ゴール前に侵入してきた選手がボールに乗っかって転ぶ。
八谷はまさか転ぶとは思ってもおらず一対一の場面で突っ込んでボールをキャッチに滑る。
結果的にボールにつまづき、ボールを失った相手に衝突してしまい、PKの判定。
主審がどの角度から見ていたのかは定かではないが、明らかな誤審によって終了間際の失点。
ゴッツに代わり入ったタッキーもさすがに止められず。
ただ、このプレーに繋がるカウンターはエスパルスが相手ゴール30mからの左FKを3点目を狙い犬飼まで上げて素直にゴール前に放り込んだことが起因。
素直に上げたボールをGKが直接キャッチからのカウンターからのPKという流れだった。
時間を考えればコーナーフラッグに転がしてキープで時間を使っても良かったプレーだったように後から考えてみれば反省すべき点だったと思う。
45分にPKを決められ2−2と追いつかれ、お互いにATを利用して勝ち越し点を狙うもゴールは決まらず。そのまま試合終了の笛。
試合は2‐2でエスパルスは終了間際の失点により勝ち点1。
正直不可解な判定なため納得できない部分は大きいが、ラストの時間の使い方、それまでの時間での決定機を決めきれなかった方が痛い。
八谷はあいさつの際に涙を流し悔しがった。
与えられた先発のチャンスで必死のアピールが勝利に結びつかなかったのが悔しかったのだろう。
くよくよしてもしょうがない。次は前期最終戦、静岡学園との試合。
昨年のように圧倒し勝って再び星を五分に戻そう!
笑顔で加里武、ミゾを送り出そう!!
