高円宮杯U-18
サッカーリーグ2011
プレミアリーグ イースト
第11節
清水エスパルス vs 尚志高校 at 郡山市営西部サッカー場
≪試合結果≫ ※45分ハーフ
清水エスパルス 3−4 尚志高校
(前半:3−3、後半:0−1)
≪得点者≫
●篠崎幸樹(前半02分、右CKをファーで折り返し中央で合わす。)
●金田一樹(前半22分、パスが乱れ、最後はゴール正面強烈ミドル。)
●影山貴紀(前半25分、加賀美右クロスを柏瀬折り返し押し込む。)
●影山貴紀(前半28分、柏瀬折り返しを決める。)
●大貫峻士(前半37分、右CKを中央ヘディングシュート。)
●犬飼智也(前半44分、左CKこぼれ和磨のアーリークロスをヘディング。)
●皿良優介(後半32分、スルーパスに抜け出し決める。)
≪先発≫
---------柏瀬---------
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直樹-----影山---加賀美
----------------------
------藤嵜--石毛------
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飛天--犬飼--江井--和磨
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---------瀧川---------
サブ:八谷、陸、拓弥、渉、祐也
◆選手交代
後半10分 OUT 直樹 ⇒ IN 祐也(LSH)
後半35分 OUT 江井 ⇒ IN 渉(CH)※藤嵜CBへ
後半37分 OUT 柏瀬 ⇒ IN 拓弥(RSH)※4-4-2BOX、加賀美CFへ
後半48分 OUT 藤嵜 ⇒ IN 陸(CB)
≪後半48分以降≫
------影山-加賀美-----
----------------------
祐也--------------拓弥
----------------------
-------渉---石毛------
----------------------
飛天--犬飼---陸---和磨
----------------------
---------瀧川---------
≪警告≫
●加賀美翔 (後半46分、繰り返しの違反)
後半戦の初戦をホームでレッズに快勝し、迎えた第11節。
アウェイ福島県の郡山に乗り込んで、最下位尚志高校との一戦。
前節で負傷交代した西村は全治3週間との診断で今節は帯同できず。
CBには江井が入り、LSHには祐也に代わり直樹が入る。
地元福島での試合だけに気合は十分だろう。
今大会初の連勝を目指し、震災からちょうど6カ月ということで試合前にはセンターサークルに選手が整列し黙祷を終えたあとキックオフ。
試合は予想外に大荒れ。
まずは2分。カウンターから尚志にCKを与え、右CKをファーで折り返され押し込まれいきなりの失点。最初のセットプレーで1点を与えてしまった。
目を覚まし猛攻を仕掛けるも超決定機すら決めきれず。
22分には凸凹のピッチでパスが乱れたところ、一度は守り切るもこぼれを強烈ミドルシュートを決められ0−2と2点のビハインド。
25分、直樹の右サイドへのロングフィードでサイドを変え、加賀美の右クロスを暁が折り返しカゲが押し込み1−2と1点差に詰め寄る。
さらに28分、暁の折り返しをカゲがシュート。一度はGKが弾くもリバウンドを自ら詰めて2−2の同点にスコアを戻す。
ここからはイケイケ。
ところが37分、バックパスの処理が乱れ与えた右CKを今度は尚志のキャプテンにヘディングを叩き込まれ失点。2−3。
44分。石毛の左CKが流れてRSBの和磨がアーリークロス。
これを残っていた犬飼が頭で決めて3−3の同点。
終了間際に大きな1点でスコアをタイに戻す。
後半開始、メンバー交代なし。
後半も圧倒的にエスパルスが主導権を握り攻め込む。
時折訪れるピンチもタッキーを中心に守り得点を与えない。
後半は激しい点の取り合いになった前半とは打って変わって膠着状態。
10分、切り札祐也投入。
この日の暁は決定機をことごとく決めきれず。
俗に言う「Not his Day」
圧倒的に攻め込む中で一瞬の集中力の欠如。
32分、スルーパスに抜け出され一対一を決められてしまい3−4とついにゴールを奪われてしまい、犬飼を前線に上げる時間も多くなる。
ATは4分表示。
そして46分にこの試合を大きく左右するプレー。
左サイドをえぐった祐也のクロスを加賀美がGKの前に入りヘディングシュートを叩き込む。
このゴールで同点となった。
はずだったが、福島県サッカー協会所属の主審大友一平氏の判定は加賀美のGKへのオフェンスファールの判定。
GKの前に入ってのヘディングシュート。確かに接触はあったものの、加賀美がヘディングしたあとにぶつかってきているのにどうすればこれがノーゴールの判定にされるのか。
これをファールと判定されるのであれば、シュート打った選手に対しGKは体当たりしていけば全てのゴールはノーゴール判定にされてしまう。
呆れた判定に大榎監督の身代わりに猛抗議に出た伊藤悠アシスタントコーチは退席処分を命じられ、加賀美は繰り返しの違反で警告を受ける。
それでも最後までゴールを目指し戦うが、ゴールは奪えず。
尚志高校の9本のシュート数に対し、倍以上の21本のシュートを放ったものの、勝ち点を上積みすることができなかった。
もちろん判定で負けたとは言い切れない。
4失点のうち3失点はセットプレーからの失点な上に、ミスから与えたCKもそのうち2つ。
自滅に近い形で前半は点を与えてしまった。
得点も前半のうちにもっともっと取るチャンスはあったが取れなかったことが結果的に後半焦りを生み、早い攻撃でゴールに迫りたいFW陣と自分たちの繋ぐサッカーで相手を崩したいDF陣との間で間延びが生まれ、セカンドを拾われてショートカウンターで自分たちのポゼッションを保てない苦しい時間を作ってしまったことは反省しなければならない。
だが、ATの加賀美の得点を取り消された点に関しては明らかな誤審であり、この勝ち点1が後に響かないことを切に願う。
そもそも福島での尚志高校の試合を福島県サッカー協会所属の審判員が裁くことはフェアではない。
運営が各チームに任されている今大会だけに、もっとフェアに戦える本当の意味でのホーム&アウェイで戦いたい。
次節FC東京U−18とのアウェイゲームが非常に大事になってきた。
勝ち点差がほとんどないリーグ中盤で上に残るか下に落ちるかは連敗するかしないかにかかる。
応援に行くことができないが、ぜひ勝ち点を持ち帰ってきてほしい。