高円宮杯U-18
サッカーリーグ2011
プレミアリーグ イースト
第15節
清水エスパルス vs コンサドーレ札幌 at 清水NTC.J-STEP
≪試合結果≫ ※45分ハーフ
清水エスパルス 5−3 コンサドーレ札幌
(前半:1−2、後半:4−1)
≪得点者≫
●犬飼智也(前半07分、石毛右CKをニアで頭で流し込む。)
●下田康太(前半29分、ゴールキックを拾いGK一対一をチップキックで流し込む。)
●近藤勝成(前半39分、FKバー跳ね返りを押し込む。)
●石毛秀樹(後半06分、祐也フィードに抜け出しGKを右に交わして決める。)
●石毛秀樹(後半07分、DFから自らボールを奪いGK一対一を決める。)
●伊東直樹(後半16分、石毛左CKファーで柏瀬胸トラップを蹴り込む。)
●下田康太(後半19分、堀米左クロスをニアでダイレクトシュート。)
●石毛秀樹(後半28分、左に流れ受けて持ち込みアウトサイドでシュートがDFに当たるもゴールイン。)
≪先発≫
---------柏瀬---------
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直樹--石毛--影山--祐也
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----------渉----------
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拓磨--藤嵜--犬飼--和磨
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---------瀧川---------
サブ:高木和、西村、大和、凌多、岡田
◆選手交代
後半29分 OUT 藤嵜 ⇒ IN 西村 (CB)
後半32分 OUT 山崎 ⇒ IN 大和 (OH)※影山RSH
後半35分 OUT 影山 ⇒ IN 凌多 (RSH)
後半41分 OUT 直樹 ⇒ IN 岡田 (LSH)
後半44分 OUT 瀧川 ⇒ IN 高木和 (GK)
≪後半44分以降≫
---------柏瀬---------
----------------------
岡田--大和--石毛--凌多
----------------------
----------渉----------
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拓磨--犬飼--西村--和磨
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--------高木和--------
≪警告≫
●水谷拓磨 (前半37分、反スポーツ的行為)
高円宮杯プレミアリーグも15節といよいよ佳境。
前節で苦手のアウェーゲームを消化し、残り4節を無敗のホームゲームで戦えるエスパルス。(最終節の静岡学園戦はアウェー扱いだが・・・)
残り4節のホームゲーム最初の難敵は首位を独走するコンサドーレ札幌U−18。
前日の天皇杯水戸戦に5人が招集され、今節には3人が帯同。
それでも多くの年代代表経験者を多く抱えるコンサドーレ。層も厚い。
JY時代にはクラセン、高円宮杯と共にコンサドーレに行く手を阻まれる苦い思い出もあるだけにリベンジが必須。
アウェーでの対戦時は終了間際に暁のゴールで1−1のドロー。
エスパルスは加賀美が累積警告で出場停止。
前節の加賀美の位置に石毛が先発復帰してOHに入る。
国体組は前日12時間かけてバスで帰静。八谷が負傷のためベンチを外れ、強行日程ながら高木和がベンチ入り。
岡田も初のベンチ入りとなり、西村も負傷したレッズ戦以来のベンチ入り。
試合は前節同様キックオフと同時にエスパルスが勢い良く攻め込みチャンスを作る。
そして7分。和磨がサイドチェンジのボールを受けて右に流れてきた直樹にショートパス。
直樹が右足で持ち出し縦へ突破。
クロスはDFに阻まれ右CK。
石毛がニアに入れるボールに一人ニアに早いタイミングで走り込んだ犬飼がコースを変えてファーサイドネットにボールが吸い込まれ先制点。
前節同様キックオフ直後に犬飼がセットプレーから頭で決める2試合連続ゴール!
祐也がカウンターで左サイドをブチ破るもクロスは上がらず。
先制ゴールでさらに勢いに乗り攻め込むがゴールは決まらず。
そうこうしているうちにコンサドーレが持ち直し、セカンドを拾い、チェンジオブペースでエスパルスを揺さぶってくる。
29分。ゴールキックをインターセプトしたボールに下田が抜け出し、チップキックでゴールに流し込む。1−1の同点。
39分にはゴール正面からのFKがバーに跳ね返ったところを近藤に決められて1−2と逆転を許し前半を終える。
終盤はコンサドーレのプレッシャーに飲み込まれ強さを感じさせるプレー。
それでも局面では全く劣らずやれることも前半で魅せた。
コンサドーレよりもずいぶん早くロッカーアウトして円陣の中で選手同士で話し合う。
後半開始メンバー交代なし。
6分、いきなり試合が動く。
祐也が右サイドからインフロントで巻いたフィードを縦に入れる。
石毛が抜け出しGKを右に外す。
あとは無人のゴールに流し込むだけ。
さらに7分にも石毛が決める。
キックオフから相手が下げたボールに対しチェイスしていく石毛。
ボールを奪いGKとの一対一。
これも冷静に沈める。
一挙の2連続得点で一気に試合をひっくり返して3−2とリードを奪う。
暁が左に流れてクロスを入れ、カゲがフリーでダイビングヘッドで狙うも惜しくも枠を捉えきれず。
勢いそのままにCKから追加点。
16分。
直樹が左サイドを縦に突破して掴んだ左CK。
石毛の蹴ったボールは犬飼、カゲと潰れてファーサイドの暁の元へ。
暁の胸で落とされたボールをGK前でブロックに入っていた直樹が蹴り込みネットを揺らす。
19分に下田に決められ再び1点差に詰め寄られる。
28分。スーパーヒーロー誕生。
左から切れ込み右足アウトサイドでシュートを放つとライン上でDFがクリアを試みるも時すでに遅し。
そのスライディングでも掻きだしきれずゴールが決まりハットトリック達成。
5−3と再びリードを2点差に広げる。
西村、大和、凌多と選手交代のカード切り、41分には岡田がプレミアリーグデビュー。
天皇杯以降一時は不調だったが、ここ最近キレが良くなりメンバー入り。
44分には最後のカードで高木和もプレミアリーグデビュー。
国体での優勝を掴み、急遽のベンチ入りだったが、ATには決定機を阻止する活躍。
スピードを活かし右サイドから思い切りよくシュートを放った凌多。
西村も久々の実戦ではあったが体を張って相手の攻撃の芽を摘む。
長い4分のATを終え試合終了。
首位コンサドーレを倒し勝ち点差6に詰め寄り4位に浮上。
コンサドーレとのエール交換を終え、いざ勝ちロコ!
慣れない勝ちロコの選手もいたが、いつもよりも笑顔が弾けていた。
ハットトリックを含め5得点全てに絡んだ石毛。
スーパーヒーローのチャントで石毛を称え久々踊り付ガニャー。
残り3節全て高校サッカーチームとの対戦。
可能性こそかなり低いとはいえ、まだ優勝の可能性が消えたわけではない。
残留をほぼ手中にした今、目指すのは頂点だ!