2012
ジャパンユースサッカースーパーリーグ
TOP LEAGUE A 第1節
清水エスパルス vs 愛知FC at 時之栖SC裾野Fグランド
≪試合結果≫ ※40分ハーフ
清水エスパルス 10−1 愛知FC
(前半:3−0、後半:7−1)
≪得点者≫
●岡田匠馬(前半02分、ライン際から菊池のマイナス折り返しを押し込む。)
●鈴木聖矢(前半05分、ペナ内で突っかけ得たPKを自ら決める。)
●菊池 涼(前半37分、カウンターから岡田スルーパスから菊池がGKの手を弾く。)
●岡田匠馬(後半09分、浅井の落としを蹴り込む。)
●浅井凱都(後半11分、大和のパスを受けゴールにパス。)
●浅井凱都(後半13分、聖矢のループパスに飛び出しGKを交わして流し込む。)
●柳沢拓弥(後半19分、ドリブルは一度止められるもリバウンドを拾いゴール左に決める。)
●鈴木聖矢(後半20分、和磨右クロスGKのこぼしたところを押し込む。)
●浅井凱都(後半21分、ペナ左斜めで受けてゴール右上にコントロールシュート。)
●鈴木聖矢(後半23分、岡田左クロスをダイレクトシュート。)
●愛知FC(後半31分、CKのこぼれを混戦からループシュート。)
≪先発≫
---------聖矢---------
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---------岡田---------
久保--------------和磨
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------藤嵜--大和------
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菊池--江井--準弥--拓弥
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---------八谷---------
◆選手交代
後半00分 OUT 久保 ⇒ IN 浅井(OH)※岡田LSHへ
後半11分 OUT 菊池 ⇒ IN 白石(LSB)
≪後半11分以降≫
---------聖矢---------
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---------浅井---------
岡田--------------和磨
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------藤嵜--大和------
----------------------
白石--江井--準弥--拓弥
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---------八谷---------
エスパルスユースの今年最初の公式戦は毎年恒例のジャパンユースサッカースーパーリーグから。
今年も2月から時之栖を中心に各地で多くの試合が組まれている。
初戦の相手は愛知FC。既に2試合を消化し、1分1敗。
エスパルスはこの日からTOPチームの鹿児島キャンプに石毛が参加しており不在。
加賀美と飛天も学校の試験が重なり不在の中での試合となった。
今年のサッカーは「繋ぐ」とは聞いていたが、ここまで繋ぐとは。
とにかくロングキックはほとんどない。
意図して蹴ったロングは0に近く、最終的に蹴らざるを得ない状況までは蹴らない。
最終ラインからダイレクトでのパスを多用してアタッキングサードに侵入するまではパスを繋いで前に運ぶサッカー。
アタッキングサードに入ってからはドリブルやスルーパスで裏を狙って勝負を仕掛けるようになっていた。
試合の序盤畳み掛けるように点を重ねた時間は相手がこのサッカーに順応できずに慌てて飛び込んでくる相手を翻弄できていたが、徐々に相手がしっかりとプレスを連動してくるようになるとミスが目立ち始め、バックパスが増えるようになった。
これから先プレミアリーグなどで強豪と戦うともっとハイプレスでボールを狩りにくる相手に対してどれだけこのサッカーができるかは未知数だが、グラウンドコンディションや相手のプレスによってはボールを飛ばすサッカーへの変化も可能なだけに、この時期は自分たちのサッカーを極めるためのtryを続けてほしい。
主力3人が不在の試合ではあったが、十分に刺激ある試合をすることができた。
中でも岡田や浅井となかなか昨年試合に絡むことができなかった選手がこの戦術にハマって結果を残すことができた点、聖矢がストライカーとして徐々に感覚を戻しつつある点など収穫も多かったと思う。
とにかく繋ぐサッカー、まだまだ完成されたものではないし、スキル的にどうしてもミスは付き物だけど、ハマった時の爆発力は素晴らしいものがある。ぜひ生で見ることをお勧めしたい。
菊池がオーバラップからライン際からマイナス折り返し、岡田が走り込んで決める。
聖矢がペナ内で倒されながらも粘って切れ込もうとするも最後は足がもつれてPKの判定に。
これを自ら決める。
この日はボランチに入ったゴッツ。
展開力を活かし左右にボールを散らして、自由に動く大和の後ろで試合を操る。
カウンターから岡田が左サイドを駆け上がる菊池にスルーパス。
これを持ち込み強烈なシュートでGKのセーブを弾きながらボールはゴールネットに包まれる。
前半を3−0で折り返す。
後半開始、浅井を投入。
岡田が左サイドからカットイン。
追い越した浅井にスイッチ。浅井が抜ききれずターンから落としたボールを岡田が再び受けて決める。
大和のパスを受けて浅井がゴールにまるでパスのような柔らかいシュート。
聖矢のループパスに抜け出した浅井がトラップと同時にGKを交わして無人のゴールに流し込む。
ゴッツのスルーパスに抜け出してエリアに侵入。中に切れ込むも相手に囲まれ一度はボールを失うも、再びボールを持つと今度は思い切りよくファーサイドに決める。
和磨の右クロスのこぼれを聖矢が押し込み決める。
ペナ左斜めからゴール右上にコントロールショットを浅井が沈めてハットトリック達成。
岡田の左クロスに聖矢がフライングボレーを決めてハットトリック達成。
最後に失点してしまい完封こそ逃すが、それでも十分自分たちのサッカーを貫き良いサッカーを披露できた。
後半のゴールラッシュは素晴らしいゴールばかりだった。