本日エスパルスユースから2種登録でTOPチームに加入していた石毛秀樹がプロC契約(2種)を締結した。
石毛秀樹。
各年代代表、選抜で結果を出し続け、常に上のカテゴリーでの挑戦をし続け、真希以来の高校生Jリーガーとなった。
エスパルスジュニアユースの最初の練習日。
まだまだかわいらしい小さな小僧。
ちなみに毎年初練習日にU−13に「ようこそエスパルスへ!がんばれU−13!」の幕を出したのは石毛世代が初めて。
個人的には初めてエスパルスの門をくぐった日から見ている選手のプロ第1号となった石毛。
この世代最初のキャプテンとしてチームを牽引。
石毛の最初の驚きは中学一年生大会クラブの部決勝。
降り続く雨。元々深い天然芝。ドロドロのエコパ多目的広場で行われたサルファスとの決勝戦で石毛が決めたエリア右からの反転シュート。
1−0で制した試合で決めた劇的ゴール。重馬場を感じさせないゴラッソなゴールで大物感を既に感じさせた。
U−13時からTMなどの試合には合流していたが、上の学年に本格合流したのはU−14から。
夏の全国大会クラセンにも2年生ながらスタメンで出場。
U−15となるとチームの心臓。
藤枝東FCとのクラセン県大会でPKを外し敗れ涙し、崖っぷちに追い込まれた。
それでも東海大会進出。東海大会で戦ったジュビロ沼津。
加賀美の壁の前に敗れる。
スルガカップの準決勝で再戦も大敗し、高円宮杯出場ならず。
早期にジュニアユースの活動が終わってしまったこともあり、Jユースカップの大分戦に初出場。
現オリンピック代表の当時高校3年生の清武や東と中学3年生の石毛が挑んだ。
ユースに昇格。プリンスリーグ開幕戦の清水商業戦で途中出場。
いきなりユース初ゴールを決める。
ユースに昇格し、髪を伸ばし始める。
第3節の中京大中京戦で先発デビュー。
直接FKを見事に決める。
この試合では現プレミアリーガーの宮市亮とも対戦。
2年生になり、U−17W杯で大活躍。世界を体験し大きな自信と大きな野望を抱きエスパルスに戻るとそこからの活躍は語るに足らず。
SBS杯では2年生ながら静岡県選抜の中心としてプレー。
U−18日本代表戦で決勝ゴールを決めて静岡県選抜を大会優勝に導く。
プレミアリーグの札幌戦でハットトリックの活躍。
この年EASTで優勝した札幌を木端微塵に粉砕。
そして迎えた2012年。
TOPチームの鹿児島キャンプに全日程参加。
途中負傷するも練習試合ではゴールもアシストも決めた。
Jリーグユース選抜の一員として出場したNEXT GENERATION MATCHでは怪我から復帰直後にも関わらず豪快なゴールを決め、翌日のジャパンユースサッカースーパーリーグで今年初のユースの試合に出場。
エスパルスユース2012の10番をつけてプレーした。
2種登録が発表され、春休み期間は原則TOPチームの練習に参加する中、このタイミングでプロC契約(2種)が発表され、プロのJリーガーとなった石毛。
今年どこまでTOPチームに絡めるかわからないが、ユースの10番としてプレミアリーグでの活躍が期待される。
学校とTOPの練習、ユースの試合と忙しい一年となるだろうが、人より一歩先を常に進んできた石毛秀樹だからこそ与えられた試練。
ここまで来たら一日でも早くTOPチームの試合に絡みレギュラーを奪い取ってほしい。
出れないならユースに出ろよ、なんてこちらに言わせないくらいの活躍を期待している。
頑張れ石毛秀樹!