Jユースカップ2012
第20回Jリーグユース選手権大会
決勝トーナメント 2回戦
清水エスパルス vs 柏レイソル U-18 at アウトソーシングスタジアム日本平
≪試合結果≫ ※45分ハーフ
清水エスパルス 2−5 柏レイソル U-18
(前半:1−1、後半:1−1、延前半:0-2、延後半:0-1)
≪得点者≫
●加賀美 翔(前半05分、航汰つっかけてこぼれを押し込む。)
●木 村 裕(前半37分、右CKこぼれをミドルシュート。)
●北川 航也(後半08分、左サイドドリブルで持ち込み30mロングシュート。)
●中谷進之介(後半17分、右CKをニアでフリーになりヘディングシュート。)
●川島 章示(延前半00分、エリア左から右に横パスを繋ぎ折り返しを決める。)
●木 村 裕(延前半08分、中央ドリブルで持ち上がり右にスルーパスを決める。)
●平久 将土(延後半08分、カウンター中央から右にスルーパス抜け出し決める。)
≪先発≫
--------加賀美--------
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航也--航汰--健太--拓弥
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---------飛天---------
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拓磨--準弥--西村--江井
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--------高木和--------
サブ:八谷、翔太、麗司、大和、岡田、藤嵜、聖矢
◆選手交代
後半23分 OUT 健太 ⇒ IN 藤嵜(OH)
延前半03分 OUT 飛天 ⇒ IN 岡田(OH)※航汰CHへ
延後半00分 OUT 江井 ⇒ IN 麗司(OH)※岡田LSH、航也RSH、拓弥RSBへ
延後半00分 OUT 航汰 ⇒ IN 大和(CH)
延後半05分 OUT 高木和 ⇒ IN 八谷(GK)
ラスト 西村TOPに上げてパワープレー
≪最終布陣≫
---------西村---------
----------------------
--------加賀美--------
----------------------
岡田--麗司--藤嵜--航也
----------------------
---------大和---------
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拓磨-----準弥-----拓弥
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---------八谷---------
≪警告≫
●西村佳祐(前半14分、ラフプレー)
●江井亮太(前半16分、ラフプレー)
●佐藤飛天(後半29分、ラフプレー)
Jユースカップもいよいよ決勝トーナメント。
エスパルスは一回戦をシード、2回戦からの登場。
ホーム日本平に迎え撃つは柏レイソルU−18。
夏の日本クラブユース選手権の王者。関東プリンスの優勝争いの佳境にいるチーム。
一回戦の大宮戦を3−0と快勝。
グループリーグ最終戦は受験の影響でメンバー入りしなかった江井と飛天が先発復帰のエスパルス。
そしてベンチには予定よりも約一カ月近く早くゴッツが帰ってきた。
LSHは岡田から航也に変更。
1年生4人、2年生3人、3年生4人の11人で難敵柏に挑む。
ややエスパルスがポゼッションしている感じだが、静かな序盤。
5分いきなり試合が動く。
航汰がボールを持ち突っかける。
右横の健太に出してスペースへ。
健太からのリターンを受けてGKと一対一。
シュートは体でブロックされるが、
加賀美がこのこぼれ球に反応。
日本平男が全試合ゴール記録を伸ばす先制点でエースの役割を果たす。
これで目が覚めた柏が圧倒的ポゼッションでエスパルスは耐える時間が続く。
それでも懸命にスライドし、プレスを連動させて狩りにいき、ショートカウンターからチャンスを得る。
航汰が抜け出しGKを交わして無人のゴールに流し込むもこれはオフサイドの判定。
37分に同点ゴールを奪われる。
この日初めて与えた柏のCK。
右CKを一度はクリアするものの、こぼれ球を木村にミドルシュートを決められてしまい失点。
加賀美が惜しい場面を作るもこれはゴールならず。
前半は1−1と追いつかれた状態で折り返す。
試合は後半へ。
メンバー交代なし。
後半立ち上がりはエスパルスがゲームを支配。勝ち越しゴールを奪いに動く。
8分。
左サイドでボールを持った航也がルックアップから右足一閃。
35mロングシュートが綺麗にドライブがかかりネットに突き刺さる。
スーパーゴールでエスパルスが勝ち越し。
しかしここからレイソルが猛攻を仕掛けゴールに迫る。
17分。
右CKからニアでヘディングで決められて同点ゴールを許す。
前半からセットプレーのたびに中谷の高さを警戒し、西村にマークをつかせていたが、スクリーンで西村の前に一人入れてきて中谷をフリーにさせてしまい、何度もフリーで打たせてしまっていた。
23分。健太に代えてゴッツを投入。
当初の予定よりもだいぶ早く復帰してきたゴッツに期待がかかる。
試合はそのまま2−2でATへ。
右サイドでFKのチャンス。飛天が左足でインスイングのボールをファーに送る。
西村が飛び出したGKのさらに外からヘディングで狙うが惜しくも枠を捉えられず。
試合はそのまま90分を終え延長へ突入。
90分で試合を決めようと死力を尽くしたエスパルスは延長の分までエネルギーが残っておらず。
立ち上がりにこの日初めてリードを許すと8分には追加点を奪われ2−4と突き放される。
最後は西村をCFに上げてパワープレーに出るが逆にカウンターから失点。2−5。
延長戦では良いところなく敗れる。準々決勝進出ならず。
夏の王者の力はやはり確かなもので、自分たちのサッカーで相手に挑み、後半立ち上がりまでは予定通り進めていたものの、どんな状況でも決して慌てることなく、繋いで繋いで崩していくサッカーに徐々に体力とメンタルを削られていく、90分を超えると柏の攻撃に対して判断、寄せ、気持ちと遅れを取り失点を重ねてしまった。
もう一段高いところに登りつめないとこのレベルでの戦いに勝つことはできない。