高円宮杯U-18
サッカーリーグ2012
プレミアリーグ イースト
第18節
清水エスパルス vs 青森山田高校 at アウトソーシングスタジアム日本平
≪試合結果≫ ※45分ハーフ
清水エスパルス 2−3 青森山田高校
(前半:1−1、後半:1−2)
≪得点者≫
●縣 翔平(前半24分、左CK崩れ左クロスを頭で合わせる。)
●加賀美翔(前半26分、ゴッツ右展開航也右クロスをファーサイドでヘッド。)
●山田武典(後半07分、右クロス折り返しを押し込む。)
●室屋 成(後半41分、ペナ内ハンドで得たPK。)
●加賀美翔(後半47分、ペナ内相手からボールを奪いシュートリバウンド押し込む。)
≪先発≫
--------加賀美--------
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岡田--藤嵜--航汰--航也
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---------飛天---------
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拓磨--準弥--西村--江井
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---------八谷---------
サブ:高木和、菊池、翔太、麗司、健太、ヒロ、白石
◆選手交代
後半07分 OUT 航也 ⇒ IN ヒロ(LSH)※岡田RSHへ 負傷交代
後半10分 OUT 岡田 ⇒ IN 健太(RSH)
後半35分 OUT 藤嵜 ⇒ IN 白石(LOH)
後半41分 OUT 飛天 ⇒ IN 菊池(LSB)※拓磨RSH、健太CHへ
≪後半41分以降≫
--------加賀美--------
----------------------
ヒロ--白石--航汰--拓磨
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---------健太---------
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菊池--準弥--西村--江井
----------------------
---------八谷---------
≪警告≫
●宮本航汰(前半22分、反紳士行為)
●鈴木準弥(後半33分、ラフプレー)
エスパルスユース2012年の最後の公式戦。
前節静岡学園に敗れたものの、もう泣いても笑っても最後の青森山田戦がチーム最後の試合。
会場はみんなの憧れのアウスタ日本平。
3年生も怪我で離脱中の和磨、天皇杯が残っているためTOP合流中の石毛、受験のためチームから離脱している浅井の3人を除く全員がメンバー入り。
石毛浅井の2人も会場に駆けつけて3年生全員が日本平に集結した最後の試合。
対する青森山田も選手権が残っており、本大会前最後の公式戦ということで消化試合とは感じさせない好ゲームとなった。
開始早々からエスパルスが攻めに出る。
右サイドバックでの違和感など微塵も感じさせない江井が航也とのコンビプレーで抜け出し早速チャンスを演出。
先発復帰したゴッツも果敢にゴールを狙う。
怪我から復帰した岡田も左サイドから突破を試みる。
航也の右クロスが加賀美の足元に入りすぎてしまい決めきれず。
鉄壁の守備をみせる西村もバンバン好フィードを放つ。
航也が右から豪快にシュートを放つも枠を捉えきれず。
序盤のチャンスを決めきれずにいると、一発で山田に先制点を与えてしまう。
24分。
左CKのクリアを山田に拾われて左クロスが入ると、これを頭で合わされて失点。
失点後ズルズルいかず、この日右サイドを完全に制圧していた航也からすぐに同点ゴールが生まれる。
26分。
中央ゴッツから右サイドに展開されたボールに航也が抜け出し右クロス。
これが中央加賀美の頭にドンピシャ。
すぐさま試合を振り出しに戻す。
さらに航也から良いボールが入るが珍しく加賀美がコントロールしきれずにGKに防がれ逆転ならず。
前半良い時間を多く作れたものの1−1で折り返す。
後半開始メンバー交代なし。
ところが後半開始早々右サイドドリブル突破を試みた航也が倒され負傷でピッチアウト。
この日絶好調だった航也なだけに交代させるかどうか本人の状態確認に手惑い10人で試合を進めると、7分。
右クロスをファーサイドで折り返して振られたところをしっかり詰められて勝ち越しゴールを奪われる。
結局航也はそのまま交代し、ヒロが左サイドに入り、岡田を右サイドに配置転換。
10分には岡田に代えて健太を投入。健太はそのまま右サイドに入る。
山田は勝ち越したことでしっかりと守ってカウンターという形でゲームをコントロールする。
時間だけが無情にも過ぎていく中、35分にゴッツに代えてシラを投入して変化を与える。
ところがひょんな形から山田に追加点が入る。
右サイドから室屋のクロスが準弥の手に当たりPKを献上。これが決まり1−3とリードを広げられる。
41分に飛天に代えて菊池を投入。
健太をアンカーにして拓磨を右サイドに入れる。
1−3となり試合が決まってしまった形だったが、最後まであきらめなかったエスパルス。
ATの47分。
浮き玉の処理に山田DFがもたつく間に加賀美が体を入れ替えてボールを奪取。
左足シュートはGKにブロックされるが、右に持ち出して無人のゴールに流し込んで2−3と一点差に詰め寄る。
最後の反撃も同点までには時間が足りず2−3のまま試合終了の笛。
2012年最後の公式戦、3年生の卒業試合を勝利で飾ることができなかったが、最後に意地の一発でエースが大台の20得点目を決めて得点王に輝いた。
負けて下を向く選手、涙をこぼす選手。悔しさを顔に浮かべる選手。
3年生の最後の挨拶を暗い雰囲気にしたくなかったし、来年以降を支える下級生にはこの先輩たちのおかげでここまでこれたことを忘れないで欲しい。
しっかり笑顔でみんなとお別れしたいっていうことで勝ちロコから急遽卒業ロコにして敢行した。
それでも悔し涙を止めることはできなかったが、日本平の雰囲気を目に焼き付けてくれただろうか。
一度ロッカールームに戻った選手たち。3年生が再び挨拶にスタンド前に現れ、キャプテンの八谷が代表して感謝の言葉を述べた。
次のそれぞれのステージで輝け!頑張れSUPER ORANGE BOYS!