Jユースカップ2013
第21回Jリーグユース選手権大会
予選グループ F組
第3戦
清水エスパルス vs ヴァンフォーレ甲府U-18 at 三保G
≪試合結果≫ ※45分ハーフ
清水エスパルス 3−3 ヴァンフォーレ甲府
(前半:1−2、後半:2−1)
≪得点者≫
●北川航也(前半55秒、準弥フィードに抜け出しループ。)
●太田修介(前半31分、左折り返しを左足でダイレクト。)
●伊藤 駿(前半32分、右サイドから中へドリで持ち込み決める。)
●柳沢拓弥(後半03分、航也からのパスを受け切り替えし左足ループ。)
●北川航也(後半31分、右サイドからドリブルで突き進み右足ファーへ。)
●太田修介(後半35分、右からのシュートGKこぼしを押し込む。)
≪先発≫
---------航也---------
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岡田-----大和-----拓弥
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------麗司--航汰------
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菊池--翔太--準弥--丸山
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--------高木和--------
サブ:山川、陸、凌多、久保、ヒロ、健太、聖矢
◆選手交代
後半12分 OUT 岡田 ⇒ IN ヒロ(LSH)
後半19分 OUT 大和 ⇒ IN 健太(OH)
後半33分 OUT 丸山 ⇒ IN 凌多(RSH)※拓弥RSBへ
≪後半33分以降≫
---------航也---------
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ヒロ-----健太-----凌多
----------------------
------麗司--航汰------
----------------------
-陸---翔太--準弥--拓弥
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--------高木和--------

Jユースカップ予選リーグ第3戦。
予選リーグも今節で最終節。
ここまでエスパルスはセレッソに3−1、川崎に1−1と1勝1分で勝ち点4の2位。
最終戦甲府に勝つか引き分け以上で2位以内が決まり決勝トーナメント進出が決まる。
甲府はここまで川崎に1−4、セレッソに1−1と勝ち点1。
エスパルスに勝ち、なおかつセレッソが川崎に勝ち、さらに得失点差勝負という厳しい条件が予選突破には必要。
甲府は既にJユースカップ以外の大会が終了しており、決勝トーナメントに進めなければ現チームでの試合は最後となる。
3年生のためにも最後は勝って、という気持ちだろう。
エスパルスはここにきて大和が帰ってきた。
さらに前節ベンチを外れていた、久保、聖矢もベンチ入りし、怪我でリハビリ中の海野以外全ての3年生がメンバー入り。
試合は開始早々動く。
開始55秒。
高い位置でビルドアップ中の準弥の右足から前線にフィードが出るとこれにDFより先に反応し抜け出した航也がGKの位置を良く見てループシュート。
これが綺麗に決まり1−0先制。
航也は祝福に抱き着きにきた麗司、航汰を次々に交わすラガーマンも真っ青ばりのステップで祝福を交わしてみせる。
その後も右サイド拓弥のところを起点に良い形で攻め込むも点に結び付けられず、徐々に流れは甲府へ。
甲府は左サイドを起点に攻めこみ何度もチャンスを演出。
エスパルスも最後のところで相手の精度を欠いたフィニッシュに助けられてはいたものの、31分に狙われていた左からの折り返しを太田に決められて同点ゴールを許す。
さらに修正する間もなく32分に今度は甲府右から中に持ち込まれスルスルとエリアに入られたところから打たれ逆転。
どうもボールホルダーに対する寄せが甘く、甲府に自由にパス、シュートまで簡単にやらせてしまう部分が多く見受けられた。
前半はこのまま1−2でリードを奪われたまま折り返す。
後半、メンバー、ポジションの変更なし。
立ち上がりに同点に。
3分。
左サイドからワンツーで中に入ってきた航也から右サイドから入ってきた拓弥にボールを送る。
拓弥は切り替えして対人するDFを外して左足に持ち替えてループシュート。
これがネットを揺らしエスパルス2−2の同点。
さらに試合の流れを引き寄せたいエスパルスは12分にヒロ、19分に健太を岡田、大和に代えて投入。
これで完全に主導権を奪うと、迎えた31分。
エリア右から航也がドリブル突破でスルスルと襲いかかるDFを抜き去り、3,4人抜いてペナに侵入。
そのまま右足一閃。
ゴール左に突き刺さりついにエスパルス逆転3−2。
航也はこの日唯一メンバー入りできなかった海野のユニホームを自らのユニホームの下に仕込んでいて、観客席とその奥にいた海野にパフォーマンス。
33分には丸山に代えて凌多を投入。拓弥をRSBに一列落とす。
ところが直後の35分。
エリア右からのシュートを高木和が一度は防ぐものの、リバウンドにいち早く反応した太田に決められてしまい3−3の三度同点に。
試合はその後エスパルスも最後までゴールに迫るものの崩し切れずタイムアップ。
ドローではあったが、勝ち点1を積み上げグループ2位でF組を突破。
無事決勝トーナメント進出を決めた。
次は決勝トーナメント1回戦。
相手はA組2位突破の栃木SC。
ここから先は一発勝負。
負ければ終わりの一発勝負。
一日でも3年生と長くプレーするために、少なくとも準決勝まで進まないと、最後は養和とのプレミアで応援禁止のグラウンドでエスパルスコールすらできない最後となってしまう。
ここから先が本当の勝負だ。