東海地域リーグ(U-15)2014
前期リーグ第7節
清水エスパルス vs アスルクラロ沼津 at J-STEP
≪試合結果≫ ※40分ハーフ
清水エスパルス 1−0 アスルクラロ沼津
(前半:1−0、後半:4−0)
≪得点者≫
●佐塚洋介(前半19分、卓磨右クロス中央ヘッド押し込みのこぼれを押し込む。)
●鈴木魁人(後半01分、友也右クロスをニアでダイレクトラボーナ。)
●滝 裕太(後半05分、峻スルーパスに抜け出しGK一対一流し込む。)
●鈴木魁人(後半32分、ペナ内で倒され自ら決める。)
●鈴木魁人(後半36分、峻ミドルシュートバーに弾かれたところ押し込む。)
≪先発≫
------魁人--寛太------
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洋介--------------友也
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-------滝----峻-------
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駿光--拓歩--大人--卓磨
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---------天野---------
◆選手交代
後半00分 OUT 寛太 ⇒ IN 陸人(CH)※滝CFへ
後半26分 OUT 洋介 ⇒ IN 駿吾(LSH)
後半途中 ポジションチェンジ 駿吾 ⇔ 友也
後半32分 OUT 拓歩 ⇒ IN 元輝(LSB)※駿光CBへ
≪後半36分以降≫
------魁人---滝-------
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友也--------------駿吾
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------陸人---峻-------
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元輝--駿光--大人--卓磨
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---------天野---------
JFAプレミアカップ東海大会決勝でグランパスに敗れ、U−15リーグ再開初戦の知多SC戦は3−2と接戦の末勝利。
得失点で名古屋を2上回って首位のエスパルス。
1節未消化の第7節は県内では難敵の一つ、アスルクラロ沼津。
東海大会、知多戦から日替わりで数名入れ替えているメンバー、この試合では怪我の影響?かGKは2年生の天野、拓歩もCBで先発。
ソシエタ戦以来のこのチームの観戦だったが、今までの2年間とは全く違ったサッカーを見せたことが衝撃だった。
開始直後から、最前線から猛烈にプレッシング。
最終ラインのビルドアップはもちろん、バックパスでGKに下げられたボールまでもプレスにFWが行く。
まだ戦術的に未完成な部分もあるからプレスが完璧に連動するわけではないが、それでもアスルがプレスに戸惑いボールを繋ぎきれないところを奪い、ほぼハーフコートに押し込んでエスパルスがショートカウンターの連発。
夏のクラセンが北海道での開催を睨み、「走りきる」サッカーを目指しているとすれば、灼熱の東海大会でどこまで走りきれるかどうかが一番の課題だろうが、目指すところはその先であることを考えれば、夏に向けて勝負を挑んでいくのかと考えたりもした。
実際アスルはエスパルスのプレスを掻い潜れずミスを連発。エスパルスは奪ってからの切り替えにまだまだ課題があるとはいえ、前の6人で十分に相手を押し込むことに成功。
この試合一番完成系に近いのかな?と感じたのはアスルがエスパルスゴール前まできたところ、ゴール前を固め一度下げたところを奪いショートカウンター発動。
最後は峻のラストパスが繋がらずシュートまでは持ち込めなかったが、相手に攻撃をプレスプレスでサイドに追い込み、時間をかけさせて相手のラインを上げさせたところを無理に中に仕掛けさせて奪ったところからのカウンター。
アスルが攻撃から守備への切り替えが遅れたところ、ラインが高く奪った時点でほぼ数的有利な状況を作れていてそこから早い切り替えで相手ゴールに迫るという形。
攻から守、からの攻への切り替えと、体と頭を猛烈に疲弊させる戦術ではあるが、相手が強くなる全国での戦いを見据えれば、名古屋と良い試合をしても勝ちきれないということであれば、こういった一歩先を目指すチャレンジは非常に興味深い。
5点素晴らしい形で奪い、名古屋にプレッシャーをかけれる得失点を奪えた素晴らしい試合。
それ以上にこの試合からこのチームが目指す先が非常に楽しみな一戦だった。