今年ファジアーノ岡山に入団したエスパルスユース出身の石原崇兆が2011シーズンの開幕戦の帯同メンバーに入ったということで平塚競技場まで応援に駆け付けた。
スタジアムに入り、直後に岡山のバスが到着。
声をかけるとすぐに気づいてくれた。
しばらくしてピッチ外でのアップが始まった。
その背中には、すっかりプロとして成長した証を感じ取れた。
初めてのサポーターへの挨拶。
どこかギコチナイ。
開幕戦はベンチスタート。
まだ完全にチームに溶け込めてはいないように感じられたけど、それでもチームの中で時折笑顔を見せるなど馴染んでいる様子。こんなところもずっと見てきただけに親心のように気になってしまう。
試合開始。
岡山は正直、J1から落ちてきた湘南との間には大きな力の差があった。
チームとしても、個人としても。
ハーフタイム。
後半開始からストヤノフに代えて近藤を投入。枠は残り2つ。
56分、中野に代えて三木を投入。枠は残り1つ。
しかしこのあと失点を重ね0−5となる。
時間が刻々とすぎ、80分をすぎたところで崇兆がついに呼ばれる。
ところが大道が負傷し、担架で運ばれる。一回ここで様子をみる形で待つが、82分にその大道に代わり崇兆がついにJのピッチを駆け出した。
TMでのトップ下の位置ではなく、ボランチで出場。
82分からの8分+AT3分の計11分間の初出場ではあったが、この11分から全てが始まる。
ワンタッチで簡単に叩いてリズムを作り、ドリブル、パス、シュートと短い時間内でそれなりに色を出せた。
それまでのピッチになかったアクセントを表現することができた。
この時間が本当に俺にとっては宝物だった。
Jのピッチに立つ姿を見て、本当に嬉しかった。
でも、チームは大敗。これからはチームの勝利に貢献できるように、岡山のサポーターに認められるように一日一日を大切に頑張ってほしい。
また行けるときに行くよ。