高円宮杯U-18
サッカーリーグ2013
プレミアリーグ イースト
第7節
清水エスパルス vs 青森山田高校 at J-STEP
≪試合結果≫ ※45分ハーフ
清水エスパルス 3−2 青森山田高校
(前半:1−1、後半:2−1)
≪得点者≫
●柳沢拓弥(前半26分、大和が落とし航汰スルーパス抜け出し一対一流し込む。)
●川口大翔(前半44分、右CKをファーサイドヘディングシュート。)
●山下優人(後半16分、ゴール前シュートのこぼれをゴール右から決める。)
●菊池 涼(後半35分、右CKショート健太からヒロクロスをニアでダイビングヘッド。)
●望月 大(後半45分、カウンター航汰からのパスを受けてGK一対一決める。)
≪先発≫
---------航也---------
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久保-----大和-----拓弥
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------航汰--麗司------
----------------------
拓磨--翔太--準弥--丸山
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--------高木和--------
サブ:山川、陸、菊池、ヒロ、健太、岡田、聖矢
◆選手交代
前半44分 OUT 航也 ⇒ IN 岡田(LSH)※久保CFへ
後半15分 OUT 久保 ⇒ IN 聖矢(CF)
後半26分 OUT 大和 ⇒ IN 健太(OH)
後半26分 OUT 拓弥 ⇒ IN ヒロ(RSH)
後半33分 OUT 麗司 ⇒ IN 菊池(LSB)※拓磨CHへ
≪後半33分以降≫
---------聖矢---------
----------------------
岡田-----健太-----ヒロ
----------------------
------拓磨--航汰------
----------------------
菊池--翔太--準弥--丸山
----------------------
--------高木和--------
≪警告≫
●岡田匠馬(後半10分、ラフ)
クラセン予選、インターハイ予選のため中断していたプレミアリーグがいよいよ再開。
再中断までの3試合で前半戦が終了。
エスパルスは青森山田高校、東京ヴェルディ、三菱養和SCとの3戦を残す。
3連戦の初戦は青森山田をJ−STEPに迎えての一戦。
青森山田は今年も順調にインターハイ出場を決め、エスパルスも3年ぶりにクラセンへ出場を決めた。
共に全国大会出場を決めた両チームの戦い。
エスパルスはこのクラセン予選が終わり、桜ヶ丘、浜大とTMを組み調整。
その間に10番拓弥が復帰し、第3節の流経柏戦で負傷して以来の復帰。
グランパス戦からは岡田がベンチに入り、拓弥が先発に。
開始1分も経たないうちに航也が接触プレーで負傷。一度ピッチアウトからなんとかピッチに戻る。
開始直後はサイド攻撃を中心に良い形を作るも、立ち上がり集中して守備を構築する山田に跳ね返され、5分もすると試合は山田ペースに。
フィジカリックながらも良くオーガナイズされたサッカーでエスパルスに対抗。
やや山田ペースの流れの中先制点は26分にエスパルス。
大和がセンターやや右よりで落ちてきて楔に入り、航汰に落とす。
航汰はダイレクトで右前にスルーパスを送り、このボールに抜け出したのは拓弥。
GK一対一を冷静に流し込みネットを揺らす。
ゴールで勢いに乗ってエスパルスペースで試合は進む。
久保のポストに阻まれた惜しいシュートなど決定機などは作れていたが、ゴールが決まらない。
そうなると試合は必然的に山田が支配し始める。
なんとか耐えていたものの、ATに入る直前、前半唯一与えたCKから44分にヘディングで決められて同点ゴールを許す。
この失点直後に航也に代えて岡田を投入。久保がCFに入る。
センターからほとんど動かずプレーしていた航也。
あえて中央にポジションしているのかと思ったが、競り合いもほとんど競らずにプレーしていたのは思っていた以上に怪我の影響があったようだ。
前半は1−1で折り返す。
決めるところを決めていればもっと楽に進めることができたかもしれない。
後半開始。メンバー交代なし。
山田は選手のポジションを入れ替えるなど若干の手直し。
後半航也という絶対的ストライカーを失ったエスパルスはそのネガティブ要素がそのまま試合に出てしまい、山田に押し込まれる。
15分。攻撃のてこ入れ。
久保に代えて聖矢を投入。
しかし高木和を中心に良く守っていたが、16分にゴール前でシュートリバウンドを詰められて1−2と逆転されてしまう。
反撃の狼煙。26分、大和、拓弥と3年生に代えてフレッシュな健太、ヒロと2年生を投入。
健太が精力的にボールを追い、ヒロは持ち前のドリブルから聖矢とのピュアラインで攻撃に勢いをもたらす。
33分には最後のカード。麗司に代えて菊池を投入。拓磨が代表ではおなじみのCHに入る。
この代わって入った菊池は大仕事をやってのける。
ヒロがドリブル突破で抜け出しトーキックでゴールを強襲。GKが辛うじてCKに逃げる。
35分。これで得た右CK。
健太がショートCKで寄ってきたヒロに出すとヒロはルックアップでニアにクロスを入れるとこのボールに体を投げ出して菊池がダイビングヘッド。
相手GKの手を吹っ飛ばしてボールはネットに突き刺さる。
意地の同点ゴールで一気に試合はエスパルスがハーフコートゲームへ。山田の足が完全に止まる。
押せ押せのエスパルスは航汰のミドルシュートなど後一歩まで山田を追い詰める。
そして迎えた45分。
ショートカウンターから健太から中央航汰が相手を引き付けて引き付けて右のヒロへスルーパス。
完全に抜け出してGK一対一になったヒロはこれを冷静にゴール左に流し込みエスパルスが3−2と逆転。
ATをやり過ごし、勝利を掴み取った。
交代で入った選手たちが大活躍。
レギュラー陣を脅かすほどのパフォーマンスをみせた層が厚くなったことが顕著に出た。
航也を失った後半での逆転はさらに一人一人に自信を与える大きな勝ち点3。
次節は昨年王者の東京ヴェルディユース。
昨年は2戦2敗。唯一勝ち点が奪えなかった相手だ。
クラセンに向けてチームがさらに一つになるためにこの壁は越えなければならない。